ギトウ

映画が好きです。シャトレーゼのレーズンバターアイスも好きです。

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マガジン

  • 本棚の記憶

    そのとき、本棚に何が入っていたかの記録。

  • 映画と人生

    映画の感想と日記がまざったやつ。

最近の記事

うちの本棚を置いておきますね

本棚とプレイリストを友達に見せた、という記事を書いた。 これを機に、思いきってnoteにも本棚を晒してしまおうと思う。 だって、めったに自分の部屋の写真なんて撮らないし、5年前、10年前にどんな本を読んでいたか、ひいてはその当時何に興味があったのか、今となっては思い出せないから。 だからこれは、2021年7月現在の興味を示すマップとして残しておきます。 *** ①レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 『100分de名著』を見てジュンク堂で買った。 この本だけは番組の要

    • 『はじまりのうた』プレイリストを人に見せる

      土曜日、うちに友人が来た。 最近も外で会ってはいたけれど、家に誘う機会はなかったので、自宅に自分以外の人が入るのはかれこれ一年ぶりになる。 友人を家に招くのが好きだ。 部屋から出ずに遊べて最高だし、時間を気にせずに過ごせるのもいい。 なにより人が来る前には必ず掃除をするので、一気に部屋が綺麗になる。 そんな休日だが、少し恥ずかしい事があった。 友人がうちのアレクサでイントロドンを始めたのが想像以上に盛り上がって、2時間以上も遊んでいたのだが、 ながれでアレクサに入ってい

      • 『マイ・プレシャス・リスト』とストレスだらけの水曜日

        今週の水曜日、もう本当に何もかもが嫌になった。 嫌すぎて手帳にも「いやだ」と書いた。 ストレスが溜まっているのは自覚していたので、 早上がりしてエジプト展に行こうと思っていたら、仕事が長引いて、結局定時過ぎになった。 その瞬間、自分の中でなにかの糸が切れました。 原因はとにかく仕事に対する不満。 IT企業っぽく言えば、エンゲージメントの低下です。 取り掛かっている案件が、泥沼化している事。 チームメンバーが嫌いという程ではないけれど、好きにもなれない事。 ああなりたい

        • 『シング・ストリート』が人生で最も好きな映画である理由

          「一番好きな映画は?と聞かれても何と答えればいいかわからない」というのはよく聞く悩みですが、自分の中では答えが決まっています。 『シング・ストリート』です。 好きな映画を聞かれた際に、大事だと思うポイントが2つあります。 一つは人に勧められるくらい、普遍的に面白い作品であること。 次に、その映画が自分にとって特別な意味を持っていること。 一つめの条件だけなら、『ホット・ファズ』や『グランド・ブダペスト・ホテル』も当てはまるのですが、 自分の人生とその作品との出会いに意味が

        うちの本棚を置いておきますね

        • 『はじまりのうた』プレイリストを人に見せる

        • 『マイ・プレシャス・リスト』とストレスだらけの水曜日

        • 『シング・ストリート』が人生で最も好きな映画である理由

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          1本
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          12本

        記事

          『パターソン』と丁寧な暮らし

          先日、オンライン読書会に『暮しの手帖』を持ってきた人がいて、その斬新なチョイスに心を打たれました。 読書会はみんな「今まで読めていなかった名著を読むぞ」と意気込むので、学術書や厚めの小説が揃いがちななか、『暮しの手帖』は異彩を放っていた。 その人が「こういう丁寧な暮らしを見るのが好きなんですよね。手芸とか、インテリアとか。見ても何もしないんですけど」と言っていた。 すごく共感した。 人の暮らしを覗き見るのが好きだ。 住宅街を散歩していて、アパートの窓辺の柵に小さな植木

          『パターソン』と丁寧な暮らし

          『エンジェル・ウォーズ』と最低賃金のバイト

          この前、数年ぶりに『ジャスティス・リーグ』を観ました。アメコミに詳しい方ならお察しかもしれませんが、新しく公開されたスナイダー・カットのほうです。 ご存じない方に説明すると、『ジャスティス・リーグ』とは、2017年に公開されたスーパーマンやバットマンの登場するヒーロー映画です。 この映画ができた経緯は少し、いやかなり複雑なものでした。 初めにこの映画の製作を任されたのは、ザック・スナイダーという人でした。彼の監督作は、『ウォッチメン』や『マン・オブ・スティール』など、全

