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私は私を取り戻します。
長かった。
性別に違和感を覚えて40年。
やっと訣別できると分かったら、気持ちが落ち着かなくなってきた。
●幼少期の違和感 3歳半頃、弟が生まれた時、母や姉のような感覚で初対面したのを覚えてる。いい天気だった。私の将来の夢はお母さんだった。
幼稚園に入ると、お遊戯の時間は男女に分けられた。トイレも男女別。どうして私は女の子の仲間に入れてもらえないのか。男の子の輪にも女の子の輪にも入れ
講演会「性別違和と共に生きる」原文
ご紹介にあずかりましたふたばと申します。トランスジェンダー女性、トランスウーマン、トランス女性、MtF、Male to Female。生まれた時割り当てられた性別が男性でしたが、自認する性、これが自分だとしっくりくる性、Gender Identityは女性というものです。性同一性障害(Gender Identity Disorder)、または性別違和(Gender Dysphoria)、国際
私たちはつながっている
時代をつくる最高裁判決
社会は確実に変わっている。まだまだ、変えていける。そんな思いがこみ上げてくる出来事だった。
7月11日、最高裁判所が一つの判断を示した。経済産業省に勤めるトランスジェンダーの女性が、職場の女性用トイレの使用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟で、最高裁は女性の訴えを認め、国の対応を「違法」とする判決を出した。裁判官5人の全員一致による結論だった。
「
知った瞬間、世界は変わる 『トランスジェンダー入門』を読んで
当事者に語らせる前に
トランスジェンダーの痛みを、知らなければいけない。そう考えて『トランスジェンダー入門』(周司あきら、高井ゆと里)を読み始めた。
トランスジェンダーの人たちを傷つけてきたものは何なのか、これ以上傷つけないためにどうすればいいのか、知りたかった。
個人的な思いもあった。
友人のトランスジェンダーの女性と話しながら、私はこの人を無意識に傷つけているかもしれない、と考