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介護・福祉

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介護・福祉について、書きたいことを書いていきます。 介護ブログ(https://www.kaigo-naka3.com/)と内容が被る可能性もあります。
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#介護

スキマバイト「タイミー」の介護職利用。介護人材不足の新たな一手と利用者の「気持ち」

スキマバイト「タイミー」の介護職利用。介護人材不足の新たな一手と利用者の「気持ち」

人材不足が喫緊の課題となる介護・福祉業界。

その中でスキマバイト『タイミー』の介護職利用が広がっています。

【記事の概要】【「介助の手」を埋める手立てはある】

この記事から言えるのは

「『介助』の手を埋める手段はすでに用意されている」

ということです👨🏻‍🏫

スキマバイト「タイミー」に限らず、介護分野の日雇サービスには「カイテク」や「イチロウ」など様々あります。

それらのサービ

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介護人材の離職超過がひとまず解消。ただ、介護人材は本当に増えた方が良いの?

介護人材の離職超過がひとまず解消。ただ、介護人材は本当に増えた方が良いの?

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】【人は増えたが、居着くのか?】

この「雇用動向調査」をもう少し細かく見ていくと、

・入職者数(1,266,500人)が離職者数(1,157,100人)を上回る

・差数(109,400人)が「介護人材不足分」を補うと見た場合、2025年に約31万人の人材不足が予想される状況にも、わずかに光明が見える結果。

・ただし男女とも「一般」よりも「パート

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「介護情報基盤」により推し進められる介護の生産性。そこに『愛情』はあるか。

「介護情報基盤」により推し進められる介護の生産性。そこに『愛情』はあるか。

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】[介護情報基盤の課題]

【生産性によって得られるもの】

人口動態の減少や働き方の多様化など、様々な要因が絡み合うことで、このままでは介護を担う新人もベテランもいなくなるのが「日本の介護の未来」です🥲

この現実を前にすれば「介護の生産性向上」が急務であることは疑いようがなく、その為には今回の記事に挙げられたような介護ロボット等テクノロジーの現場

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【他責思考】介護・福祉分野にもまん延する『他責思考』が介護問題の元凶である

【他責思考】介護・福祉分野にもまん延する『他責思考』が介護問題の元凶である

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】【介護・福祉の「お金」の現在地】

『本質・本音・本物』の時代では、今回の記事のように

「どこにエネルギー(お金)を費やすのか」

もまた、実情・実態に沿った本質的な対応を求められます。

こちらでもお話ししたように、『本質・本音・本物』から外れるほど人が離れていきます。

そして人がいなくなれば

「氣(エネルギー)を運ぶ人」

もいなくなります

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新型コロナmRNAワクチンが認知症発生率を高める?!

新型コロナmRNAワクチンが認知症発生率を高める?!

これからの高齢者介護を考える上での重大な懸念点になりかねない記事がありました😨

【記事の概要】【mRNAワクチン接種が認知症や軽度認知機能障害発生リスクを高める?】

今回の記事を見る限りでは、mRNAワクチン接種も認知症および軽度認知機能障害の発生リスクが高まることが示されています😧

ワクチン未接種者に比べて

・軽度認知機能障害発病危険度→2.38倍
・アルツハイマー型認知症発生率→2

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介護士を志す人材が減少。『本質・本音・本物』の時代への適応が今、問われる

介護士を志す人材が減少。『本質・本音・本物』の時代への適応が今、問われる

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・介護士による介助を必要とする利用者が以前より増えており、厚生労働省によると、日本全国で働いている介護職員の数は、2022年度の時点で約215万人。

少子高齢化が急速に進む中、2040年には、今より65万人多い280万人の介護職員が必要だと試算されている。

・一方で、YMCA米子医療福祉専門学校 矢野正博 事務長は

「定員は40名なんですが

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稼げるパート介護士と、問われる介護の本質

稼げるパート介護士と、問われる介護の本質

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・厚生労働省によれば、介護職員の必要数は2025年度は243万人、2040年度は約280万人になる。

それに対して、2019年度の介護職員数は約211万人で、このままいけば2025年度は約32万人、2040年度は69万人の不足が予想される。

・労働基準法の改正に伴いパート介護士が給与など福利厚生面でなぜオススメなのか、人手不足解消の鍵を握るの

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『報酬』に操られる日本の介護・福祉と、求められる人物像

『報酬』に操られる日本の介護・福祉と、求められる人物像

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・新年度の障害福祉サービス報酬改定では、情報公表制度を通じてサービスの内容などを公表していない事業所・施設の基本報酬の減算(最大10%)が導入される

