のえ

陸上競技(主に駅伝・マラソン)や読書に関する投稿がメインになるかと思います。 そのほか…

のえ

陸上競技(主に駅伝・マラソン)や読書に関する投稿がメインになるかと思います。 そのほかにも琴線に触れたテーマで細々と書いていきます。 あまり頻度は高くないですが、どうぞよろしくお願いします。

マガジン

  • 読書感想

    自身で書いた読書感想についてのnoteをまとめました。 小説・エッセイ・ビジネス本とノンジャンルです。

  • 陸上競技

    陸上競技(主に駅伝・マラソン)について書いたnoteです。

  • 日常のエッセイ

    日常について思ったことを徒然と書いています。 テーマは読書やスポーツ観戦、ふとした出来事など。

最近の記事

  • 固定された記事

読書ノートを習慣化したら読書の質が上がった話

今年から、静かに続けている習慣がある。 三日坊主にはちょっと自信のある自分が、半年くらい続いている習慣。 それは、読書のアウトプット。 平たく言えば「読書ノート」を始めた。 小さい頃から本はジャンル問わず読んでいたが、友人や家族に「どんな本だった?」と聞かれても、「よかった!」「感動した!」と、小学生でも出来るような回答しかできなかった。 下手すれば、「こいつ読書量だけあるけど、実は何も頭に残ってないんじゃね?」といわれそうな気もして、その手の質問は結構苦手だったりする

    • 【読書感想】『シャーロックホームズの凱旋』(森見登美彦)

      そこまで森見登美彦作品に触れてきたわけじゃないが、整理として。 森見作品は ①ダメな大学生が妖の京都で七転八倒する青春作品 ②虚実入り乱れる世界観で読者の頭を溶けさせる作品 のパターンが多いかと思っていたけども、今回は圧倒的後者だった。 「シャーロックホームズ」とか作品名に入るくらいだから、原作を絡めてくる換骨奪胎な作品にするんだろうと思っていたら案の定。 (丁寧すぎるくらいに原作を拾っていて感心する。私、そんなに読んだことないけど。ユダヤ人の小物商から買ったストラディヴ

      • 【読書感想】『幼年期の終わり』(アーサー・C・クラーク)

        最近、本棚に光文社古典新訳文庫の本が並ぶ頻度が増えている。 古典をきちんと読んでおきたいという気持ちがあるからだが、どうも岩波の訳文や文章が受け付けないことも多く、何かいい方法はないかと辿り着いたのが、光文社古典新訳文庫だった。 今回読んだのは、アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』 クラークといえば、SFの原点。 ただ、今作は楽しむ以上に、考えさせられた。 以下、ネタバレ含むのでご理解いただきたい。 物語あらすじストーリーは、人類が宇宙進出を目指そうした20世

        • 2023年の読書をPowerPointのスライドにまとめてみる

          早いものでもう12月。 年末の慌しさが感じられる時期になったこともあり、今年の読書振り返りをしたい。 2023年は読書の記録をきちんとつけ、整理していくことを目指していたこともあり、今年読んだ本の棚卸しをしてみる。 手当たり次第に本を読んでいくのではなく、たまには本との向き合い方を振り返ってみるのも大事だろう。 スライドつくってみた私は、『読書メーター』というアプリのほかに、Excel上で書籍名・作者名・出版社名・ジャンル・読了日・感想の記録をしている。 2023年の読

        • 固定された記事

        読書ノートを習慣化したら読書の質が上がった話

        • 【読書感想】『シャーロックホームズの凱旋』(森見登美彦)

        • 【読書感想】『幼年期の終わり』(アーサー・C・クラーク)