          『エンジェル・ウォーズ』と最低賃金のバイト

          『レディ・プレイヤー1』と純粋経験に近い何か

          突然ですが、『レディ・プレイヤー1』のラストは好きですか? え、そもそも観ていない? なら一旦Prime Videoで観てから、戻ってきていただくとして。 公開当時あのラストをどう感じていたか、正直に言うとあまり覚えていません。それよりも「あれは〇〇が元ネタで、後ろにいたのは△△のキャラで……」と考えていたら、近くにいた男性が連れの女性に聞かれてもいないイースターエッグをべらべらと喋り立て、「そうなんだ」の一言で片づけられていたことのほうが印象的でした。 それを見て、自戒

          『レディ・プレイヤー1』と純粋経験に近い何か

          『まどか☆マギカ』と好きを語る

          先日、Twitterで「#いいねの数だけ些細なマイブームを紹介する」というタグがトレンドになっていて、ハッシュタグをつけているツイートに片っ端からいいねしました。 ここ数年で一気に、好きを語ることが美徳とされる世の中になったなーと思います。 SNSを見ていると、善意のマーケティング担当みたいな人がたくさんいて、自分の好きなものを巧みな文章やイラストで紹介している。もちろん無償で。 “好き”という気持ちの強さとその表現方法がエンタメ化して、本来ファン側であった人にファンが

          『まどか☆マギカ』と好きを語る

          『アメリカン・アニマルズ』と突発的な旅行

          突発的な旅行が好きです。 プロフィール欄に書いてもいいかもしれません。 趣味:突発的な旅行 突発的とはなんぞやと思われるかもしれませんが、そう表現するしかないのです。 行き当たりばったりな旅行、とも少し違います。 直前まで考えていなかった外国行きのフライトを、出発まで1カ月をきった状態で突発的に買ってしまうのです。 来月の連休、イスタンブールにいたらどうだろう? もし今ニューヨーク行きのチケットを買ったら、どうなるだろう? そう思いついた瞬間、近いはずの未来が想像で

          『アメリカン・アニマルズ』と突発的な旅行

          『未来を花束にして』といつか生まれる君

          <いつか生まれる君に、私はなにを残しただろう> 「花は咲く」という東日本大震災の復興ソングの一節です。 10年前にNHKでじゃんじゃん流れていた時は、特に心に引っかからなかったのに、半年ほど前にふとこのフレーズが頭をよぎりました。 親しい友人にもほとんど話した事はありませんが、自分はジェンダー平等というテーマについて、かなり関心があります。 そのきっかけともいえるエピソード。 それは中学校3年生の教室で、どういう流れだったかは忘れたけれど、公民の先生が言ったのです。 「

          『未来を花束にして』といつか生まれる君

          『ボヘミアン・ラプソディ』とミタイの味

          『ボヘミアン・ラプソディ』は人生で一番ハマって、映画館に通い詰めた映画です。 トリビアや解説は、ネット上に星の数ほどあるので、『ボラプ』にハマってから実際にした体験談をご紹介します。 1.ミタイの味 映画終盤、ジム・ハットンがフレディの実家を訪れる感動的なシーン。 ここで一定数のファンが気になったであろうポイントが、「ジムは出されたお菓子を食べたのか?」ということ。 あれは、インドのミタイという伝統的なお菓子なのですが、日本でも専門店に行けば買うことができます。

          『ボヘミアン・ラプソディ』とミタイの味

          『月に囚われた男』とテレワーク生活

          「画面越しじゃない人間、久しぶりに見た」 SF映画のセリフではなく、最近思ったことです。 去年の3月から在宅勤務に切り替わったので、そろそろ1年半になるんですね。 最近menu(UberEatsの日本企業版)のクーポンが10枚くらい溜まっていたので、夕飯はほぼそれで置き配にしてもらっていました。 ドラマの刑務所のシーンなんかを見ると、食事がドアからサッと差し込まれたりするけど、概ね同じような状況です。 今『パピヨン』を見たら、印象が変わってくるかもしれない。 今の自分

          『月に囚われた男』とテレワーク生活

          『フランシス・ハ』と27歳

          最近やけに若者ぶってしまう。 社会人4年目。 上司が求めてくるのは、いつだって「若者の意見」なので、 こちらもデジタルネイティブっぽい事を言う。 「ニュースはスマホで見ます」 「コミュニケーションはLINEよりもSNSですね」 すると、後輩が「そもそも検索とかしませんよね」と同意を求めてくるので、ちょっと焦る。 「ところで君たちって本当に、若者世代の中心にいるの?」 上司が尋ねる。 本当は、インスタでいい感じの店を探す方法が分からない。 本当は、検索だってめちゃくちゃす

          『フランシス・ハ』と27歳