・厚労省は

「指定更新や運営指導などの際に未報告が確認され、自治体が指導したにもかかわらず事業所が報告を行わない場合に適用する」

との認識を示した。

・現在事業所・施設は情報公表制度に基づい

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【給料改善より処遇改善を】介護報酬にすがれば、介護・福祉業界の自立も尊厳も無くなる。

【給料改善より処遇改善を】介護報酬にすがれば、介護・福祉業界の自立も尊厳も無くなる。

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・厚生労働省は今回の介護報酬改定で、処遇改善加算を拡充・一本化し、介護職員の給与を、新年度で2.5%、来年度で2.0%引き上げることを目指す。

・賃上げが実現したとしても他業界でより大幅な賃上げが実現するため、介護人材不足解消には至らないと考えられる。

・例えば月4日に発表された今年の春闘の「第3回回答集計結果」によれば、賃上げ(月例賃金)は

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介護施設で女性職員が勤務中に介助の様子などをライブ配信。問われる職業倫理と『福祉』の哲学。

介護施設で女性職員が勤務中に介助の様子などをライブ配信。問われる職業倫理と『福祉』の哲学。

「まぁ、そうなるよなぁ…」という記事を見かけました😓

【記事の概要】

・介護サービス大手「木下の介護」(東京都新宿区)が運営する東京都内の施設内で、若い女性職員が入所者を介助する様子などを動画サイトで配信していたことが分かった。

・木下の介護は、「入所者の方やご家族には、報告して謝罪しています」と取材に話し、職員に対しては「厳格な処分の対象になります」と述べた。

・投稿された動画について

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高齢者グループホームで「処方箋なしイベルメクチン投与」が発覚。その背景にある『コト』〉『ヒト』の心理を読み解く。

高齢者グループホームで「処方箋なしイベルメクチン投与」が発覚。その背景にある『コト』〉『ヒト』の心理を読み解く。

介護・福祉の根幹を揺るがしかねない、ゾッとする話を見たので、深く考えていきたいと思います😨

【記事の概要】

・鹿児島県議会の小園成美議員(自民・指宿市区)が指宿市で運営する高齢者福祉施設が、医師の処方箋なしで抗寄生虫薬「イベルメクチン」を利用者へ投与していたことがわかった。

・イベルメクチンは国内では医師の処方が必要な薬のため、「法令違反であったことは明らか」として、おわび文書を施設のホー

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介護報酬改訂による「生産性向上加算」がスマート介護士の有用性を高める

介護報酬改訂による「生産性向上加算」がスマート介護士の有用性を高める

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・厚生労働省は新年度の介護報酬改定で、介護現場のテクノロジーの導入を後押しする「生産性向上推進体制加算」を新設。

・新たな「生産性向上推進体制加算」は介護職の業務負担の軽減、職場環境の改善に向けた施策の一環。

・実際にテクノロジーを導入し、それを適切に運用しようと努める事業所・施設を評価するインセンティブとなる。

・テクノロジーの導入や委員

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要介護認定にAIを活用。介護×テクノロジーの波が止まらないなら、何をしますか?

要介護認定にAIを活用。介護×テクノロジーの波が止まらないなら、何をしますか?

今回はこのニュースを見ていきます。

【記事の概要】

・政府の「規制改革推進会議」が14日に開催したワーキング・グループで、介護保険の要介護認定にかかる期間が長期化している問題を取り上げた。

・河野太郎担当相は挨拶で、

「適切な介護サービスをすぐに利用できないことは申請者や家族にとって大きな問題。自治体やケアマネジャーら関係者の負担も非常に大きい」

と指摘。加えて

「AIやデジタル技術の

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介護報酬減額だけが問題ではない⁈ 介護士の現在地と世代が分断された弊害

介護報酬減額だけが問題ではない⁈ 介護士の現在地と世代が分断された弊害

今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】

・6月からの改訂で、特別養護老人ホームや老健の介護報酬が増額されるにもかかわらず、在宅介護に欠かせない訪問介護の介護報酬が減額となった。

・「その背景には、7.8%という高い収益率があったからです。

しかし、そこには同じ建物に多くの利用者がいて、移動時間などなく効率的に生活援助できるサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)が訪問介護に含まれている

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