        • 2023年の読書をPowerPointのスライドにまとめてみる

        マガジン

        • 読書感想
          20本
        • 陸上競技
          9本
        • 日常のエッセイ
          15本

        記事

          あなたにとっての「名著」とは。

          あなたにとっての「名著」を教えてください。 この質問をされたら、たぶん思考の沼に落ちる。 底なしの沼に。 つい最近、本屋で手にしたリーフレット。 NHK番組「100分de名著」の特別エッセイ。 内容はとても面白く、無料なのでぜひ読んでもらいたいと思うと同時に、冒頭の質問を自分に問いただしたくなったという状況である。 幼少期の「名著」幼少期の頃に読み、今の自分の幹となった作品を挙げるならば、ハリーポッターシリーズの『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』であり、ミヒャエル・エン

          あなたにとっての「名著」とは。

          10年ぶりくらいに辞典を買った話

          半年くらい前に本屋で辞典を買った。紙の。 紙の辞典や辞書なんて買うのは高校生の時ぶりだと思う。 前もって買おうと決めていたわけでもなく、ただタイトル見て面白そうだと思った。 それがこれ。 『類語ニュアンス語辞典』 いろんな言葉を知っている人になりたい。 と、その時の熱に浮かされ買ってみたが、読んでみると意外と面白い。 たとえば。 とある特定の事象を言葉で言い表したいときに、どんな言葉を使うか。 人を好きになったことを表す言葉だけでも、「好き」「好意を持つ」「惚れる」「

          10年ぶりくらいに辞典を買った話

          蝉がうるさくてポケモンスリープが捗らない

          最近のわたしの生活の何パーセントかを蝉が占めている。 我が家は首都圏から近すぎず遠すぎずのところにあり、家の周囲にはこれまた多すぎず少なすぎずの自然がある。 そのため、夏になると蝉の声が私の視覚や聴覚に侵入してくる。 その声に夏の風情を感じることもあれば、苛立ちを感じることもある。 ヒグラシなんかは比較的好きだ。 カナカナカナという声は初夏を感じるし、縁もゆかりもない田舎の原風景が脳裏に浮かぶ。 それと同時に、かつてハマった『ひぐらしのなく頃に』のアイキャッチを思い出す

          蝉がうるさくてポケモンスリープが捗らない

          桃を煮るひと/くどうれいん

          この頃、自分の食べ物に対するスタンスが雑になっている気がする。 というよりも執着がそこまでないのではないか、と。 自分でご飯を作るのは好きだけども、何を作ろうか考えるのを諦めていることが多い。 最近のご飯を振り返ってみても、夜は奥さんが作ってくれる機会が多かったり、昼は外食に行ったり。 外食が悪いというつもりもないけれど、ちゃんとしてた頃は、気候や当日の体調も踏まえて食べログやGoogle mapでお店を調べていたのに、今では思考停止で「えいや!」とお店に入ることもしばし

          桃を煮るひと/くどうれいん

          本屋大賞ノミネート作品を読み終わりました。 個人的に好きだったのは『君のクイズ』『汝、星のごとく』かな。 4/12の発表を楽しみに待ちます。

          本屋大賞ノミネート作品を読み終わりました。 個人的に好きだったのは『君のクイズ』『汝、星のごとく』かな。 4/12の発表を楽しみに待ちます。

          「自由にやって」と言われると逆に困ってしまう話

          150億円あったら何に使う?中学生の頃、夏休みの宿題で「150億円あったら何に使う?」という課題が与えられたことがあります。 テーマは自由。 たとえば、凄い高額な物を片っ端から買うような使い方をしてもいいし、なんだったら全額寄付する、という使い方でもいい。 お題を与えられた当時は、何に使うのか考えるのが楽しかったのと同時に、「自由」って言われても困る、、と思った記憶があります。 そのお題を出した社会科の先生は「社会貢献」や「公共の福祉」といった方面のテーマで話すことが多か

          「自由にやって」と言われると逆に困ってしまう話

          「男だろ!」の今昔(駒沢大・大八木監督の声かけから)

