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日常のエッセイ

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日常について思ったことを徒然と書いています。 テーマは読書やスポーツ観戦、ふとした出来事など。
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記事一覧

あなたにとっての「名著」とは。

あなたにとっての「名著」とは。

あなたにとっての「名著」を教えてください。

この質問をされたら、たぶん思考の沼に落ちる。
底なしの沼に。

つい最近、本屋で手にしたリーフレット。
NHK番組「100分de名著」の特別エッセイ。
内容はとても面白く、無料なのでぜひ読んでもらいたいと思うと同時に、冒頭の質問を自分に問いただしたくなったという状況である。

幼少期の「名著」幼少期の頃に読み、今の自分の幹となった作品を挙げるならば、ハ

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10年ぶりくらいに辞典を買った話

10年ぶりくらいに辞典を買った話

半年くらい前に本屋で辞典を買った。紙の。
紙の辞典や辞書なんて買うのは高校生の時ぶりだと思う。

前もって買おうと決めていたわけでもなく、ただタイトル見て面白そうだと思った。
それがこれ。
『類語ニュアンス語辞典』

いろんな言葉を知っている人になりたい。
と、その時の熱に浮かされ買ってみたが、読んでみると意外と面白い。

たとえば。
とある特定の事象を言葉で言い表したいときに、どんな言葉を使うか

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蝉がうるさくてポケモンスリープが捗らない

蝉がうるさくてポケモンスリープが捗らない

最近のわたしの生活の何パーセントかを蝉が占めている。

我が家は首都圏から近すぎず遠すぎずのところにあり、家の周囲にはこれまた多すぎず少なすぎずの自然がある。

そのため、夏になると蝉の声が私の視覚や聴覚に侵入してくる。
その声に夏の風情を感じることもあれば、苛立ちを感じることもある。

ヒグラシなんかは比較的好きだ。
カナカナカナという声は初夏を感じるし、縁もゆかりもない田舎の原風景が脳裏に浮か

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桃を煮るひと/くどうれいん

桃を煮るひと/くどうれいん

この頃、自分の食べ物に対するスタンスが雑になっている気がする。
というよりも執着がそこまでないのではないか、と。

自分でご飯を作るのは好きだけども、何を作ろうか考えるのを諦めていることが多い。
最近のご飯を振り返ってみても、夜は奥さんが作ってくれる機会が多かったり、昼は外食に行ったり。

外食が悪いというつもりもないけれど、ちゃんとしてた頃は、気候や当日の体調も踏まえて食べログやGoogle m

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「自由にやって」と言われると逆に困ってしまう話

「自由にやって」と言われると逆に困ってしまう話

150億円あったら何に使う?中学生の頃、夏休みの宿題で「150億円あったら何に使う?」という課題が与えられたことがあります。

テーマは自由。
たとえば、凄い高額な物を片っ端から買うような使い方をしてもいいし、なんだったら全額寄付する、という使い方でもいい。
お題を与えられた当時は、何に使うのか考えるのが楽しかったのと同時に、「自由」って言われても困る、、と思った記憶があります。

そのお題を出し

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「男だろ!」の今昔(駒沢大・大八木監督の声かけから)

「男だろ!」の今昔(駒沢大・大八木監督の声かけから)

今年の箱根駅伝で優勝し、今シーズンの学生駅伝三冠を遂げた駒澤大学。
このチームを率いる大八木監督が勇退するという。
平成の常勝軍団を作り上げた大八木監督の勇退は惜しまれるが、それ以上にお疲れ様という気持ちの方が強い。

四連覇を達成したときの駒澤大学は本当に無敵だったと記憶しているが、平成後期にかけては青山学院大学や東海大学の台頭もあり、総合優勝からは遠ざかり、予選会も経験する時期もあった。

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民話・伝承をモデルにした作品っておもしろい(アニメ『凪のあすから』から)

民話・伝承をモデルにした作品っておもしろい(アニメ『凪のあすから』から)

好きなアニメがあります。
タイトルは『凪のあすから』
P.A.WORKSという制作会社が制作したアニメで、2013年に放送されていた作品です。

あらすじ主人公たちの住む町で昔から行われる儀式「おふねひき」
昔は、生け贄の少女(おじょしさま)を海神様に捧げるための儀式として。
現代では、海からの恵みに感謝して、食べ物や木で作った生け贄の少女を海神様に捧げるための儀式として描かれています。

