シェア
圓井寿夫/マンドン
2020年6月30日 02:40
めまぐるしく芝居の時計が廻る。「演劇を車椅子の俺がやる」それは確かに少しずつだが、確かに近づいてきてる実感がこの頃から仕出した。とはいえ、まだワークショップをやり始めたり、その世界の方と話しが出来たりレベル。イベント司会の仕事を頂いたりもしたが芝居には繋がらず。年齢的な焦りは正直あった。「年齢なんて関係ない」そんな言葉は嘘だ。何かが見えてる人、やる事が決まってる奴がいう言葉だ。俺は
2020年6月13日 02:47
ワークショップはやり切った感があったもののすぐに次に掛かった。勢いというものは凄い。2か月後には第2回目を開催。前回は色々な不安と期待の中、やった訳だが2回目は多少の自信と参加者が楽しんでもらえるようにと考えれる余裕が出てきていた。ワークではあるものの、やはり芝居は難しくて、だからこそ、楽しくて。芝居の話しを自分から存分に出来る時間。まさかこんな日が来るとは障害者になってやってくるとは思ってな
2020年6月5日 02:38
2回のワークショップの参加は完全に俺にエンジンをかけた。「やりたい」そんな事を考えてた矢先、知人から地域活性化事業の初心者向けワークの講師をやらないかとのお誘いがきた。始めは福祉についての講師依頼だったが、それでは面白くない。俺はその福祉のセミナーに芝居の要素を入れた体験型のセミナーをしたいと依頼主に伝えた。相変わらずの勢いだけだ。そしてそれが通った。以前受けたワークの講師に連絡を取り教え
2020年5月29日 05:00
勢いというものは凄いもの。先日のインプロ(即興劇)のワークショップを受けてから翌月には新たな団体のワークがあると連絡を受け前回と同様、車椅子でも参加可能か確認をして頂き、問題ないとの連絡を受け参加する事になった。今回のワークショップは「初心者コース」と「経験者コース」の2コース。ここでふと考える。前回のワークで「車椅子でもやれるんじゃね?」と思ったのは確かだ。だが、芝居の経験と言われる
2020年5月25日 03:02
それから、前職の法人を1年足らずで退職。事業所開所と慌ただしい日々が始まった。事業所を2年で黒字化をすると断言してしまっていたので必死に利用者様獲得に各福祉関係との顔つなぎにと動いた。人工肛門閉鎖の後遺症は思ったよりなく前職を退職したのを何度か後悔したが動き出したものは止められない。退職後、自分の色々な噂が耳に入ってきたりその状況を知人が心配してくれたりもあったが態度で表すしか出来なかった。成功さ
2020年5月15日 03:27
なかった。自分の中で「車椅子で役者をやる」という選択肢は20年前に捨てた。29歳の時に脊髄炎を発症した。足が動かなくなり手が動かなくなり記憶が出来なくなり食事も自力で出来なくなりそのまま死ぬ筈だった。奇跡的に回復したものの足だけは回復しなかった。待っててもらっていた市の演劇セミナーも辞退し、声を掛けて頂いていた芝居も辞退。学生に芝居を教えていた団体も解散。周りからは「車椅子でもやれるんじゃない