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アジア食記帖

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アジアを旅して出会った好奇心くすぐるごはんの話
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#旅行

ラオスにはすべてがあったよ。

ラオスにはすべてがあったよ。

ラオスから日本に帰ってきてしまった。
また冬からやり直しだな。

ラオスは、すべてが最高の場所だった。

川沿いにあるカフェ。
何も考えず川の流れを眺めていると、川辺を二匹仲良く飛んでる蝶々を見つけてぼんやりと目で追う。

各国の言葉でのお喋りをBGMに、ビールを飲んで、うたた寝して。

頭はお休み。それでいい。
体も頭も視野もゆるゆるにほぐして、変に癖づいた思考は全部忘れてしまおう。

道ばたで

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オリジナルMAPを共有して旅をする。

オリジナルMAPを共有して旅をする。

突然ですけど、Google MAPの共有機能って活用してますか?

来週いよいよ念願のラオスに行くので、旅友と最後の打ち合わせという名の飲み会を開いた。
新大久保で練炭プルコギをほおばりながら話す内容といえば、
「ここのカオソーイがおいしいらしいよ」
「川沿いのカフェでビールは絶対ね」
「マッサージも行こうよ」
と顔がにやけるものばかり。
「おいしそうだね~」っておいしいものを食べながら話す幸せ。

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期待を超え続けていくカンジャンケジャン

期待を超え続けていくカンジャンケジャン

世界各国、おいしい料理が揃っている東京に暮らしながら、わざわざ現地に出かけてローカルフードを食べたいと思うキッカケになったのが韓国のカンジャンケジャンだ。

「生のワタリガニの醤油漬け」ということから、生臭さが不安だったし、醤油辛い食べ物も特に好きじゃない。しかもカンジャンケジャンは高級料理で、3000円くらいする。

でも記念に、と食べたら天国に召された。

甘い!旨みすごい!ビール進む!ん〜も

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ベトナムでフォーを食べながら米粉の可能性にときめいた

ベトナムでフォーを食べながら米粉の可能性にときめいた

それまでフォーといえばあっさり味の優しい麺類というイメージだった。

ベトナム料理のフォーの話。

ところが初めてホーチミンでフォーを食べたとき、スープをひと口飲んだとたんに満足した。「何、この旨味!」って笑った。

スープが濃厚。韓国のコムタンとかソルロンタンのように優しいけど深みのある。そこに生の野菜をのせて柑橘類をぎゅぎゅっとしぼるから、爽やかさもプラスされてね。夏でもどんどん食べられる。暑

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肉骨茶の裏切り

肉骨茶の裏切り

マレーシアのコタキナバルに行こうとなったとき、名物を調べていて出合ったのが肉骨茶だった。
肉骨茶と書いてバクテーと読む。iPhoneにバクテーと入力するとあっさり漢字変換できるので有名な食べ物なんだろう。

時を同じくして、ディーン・フジオカが都内でおいしい肉骨茶を探し回る番組を見た。ディーン・フジオカの好きなものに対するクセのあるこだわりが面白かった。でも肉骨茶は私の心に響かなかった。おディーン

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