「おふ

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あなたにとっての「本」は何ですか?(YouTube 東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~)

あなたにとっての「本」は何ですか?(YouTube 東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~)

最近、定期的に見るYouTubeチャンネルがある。
「東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~」というチャンネル。

このチャンネルを企画運営しているのは、「東京都書店商業組合」。
東京都内の書店を代表する唯一の団体とのこと。

このチャンネル内で定期公開されている企画「木曜日は本曜日」。
毎週木曜日に公開されるこの動画。

ゲストが、自分の読む本や、本が自分の人生にどんな影響を与えたのか、自

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読書ノートを習慣化したら読書の質が上がった話

読書ノートを習慣化したら読書の質が上がった話

今年から、静かに続けている習慣がある。
三日坊主にはちょっと自信のある自分が、半年くらい続いている習慣。

それは、読書のアウトプット。
平たく言えば「読書ノート」を始めた。

小さい頃から本はジャンル問わず読んでいたが、友人や家族に「どんな本だった?」と聞かれても、「よかった!」「感動した!」と、小学生でも出来るような回答しかできなかった。

下手すれば、「こいつ読書量だけあるけど、実は何も頭に

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カーリング女子にみるコミュニケーション力

カーリング女子にみるコミュニケーション力

北京オリンピックでカーリング女子の快進撃が続いている。
チーム「ロコ・ソラーレ」
名前の由来となった「太陽の常呂っ子」に違わない明るいチーム雰囲気は、前回大会に引き続き今大会でも際立っている。
とりわけ、笑顔と絶え間なくかわされる声掛けは他の対戦国と比べても、密なコミュニケーションや信頼関係があるのだろうと思う。

私もカーリング競技を行っているが、彼女らのような「コミュニケーション」「信頼関係

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本を「買うこと」は「読むこと」よりも魅力的⁉︎

本を「買うこと」は「読むこと」よりも魅力的⁉︎

つい先日、こんなTweetがTLに流れてきた。

本は当然に「読む」ものだ。
そんなことは誰でも知っている。

ただ、このTweetを見て、私も思わず共感しまった。
「読むこと」と同じくらいには「買うこと」に対してテンションが上がってしまう。

ただ、「なんでテンションが上がるのか?」と問われると上手く言語化できない。

Tweetがバズったのは同じ思いを持つ人が多くいるからに他ならないと思う。

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読書が未来に生きること

読書が未来に生きること

わたしが小さい頃、家の中にはいつも本があった。
本は、リビングのテレビの横に目立つようにして置かれていた。

小さい頃は「かいけつゾロリ」が。
小学生になると「日本の歴史」や「世界の歴史」が。
中学生になると、その時に話題となった小説や新書が。

思えば、年齢に合わせて読むべき本が並んでいたと思う。
特に、「日本の歴史」「世界の歴史」は全巻並んでいたのははっきりと覚えている。
親が自転車のカゴいっ

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ディストピアとユートピアはどう違う?

ディストピアとユートピアはどう違う?


先日、ジョージ・オーウェルの『1984年』を読んだ。
この作品は、SF作品の中でも「ディストピア」や「管理社会」を描いたものとも言われる。

わたしは、こういった作品群が小説・映画・アニメ問わず好きなので、思うことについてnoteにまとめてみることにした。

管理社会って?ざっくりいうと、管理社会は「社会統制によって個人を抑圧することで成立する社会形態」といえる。

ここでいう社会統制は、情

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本はどうやって探したらいい?

本はどうやって探したらいい?

唐突ですが。
本屋で読みたい本を探すことはありますか?

スマホで検索すれば簡単に本の検索なんてできる世の中。
それでも本屋まで足を運んで本を探すことはありますか?

このnoteで伝えたいことはただ一つ。
リアルの本屋で読みたい本を探すことはいいものだ、ということ。

以前、本を買うことの魅力についての記事を書いた。
今回の記事では、本探しの魅力について触れていきたい。

ネットから得られる情報

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