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『マイ・プレシャス・リスト』とストレスだらけの水曜日
今週の水曜日、もう本当に何もかもが嫌になった。
嫌すぎて手帳にも「いやだ」と書いた。
ストレスが溜まっているのは自覚していたので、
早上がりしてエジプト展に行こうと思っていたら、仕事が長引いて、結局定時過ぎになった。
その瞬間、自分の中でなにかの糸が切れました。
原因はとにかく仕事に対する不満。
IT企業っぽく言えば、エンゲージメントの低下です。
取り掛かっている案件が、泥沼化している事。
『パターソン』と丁寧な暮らし
先日、オンライン読書会に『暮しの手帖』を持ってきた人がいて、その斬新なチョイスに心を打たれました。
読書会はみんな「今まで読めていなかった名著を読むぞ」と意気込むので、学術書や厚めの小説が揃いがちななか、『暮しの手帖』は異彩を放っていた。
その人が「こういう丁寧な暮らしを見るのが好きなんですよね。手芸とか、インテリアとか。見ても何もしないんですけど」と言っていた。
すごく共感した。
人の暮ら
『エンジェル・ウォーズ』と最低賃金のバイト
この前、数年ぶりに『ジャスティス・リーグ』を観ました。アメコミに詳しい方ならお察しかもしれませんが、新しく公開されたスナイダー・カットのほうです。
ご存じない方に説明すると、『ジャスティス・リーグ』とは、2017年に公開されたスーパーマンやバットマンの登場するヒーロー映画です。
この映画ができた経緯は少し、いやかなり複雑なものでした。
初めにこの映画の製作を任されたのは、ザック・スナイダーと
『レディ・プレイヤー1』と純粋経験に近い何か
突然ですが、『レディ・プレイヤー1』のラストは好きですか?
え、そもそも観ていない? なら一旦Prime Videoで観てから、戻ってきていただくとして。
公開当時あのラストをどう感じていたか、正直に言うとあまり覚えていません。それよりも「あれは〇〇が元ネタで、後ろにいたのは△△のキャラで……」と考えていたら、近くにいた男性が連れの女性に聞かれてもいないイースターエッグをべらべらと喋り立て、「
『まどか☆マギカ』と好きを語る
先日、Twitterで「#いいねの数だけ些細なマイブームを紹介する」というタグがトレンドになっていて、ハッシュタグをつけているツイートに片っ端からいいねしました。
ここ数年で一気に、好きを語ることが美徳とされる世の中になったなーと思います。
SNSを見ていると、善意のマーケティング担当みたいな人がたくさんいて、自分の好きなものを巧みな文章やイラストで紹介している。もちろん無償で。
“好き”と
『アメリカン・アニマルズ』と突発的な旅行
突発的な旅行が好きです。
プロフィール欄に書いてもいいかもしれません。
趣味:突発的な旅行
突発的とはなんぞやと思われるかもしれませんが、そう表現するしかないのです。
行き当たりばったりな旅行、とも少し違います。
直前まで考えていなかった外国行きのフライトを、出発まで1カ月をきった状態で突発的に買ってしまうのです。
来月の連休、イスタンブールにいたらどうだろう?
もし今ニューヨーク行きのチ
『ボヘミアン・ラプソディ』とミタイの味
『ボヘミアン・ラプソディ』は人生で一番ハマって、映画館に通い詰めた映画です。
トリビアや解説は、ネット上に星の数ほどあるので、『ボラプ』にハマってから実際にした体験談をご紹介します。
1.ミタイの味
映画終盤、ジム・ハットンがフレディの実家を訪れる感動的なシーン。
ここで一定数のファンが気になったであろうポイントが、「ジムは出されたお菓子を食べたのか?」ということ。
あれは、インドのミタ