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気づき帖2(160920~)

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日々の生活の気づきの備忘録その2。
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2019年3月の記事一覧

”言いたいコトがうまく言えた”という快

”言いたいコトがうまく言えた”という快

世の中、いろいろな場面のいろいろな種類の「表現」があるわけで、表面的にはどうも、それはその表現に触れてくれるであろう人をどうのこうのしようというたぐいのモチベーションでされていると思われがちですね。ダンスでも歌でも絵でも、プレゼンでも文章でも会話でも。「あっと驚かせたい」「感動させたい」「問題意識を啓発したい」とかとか。相手の心を動かしたいと。ただ、個人的には本当は、表現されるアウトプット以前に、

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本気は具体に現れる

本気は具体に現れる

数年前に受けたあるOB訪問。日本の農業にイノベーションを起こしたいと思ってます!という熱い女の子だった。実家が農家で、ひいき目無しにおいしい野菜を作っていると思っているけど、なかなかお金に換えることが難しく、知人もどんどん廃業していって、いいものが世の中でちゃんと認められるようにしたいと。引き込まれる話しぶりで、うんうんと聞き入って。で、僕はいじわるなので、試しに「TPPってどう思う?」と聞いてみ

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イチローは「言葉」だった

イチローは「言葉」だった

金曜日、朝イチで今度出す単著にまつわる取材を受けるため、AERA.dotの西岡さんと待ち合わせして、開口一番、イチロー選手の話になった。引退会見がすごかったと。それは完全に僕もそう思ってからの夜明けだったので、禿同。西岡さんはその場で思い立って徹夜して全文書き起こしの記事をUPしてから来たとのこと。記者魂だなあと思いつつ、僕も記者をやってたらそれくらいしたかもしれないとも思う、それくらいすごい言葉

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なぜ君は鬼退治に向かうのか。

なぜ君は鬼退治に向かうのか。

時期柄、学生さんの就活相談を受けることが多いです。あんまりウェルカムな姿勢を出しすぎても申し訳ないのですがとても受けきれないので、「前に就活の本を書いたのでこれを読んでください」といってかわすことも多くてごめんなさい(noteの下のほうにリンク貼っておきます)。でも、たまに会うことはあって、そのたびに一生懸命、抽象的な考え方の話を、分かってもらえるメタファーに落とし込もうと、都度新しいたとえ話を開

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ひとの「幸せ」を笑うな

ひとの「幸せ」を笑うな

最近、何度目かの糸井重里ブームが自分の中に来ていて、再読も含めて、いろいろ著作とか発言とかほぼ日の過去記事を読んでいる。読むたびに発見と畏怖が順繰りに出てきて、驚きと喜びとそれの向こう側に一抹のくやしさみたいなものを感じながら、自分がまだまだ何者でもないような気持ちになったり、一方で以前同じ文章を読んだときになんともなく読み飛ばしていた言葉が琴線に触れることをもって、現在地は確実に移り変わり続けて

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自分の好奇心を大切にする方法

一昨年からはじまって、じりじりと煮詰めてきた初の単著がやっと校了して、Amazonもオープンして、さてこれから怒涛の販促の日々がはじまるぜってとこまでやってきました。タイトルは「仕事と人生がうまく回り出すアンテナ力」。三笠書房から1500円ほど。買ってください買ってください買ってください。

といいつつ、今を逃すとこの激流に飲まれて行って、「売ることが目的化」しそうな自分がコワイので、立ち止まって

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