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エッセイ

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2022年12月の記事一覧

修行とは目の前のことに集中すること

修行とは目の前のことに集中すること

基本的に人生は面白おかしくあってほしいと願うごきげんママ♡ではありますが、根っこのどこかにマジメな要素があるらしく、学ぶことをやめたら人生おしまいという気がかすかにしています。

学ぶこととは当然小学生から机に向かって読み書きそろばんをしてきたことに留まりません。それがほんの、ほんの一部でしかなかったということはオトナの皆さんなら実感されていることと思います。

この一年も幸にして学ぶことばかりで

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今年のシアワセ

今年のシアワセ

クリスマスカードや年賀状をずいぶん減らした代わりにFacebookで繋がっている旧知の人たちに一年の締めくくりに投稿をした。デジタルの時代に私なりに変革しているつもり。ネットで繋がっていない、主に目上の方たちにはこの週末に手書きで年賀状を書こうと思う。

Facebookに載せる数枚の写真を選ぶために一年を振り返り、ぎゅっと凝縮したメッセージに大好きなピアノやゴルフや日々の暮らしや小さな仕事を楽し

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何歳までサンタさんを信じていたか問題

何歳までサンタさんを信じていたか問題

だいたいサンタさんを疑うきっかけになるのはお手紙。字を書く年齢になって労いのメッセージを枕元に置いて寝る子どもはサンタさんへの質問を書き添える。クッキーとミルクと共に来てくれてありがとう、だけじゃなくてサンタさんの好きな食べ物はなんですか?と返事を求めたりする。

25日の朝起きて、

「サンタさん来た〜クッキーもミルクも無くなってる!プレゼントあるし良い子にしてたから来てくれたんだね!」

なん

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【クリスマスキャロル】あゝ勘違い、な1日

【クリスマスキャロル】あゝ勘違い、な1日

思い込んだら最後、残念な結果になることはどなたも経験があるかもしれない、ないかもしれない。昨日はそれが三つも重なってすっかり自分を疑う。私大丈夫?

まず朝、出勤する娘にペットボトルのゴミを持って行ってもらった。それは曜日間違いで本来プラごみ回収日…家には今も山盛りのプラごみが来週まで残っている。あゝ残念。

まあそれくらいは毎週あるかもしれない。
お昼ごはんは数年ぶりの友人との再会。どこでも良い

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本当はピンクの薔薇が良かったの

本当はピンクの薔薇が良かったの

ダイヤモンド婚を迎えたおばさま。ご主人様から毎年結婚記念日にその年数分の赤い薔薇を贈られてきたそう。今年は60本の赤い薔薇…

本当はピンクの薔薇一本がよかったのって、その一言が言えないまま60年を共に過ごしたそう。

タイミング?
亭主関白?
ジェネレーション?

プレゼント選びって本当に難しい。喜ぶ顔を思い浮かべて選ぶんだけど、ストライクにはなかなかならなくて。経済学では現金以上に効果のある贈

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ちゃんと話し合えるようになるまでに56年かかりました。

ちゃんと話し合えるようになるまでに56年かかりました。

友人は鏡とも宝とも言われる存在だけど本当にありがたいもので、話していて腑に落ちることがしばしばある。ラインなどでの会話でもよくあるけれどその日は贅沢なことに対面でゆっくりおしゃべりできた。大半の時間は笑い転げていたのに、中身は濃くて、辛いことも苦しいことも不愉快なことも笑い飛ばせるまで私たちは成長したことを確認。

私はなんとか結婚生活32年目を迎えてはいるが日々モヤモヤすることやうんざりすること

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婿殿のパジャマ

婿殿のパジャマ

たまに実家に帰るとタイムスリップする。
見てもらいたいものがあると言われて開かずの間に通される。
昭和の香りしかしない衣装ケースやビニールのタンスなどがまだあって、引っ越しをしない家とはそんな感じなんだと妙に納得。転勤族の暮らしとは大違いだ。

サーモンピンクやパステルグリーンのプラスチックケースの蓋を開けてみると…
中学高校生時代に自分が着ていたセーター類がきちんと畳まれていて40年が一気に巻き

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幸せと幸せそうのあいだ

幸せと幸せそうのあいだ

外から見えるひとの幸せそうな様子と、ほんとうの幸せについて考えていた。

長年、健康第一と思ってそれなりの健康に恵まれた生活に感謝しているんだけど病気をした人や怪我をした人が不幸というのは違う。

初期のガンからサバイバルしたあとに他の病気を数年患って天に召された歳の近い人のお別れをしてきてご主人のあいさつに胸が熱くなった。

会社勤めを立派に続けながら彼女の看病をし続けたその人からは奥様に対する

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