私の引きこもり体験②自分は『引きこもり』という認識がなかった
自分に『引きこもり状態』の認識は
ありませんでした
理由は
『引きこもりは、自室から一歩も出ない人』と
思っていたから
〘私の中にある、引きこもりのイメージ〙
昔の引きこもりのイメージが定着していたから
私は『引きこもり』には該当しないと思ってました
✽ ✽ ✽
『私って、引きこもり状態なんだ』
認識したきっかけは
当時放送されていたNHKの番組です
引きこもり当事者や、支援者、自助グループの活動が
紹介されていました
番組内で、引きこもりの定義について紹介されました
しかも、通学·通勤はしなくても
趣味のための外出(図書館など)コンビニやスーパーへ買い物に行ける人も、定義に含まれるそうです
勉強や仕事を通しての社会参加や
他者との交流は困難だけど
個人の用事では外出できる…みたいです
『引きこもり』って、広く定義されてるんだ…
そう思いました
自分が引きこもりだと認識したことに
ショックは、ありませんでした
むしろ引きこもりに対し
勝手なイメージを作った自分を、恥じました
以降私は、引きこもりについて、通院先の医師や
ワーカーに尋ねたり、引きこもり当事者を支援する
団体を調べました
私の在住地には、相談窓口や支援は、ありません
『田舎に住む引きこもり当事者は、引きこもりから抜け出せないのか』
正直、そう思いました
✽ ✽ ✽
諦めていた、ある日
家の朝刊記事に、目が留まりました
『女性の引きこもり当事者会、開催』
在住地から1時間程ある会場で
当事者は、全員女性(性自認が女性も含む)
引きこもりに限らず、生きづらさを抱える女性を
対象にした自助会の開催を知りました
『これだ!』
バスと電車を乗り継ぎ、参加しました
自助会の参加女性は、見た目からは生きづらさを
感じない女性ばかり
各テーブル席に、テーマが一つずつ、決まっています
集まった当事者は、そのテーマに沿って
様々な話しをします
みんなの話しを聞くだけでも、OKです
私は初めて、生きづらさを抱えた女性当事者と
関わる時間を持ちました
✽ ✽ ✽
『悩んでいるのは、私一人じゃないんだ』
そう感じられたことで、心がホッとしました
自分一人で悩み、自分自身を追い詰めていたからです
悩み過ぎて、心の視野が狭くなっていました
当事者同士の関わりは『傷の舐め合い』と
思われがちですが、違うと思います
当事者だからこそ、悩みを共有し、理解し合えます
すぐに解決することは、困難かもしれません
ですが、一人で解決しようとしたり、抱え込むよりは
安心して話せる人に
自分の気持ちを吐き出した方が
かなり心は、ラクになります
そして、noteの中にも
当事者や経験者の人がいます
当事者や経験者は
心の痛みを人一倍、理解しています
あなたは、一人ぼっちではありません
読んでいただき、ありがとうございます🙇