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【心理学】面白い雑談に必要なのは笑える雰囲気づくり。

相手を楽しませる好感度の高い雑談をするには、ここを省く人が多いのですが、まずは相手が面白いと思ってもらう環境を作る事が大切です。


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という事で本日も他愛もないお話をしていこうと思うのですが、今日は昨日の記事に引き続き、相手を楽しませる雑談やり方の続きです。

↓昨日の記事


昨日の記事をおさらいしておくと、メラビアンの法則というのが心理学にはあり、人が印象を受け取るのは言葉の内容が1割とボディーランゲージである声のトーンや、表情、ジェスチャーが9割を占めているという事でした。


そして人は他人に好印象を抱くと、自然と相手は自分の良い所を見つけてくれるから、第一印象を頑張ってよくし、そこから信頼関係を築く事が出来れば人は仲良くなれる。

というのが、ざっくりとした昨日の記事でまひろ(著者)がお話した事でした。



では本日は何をお話していくのかと言うと、その具体的なやり方です。

どうすれば相手に良い第一印象を持ってもらえるのか、どうすれば信頼関係を築けるのかという事を具体的に話していきます。



初めて会う時


まずここで注意したいのが、相手に見た目で無駄な減点をされないことに気をつけるということです。

それは、身だしなみを整えるということです。


僕自身、他人の身だしなみにこれといったこだわりを持つ訳では無いですし、見た目がだらしないから無能とか、見た目が良いから有能といったように、見た目で人を判断すると、人生には損しかないと思うので、見た目が全てと言っているわけではありません。


僕自身もルールや規則が嫌いなので、仕事をする時はスーツを着て革靴を履く、という日本の効率の悪い風潮はあまり好きではないし、意味は分かりません。こういう文化ってはっきり言って、物事の本質が見えてない3流以下の人の方が過剰に意識していると思うんですよね。(ボロカスやん)


ただ、事実として、だらしない身なりは相手に、無意識に良い印象を決して与えません。



別にオシャレじゃなくても構いません、スーツを着て革靴を履く必要もありません。


ただ、最低限、口の横に唾が固まってないか、鼻くそが見えていないか、口臭はくさくないか、寝癖がついていないか、男の人なら無精ひげが生えていないかなど最低限相手が第一印象で、減点されない程度に清潔にしておくと、相手に悪印象を抱かれる事はありません。


この見た目の時点で、相手に拒絶されるとこの後どんなに面白い話をしても、良い立ち振る舞いをしても全て裏目に受け取られますから、勿体無いですよね。

酷い場合、女の人では生理的に無理ゾーンに入り無条件で嫌われることになりますからね。



第一印象はほどほどに大切です。そこらの、黒い表紙のブック心理学みたいなくそ胡散臭いくだらない本にも「第一印象はとっても大事」みたいなことを書いていますが、それは事実です。


というのも、これは心理学のアッシュの同調実験などで有名な、ソロモン・アッシュが提唱した、初頭効果(別名 プライマシー効果)と言われるもので、最初に与えられた情報が印象に残って記憶に引き継がれやすく、後々の評価に影響を及ぼす現象の事を指します。

これは脳科学的にも正しくて、系列位置効果(Serial position effects)と言うのですが、時系列的に最初に聞いた情報と最後に聞いた情報の短期記憶は呼び起こされやすい事がわかっています。



しかしながら、人は基本的に自分の未知の領域には恐怖心や不安を感じます。相手がいくらイケメンでも美女でも、そして不細工な人でも、自分が知らない領域に人は不安を感じます。

でも「あの人なんとなく印象悪い」って人でも、実際話しかけてみると印象変わったなんて経験は読者の皆様も体験されたことありますよね。

だから、ここで一番大切なのは第一印象で相手の話す気をなくすことを避けること、それ以上はおまけみたいなものです。



面白い雑談をする方法


昨日の記事でもお話ししましたが、まず相手を楽しませるための雑談をするには、相手が自分の話を面白いと思ってもらえるような状況を作る事が大切です。どんなに面白い事を言っても、どんなに相手に親切にしても、相手に警戒されっぱなしで、信頼関係を築けていなくては、相手は面白いと思ってくれません。

これを心理学では、ラポールを築くと言うのですが、心理学には相手と簡単にラポールを築く技があるんですよね。

それが、ミラーリングと言われる技です。



ミラーリング


ミラーリングというのは、自分が相手の動きを鏡の様に真似をすることを言います。有名なのでご存知だった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これはターニャ・チャートランド(Tanya Chartrand)とジョン・バー(John Bargh)が1999年に行った実験で、初対面同士の2人でペアを2組作り、とある写真をテーマに話し合うよう指示します。

しかしこの時、ペアの内の一人だけに「相手の動きを真似」するように指示します。


そして、話し合いが終わったのちに、両方のペアに対して相手の好感度を調べると、相手の動きを真似するように指示を受けたペアは、指示を受けていなかったペアに比べて、お互いの好感度が高く、話し合いも円滑に進んだという結果が出たのです。

他にもミラーリングに関する実験は様々なポジティブな結果が出されていますし、実際にシンクロニー現象と言って、仲の良い人同士の言動が似てくると言う現象も観測されていますので、生物にとって、互いの仕草を真似したり同調したりするのは、信頼を築くサインとして、進化心理学では考えられています。



ミラーリングのやり方


ではそんな、超簡単に相手と信頼関係を築けるミラーリングをどうやれば良いのかという事を、詳しく説明していきます。


手順1

まず相手の呼吸のスピード自分の呼吸を合わせます

相手の肩が上がった時が息を吸うタイミングです。相手をよく観察して微妙な肩の動きをみてください。



手順2

次に相手の姿勢に自分も合わせます。相手が猫背だったら自分も猫背に、相手が頷けば自分も頷く。

そうすることによって相手とのリズムが同期し、次は自分が頷けば相手も同じ様に頷く仕草をします。



ここで注意したいのが、相手にミラーリングがバレてはいけないという事です。あからさまに相手が頭を触ったら「あ、俺も触らないと!」とかやっていたら「何してんのこいつ」って思われますからね。

だからコツを言うならば、いきなり相手の特殊な動作を真似せずに、小さな動作から真似してくことをお勧めします。

例えば、女の人が前髪を書き上げる動作を男の人が真似しようと思っても無理がありますよね。無理です笑



だから頷き表情呼吸の速さ姿勢などの、細かい仕草を一番最初は合わせてみてください。




これをやっていると本当に不思議で、相手と自分の行動が一緒になってきます。上手くいけば二人一緒に同じタイミングで、言葉やあくびや咳払いがかぶったりすることができます。

だから必須レベルで、仲良くなりたい相手と会った時はまずはこのミラーリングを意識してみてください。



それでミラーリングにより、ある程度のラポールが築けてきたら次はいよいよ本格的に相手と話していきます。



この後はついに、何を話すのが面白いのか、どんな話題選びが好感度を上げるのかという事です。

これも心理学者は多分変態なんでしょうね、研究がたくさんあるんですよ。その研究だを読んでいるだけで僕は楽しいのですが、明日にその実用的な方法を選んで話していこうと思います。



それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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