          今年の箱根駅伝で優勝し、今シーズンの学生駅伝三冠を遂げた駒澤大学。 このチームを率いる大八木監督が勇退するという。 平成の常勝軍団を作り上げた大八木監督の勇退は惜しまれるが、それ以上にお疲れ様という気持ちの方が強い。 四連覇を達成したときの駒澤大学は本当に無敵だったと記憶しているが、平成後期にかけては青山学院大学や東海大学の台頭もあり、総合優勝からは遠ざかり、予選会も経験する時期もあった。 その中で、2021年の箱根駅伝で総合優勝を、2022年シーズンには学生駅伝三冠を達

          「男だろ!」の今昔(駒沢大・大八木監督の声かけから)

          【観戦記】第99回箱根駅伝(2023.1.2~3)

          これは箱根駅伝を現地観戦した駅伝ファンの記録であると同時に、この時の感動を回顧するための備忘録的記事となります。 それでもよければぜひご覧ください(約6,500字) <参考>前回(第96回箱根駅伝(2020.1.2~3))の観戦記 【事前準備編】実に3年ぶりに箱根駅伝の現地観戦が解禁されました。 その大本営発表がされたのが、11月下旬。 いつされるか分からない大本営発表を待ってから、泊付きの現地観戦を計画しようとすると宿が確保できない状況に陥ります。 そのため、敬虔なフ

          【観戦記】第99回箱根駅伝(2023.1.2~3)

          2022年の読書振り返り

          今日で2022年も最後の日。 今年、自分が注力したことの一つが読書。 4月頃から読書ノートでの記録を、6月頃からアプリでの読書管理を始めた。 せっかく記録をつけ始めたので、今年特に心に残った本をテーマごとに振り返ることとしたい。 色褪せない名作編『月と6ペンス』(サマセット・モーム) 因習的なロンドンでの生活から、自身の本来あるべき姿を求めて、原始的で官能的なタヒチへと生きる場を探し続けるストリックランドという男の物語を第三者視点から伝える作品。 ストリックランドは、

          2022年の読書振り返り

          【読書感想】春を背負って(笹本稜平)

          いきなり個人的な話ですが、今年の夏はよく登山をしました。 近隣の山も行けば、北アルプスや南アルプスまで。 日帰りすることもあれば、山小屋やテント泊することも。 なぜ山に登るのか?と言われても、ジョージ・マロリーのように「そこに山があるから」と、かっこよく言えるわけもなく、ただ「非日常」の中に浸りたいから、というのが一番の理由です。 同じく、別の世界に入り込むことができるから、という理由で読書(とくに物語)もします。 そこで、つい先日買った本が、タイトルにもある『春を背負っ

          【読書感想】春を背負って(笹本稜平)

          民話・伝承をモデルにした作品っておもしろい(アニメ『凪のあすから』から)

          好きなアニメがあります。 タイトルは『凪のあすから』 P.A.WORKSという制作会社が制作したアニメで、2013年に放送されていた作品です。 あらすじ主人公たちの住む町で昔から行われる儀式「おふねひき」 昔は、生け贄の少女(おじょしさま)を海神様に捧げるための儀式として。 現代では、海からの恵みに感謝して、食べ物や木で作った生け贄の少女を海神様に捧げるための儀式として描かれています。 「おふねひき」の儀式を行っている途中、嵐によってめちゃくちゃな結果になったことや、海神

          民話・伝承をモデルにした作品っておもしろい(アニメ『凪のあすから』から)

          【読書感想】SNS上で見られる不思議な論調について思うこと

          はじめに(陸上観戦という趣味)陸上競技(とりわけ、駅伝や長距離種目)についてのライトなファンを自称している。 ファンを自称するからには、記録会や大会での順位やタイムは当然頭に叩き込むし、その大会が各チーム・選手にとってどんな位置づけなのかというのも理解しようと努める。 そうした記録会や大会のエントリーやリザルトを把握するときに、大いに役立つのがSNSでの情報収集となる。 近頃も、残り1カ月近くとなった箱根駅伝に向けて、各アカウントがいろいろな情報を発信する。 陸上部や

          【読書感想】SNS上で見られる不思議な論調について思うこと