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【脳科学】常識を覆す創造をする人の特徴

脳科学の観点から見て、常識を覆すような、全く新しい発想や創造をするクリエイティブな人にはいくつかの特徴があります。

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という事で本日は、昨日の記事でもお話ししたように「創造性の高め方」についてお話ししていこうと思うのですが、実はこれに関しては以前まひろ(筆者)の記事で盛り沢山お話しした事があったんですよね。

だから今日はその話+新しくわかった事をお話ししていこうと思うのですが、まず「創造性を高めたい」と思っている方々に最初に知っておいてもらいたいのが、創造の仕組みについてです。


これはノースカロライナ大学が50年以上にもわたって「創造性」について研究してきた結果をまとめた著書「Explaining Creativity」の中で話されている事なのですが、人が新しいものを思いつくには4つの行程があります。



創造性が生まれる4段階


人が創造的な発想をするには4つのステップがあることがわかっているのですが、ではどのような4つのステップに分かれているのかと言うと


①準備期間:問題の提起・情報収集・解決策立案

②あたため期:問題から一度離れる

③ひらめき期:アハ体験

④検証期:ひらめきの精査


この4つに分かれています。

解説していくと、まず人って世界中にはわからない事だらけなわけで、全てを知っている人なんていないし、どんな天才であっても全ての問題を解決できるわけでもありません。それはなぜかというと、時間などの物理的な問題で。

だから、まずは人は自分が解くべき問題を選ぶわけです。


そうして自分が解くべき問題を見つけた時(問題提起)まずその問題を解くには「どんな情報が必要なのか」「それからどんな解決策が作り出せるか」と言う事を色々一通り考えるわけですよね。

でもその問題の解き方の前例がなかったり、解き方がわからなかったりすると人は一度その問題を解く事を諦めて他のことをするのです。

例えば皆さんもビジネスで

「どうやって集客するか」

を考える時、一回考えただけでその答えが一瞬でわからなくて

「うーん、わからない。一回休憩するか。後で時間がある時に考えよう」

って後回しにして意識的に問題解決をすることを止めた経験はありませんか?


これが人が創造をするための、ステップ1の準備期間です。

この段階で創造を諦めちゃう人って結構多いですよね。1回考えてわからなかったから「他の人の意見を聞こう」とか「諦めよう」とか。

ただ、大切なのはここからで、基本的に創造って一人でしかできないので、他人に意見を求めても新しいものは生まれないし、ここで諦めては創造ができないのです。



そしてこうやって1回考えて「あーわからへん。この問題から1回離れよう」って仕事から離れた時、実は意識的に「集客」については考えていなくなっているのですが、潜在的に人は準備期間で考えた問題解決方法を考えていて、その答えが出るのを待つと言うのがあたため期なんですよね。

意識的には考えていなくとも、潜在的には脳が勝手に情報整理をしてくれているのです。


そして潜在的に考えていた答えがわかる瞬間をひらめきと言います。

まあ人からすれば潜在的に自分が考えていることなんて意識できないし知りようもないので「え、いきなり答えが降ってきた!」とか「神からのお告げだ!」ってなるわけです。

こういう、アハ体験と言われる体験をされた方は多いのではないでしょうか?

そしてそこからは本当にそのひらめきは正しいのか、そのひらめきは合理的で効率的で使えるのかと言うことを精査し、創造が完了します。


そして、この時準備期間でたくさんのアイディアを出していた方が良いと考えられています。

簡単に言えば、創造とは、自分が用意した作戦を、脳が勝手に組み合わせてくれてより良い1つの作戦に合体させてくれる事を言うので、最初の作戦は

「あれも良いな〜これも良いな〜」

みたいに沢山考えた方が良いのです。


これよりもっと創造について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください↓


と言うのがまずは創造の仕組みのお話です。

ではここからは、創造性が高い人の特徴と言うことについてお話していこうと思います。


創造性が高い人の性格の特徴


クリエイティブで発想力の高い、創造性が高い人性格的な特徴としては、新しいことに寛容で、自分を否定しない人が多いと言う事が分かっています。

心理学的な開放性をすると、開放性が高く、セルフコンパッションが高い人と言う事となります。


ただ、開放性を上げるのは難しい事なのですが、例えば「新しいものを頭ごなしに否定しなかったり」「物事を思い込みや印象だけで決めつけない」事は出来ますよね。

新しいものを頭ごなしに否定してしまうと、その分新しい考え方や概念を自分に取り入れられなくなるんですよね。

だからこの部分だけでも、意識することで創造にとても大きな恩恵が生まれます。


そして自分を否定せずに、自分らしく生きれる性格になるには、まずは「自分は自分らしく生きている」という自覚を持つ事なんですよね。

心理学ではこの「自分は自分らしく生きている」という自覚を持つ事をAuthenticity(オーセンティシティー)と言うのですが、このオーセンティシティーを持つ事が、自分を否定せずに自分らしく生きていけるようになる方法なんですよね。

これに関してはこちらの記事で詳しくお話してるので、是非ご覧ください。



創造性が高い人のモチベーションの特徴


後は、創造性クリエイティビティが高い人がどういうモチベーションで物事を考えるのかと言うと、自分の内側に向けられている意欲が原動力になっています。

どういうことかと言うと、それをやったから報酬や他人からの賞賛や評価がもらえると言うわけではなく

「あ、これ面白そうだな」

「この問題を解決してみたい」

という自分の心の底から湧き出る、好奇心や、それに伴う達成感や充足感を求める事がモチベーションになっています。


脳科学ではこれを内発的意欲と言うのですが、これがモチベーションになっている人が多いですよね。

それに関しては3日前のこの記事でお話してきたので、まひろの記事を読んでくださっている方は覚えていますよね。


だから自分の仕事の好きな所を探すか、自分の好きな事を仕事にする事って、自分が最大限の創造力を発揮できるか出来ないかを決める、めちゃくちゃ大切なポイントなんですよね。



と言うところで、ついつい脳科学について話すと興が乗って余分なことまで沢山話してしまったので、もうこの時点で3000文字になったので、これ以上話すと情報が多すぎて整理できなくなるのでね、創造性の高め方は明日の記事でお話しようと思います。


それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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