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【心理学】他人の為に目標設定すると自信がつく

自分のために頑張る人と他人のために頑張る人の、どちらが勝つのかという事を今日は科学的に決着をつけていこうと思います。これに関しては、例えば王道漫画でよく他人のために頑張る人と自分のために頑張る人が戦うみたいなシーンあるじゃないですか。


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人の為に頑張れる人は2倍頑張れるとか、人は自分の為にしか頑張れないという意見がありますが、例えば、あなたが仕事を頑張るのは誰の為ですか?



と言うわけで本日も他愛もないお話をしていこうと思うのですが、自分のために頑張った方が良いのか、他人の為に頑張った方が良いのか、これに関しては疑問ですよね。



自分のためvs他人のため


これはシアトルパシフィック大学が行った研究なのですが、平均的な人より自信がなかったりメンタルが弱い、うつ病または不安症の人を47人集めて2つのグループに分けるんですよね。

1つ目のグループの人達には自分自身のためだけを思った目標設定をしてもらい、2つ目のグループには、誰かのためを思った目標設定、コンパッションゴールを設定してもらいます。


そして、その後10日間被験者のリアルタイムの、その時その場の状況、思考や感情、行動を複数回観測したのち、6週間の追跡調査をして、自分自身のためだけを思った目標設定コンパッションゴール(他人のためを思った目標設定)が被験者にどのように影響を与えるのか、という事を調査したんですよね。


自分自身のためだけを思った目標設定とは例えば

「俺はランボルギーニに乗りたいから、仕事を頑張って買う!」

って目標設定をする事です。逆にコンパッションゴールは

「俺は車が好きな奥さんをランボルギーニに乗せてあげたいから、仕事を頑張って買う!」

と目標設定する事です。


まあ要するに、この実験からは目標設定はどうやって設定すれば良いの?って事がわかるのですが、結果がどうなったのかというと、まず自分自身のためだけに目標設定をした人は、より高い葛藤と症状がありました。

その一歩、コンパッションゴールを設定した人は不安症やうつ病が軽減されたんですよね。


この実験から何が言えるのかというと、他人のためを思って目標設定、要するにコンパッションゴールを設定すると、気分が明るくなり、やる気が出て自信がつくという事がわかるんですよね。


どうでしょうか、皆さんはこのコンパッションゴールを日頃から設定していますか?



人のための方が良い


人の為に行動する事って、簡単だって言う人がいたり、難しいって言う人がいたりと、結構賛否両論なところがあると思うのですが、実はこれがですね、科学的にどちらの方が正しいのかと言うと、概ね前者のはずなんですよね。


と言うのも、人間、ホモ・サピエンスという生き物は、群れをなしてコミュニティーを作りながら共依存をして生き残ってきた生物ですから、集団に貢献できる者が必然と生物的に優位な立ち位置になるし、1人で全部やるより楽ですよね。

だから全員が全員そうと言うわけではなく、中には群れをあえて外れて革命を起こしたり、あるいは別の生き方を探す、進撃の巨人で言う奇行種みたいな人もいるのですが、基本はやはり人は社会に貢献したいと言う欲求があるんですよね。


そう言う理由で、人って基本的に他人の為に頑張れるんですよね。

ちなみにこんな事を話しているまひろ(筆者)は実は他人の為に行動することは、まありません。

客観的に見て他人の為に行動することはあっても、そういう時も必ず何かしらの自分の得になると考えているので、おそらく奇行種の方でしょうね。じゃないと大学中退したりしないですからね(いきなり重いねん)


むしろ「社会貢献したいです」とか言ってる人とは、絶対に仲良くなれない様な人間です。そういう押し付けというか、依存というか、があまり好きではなく

「別に1人が集団をよくするんじゃなくて、集団の一人一人が頑張れば集団全体が上がるやん。それで頑張りたくない奴はその人なりの人生送ればよくない?」

って思うんですよね。



ただ、今までは完全にそうだった冷徹人間だったのですが、最近は少し考えが変わってきて、純粋に人の幸せの為に行動する事がたまにあるんですよね。(好感度上げようとすんな)

いや、これは好感度上げようとしてるとか、そ、そんなわけじゃないのですが。

まあ冗談はこれぐらいで、人の為に行動したり、あの人のためにこういう事してあげたいなって思う事がたまにあって、自分でも驚いたんですよね。


上の研究でもある通り、他人の為を思ったコンパッションゴールを立てると、自信がついたり、気分が明るくなったり、やる気が出たりするので、良いのです。



ただ、不安も適度にあった方が良い


ただ、これは心理学者のロバート・ヤーキーズとJ.D.ドットソンが行った実験でわかっているのですが、不安って適度にあった方がパフォーマンスは上がるんですよね。これを心理学ではヤーキーズ・ドッドソンの法則と言ったりするのですが。

プレゼンテーション1

だから確かに自信を持つことは大切なのですが、たまに六本木とか難波で見かける

「え、俺天才やから全然なんでもできるでぇ!」

とかイキリ腐り倒すぐらいの自信はもっている人は、逆にもうちょっと不安がった方が良いのです。それに関しては追い追い後日の記事でお話ししていこうと思います。


が、ただ今日は抽象的にお話ししてきたのですがコンパッションゴールって一体どうやって設定したら良いの?って話ですよね。

他人の為を思うったって、どうやって目標を設定するのか疑問ですよね。


その方法はどうすれば良いのかと言うとですね、、、明日の記事でお話ししていこうと思うので、良ければ是非ご覧ください。



それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。