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【大人の金融リテラシー】手の出しにくい相場
本日は3月3日です。
昨年の大納会で、3万3464円だった日経ダウが、今や4万円時代を迎えようとしています。
大きな利益を手にされた方もおられると思いますが、反面未だに買えていないという方も多く、それがさらに上昇を続ける見込みの根拠ともなっています。
実は私も買えていない一人です。
日本証券業協会の規則により、金融機関に従事している場合は、投機的利益の追求を目的として有価証券の売買その他の
【大人の金融リテラシー】「なんであなたにそんなことまで‥」
NISAの口座開設は「ネット証券」が好調のようですね。
投資をしようと思ったら「ネット証券」だろうと「対面証券」だろうと証券会社に口座を開設することになります。
そのときに必ず聞かれることがあります。
「ネット証券」では決められたフォームに沿って答えていくことになりますが、「対面証券」では店頭や電話で人が確認をします。
そして何故そのような確認するのかを知ることで、その後の証券会社との付き
「認定アドバイザー制度」が創設されます。
政府は、お金にまつわるアドバイザーを認定する「認定アドバイザー制度」を創設するとのことです。
認定アドバイザーは講師となって職場や学校で教育を実施したり、無料でお金に関する個別相談に応じたりするそうです。
その「認定アドバイザー」については、中立性を担保する観点から金融機関の従業員、また、金融商品の販売などから報酬を得ているIFAなどは対象外とされたことについて「民間金融機関との連携なくして金
【大人の金融リテラシー】「人のお金を預からない」
テスタさんというカリスマ投資家がいらっしゃいます。
ある番組で投資詐欺を回避する心構えについて話しをされていてその中で「人にお金を預けない」ことを強調されていました。
それを聞いて頭に浮かんだのが「仮名取引」でした。
ただ「仮名取引」は「人にお金を預けない」ではなく「人のお金を預からない」です。
「仮名取引」とは…
「口座名義人とその口座で行われる取引の効果帰属者が一致しない取引のこと。例
【大人の金融リテラシー】「自己責任の原則」を認識していますか?
前回は、「勧誘」を前提に「適合性の原則」についてお話ししました。
では「非勧誘」の場合はどうなるのでしょうか?
顧客自らが決めたことまで営業担当者に「適合性の原則」が求められるのでしょうか?
原則的にはNOです。
「勧誘」のときに求められた適合性のチェック項目の多くは「非勧誘」であることにより解除されます。
「有価証券の取引等の投資は投資者自身の判断と責任において行うべきである」との考え
【大人の金融リテラシー】「適合性の原則」とは?
顧客に商品を勧めて買ってもらうことが営業担当者の仕事です。
営業担当者が顧客に対して商品を勧めることを「勧誘」と呼び、逆に顧客自らが商品を決めたら「非勧誘」と呼んでいました。
追々話すつもりですが、この「勧誘」、「非勧誘」の区分けは、営業担当者の説明義務と深く関わってきます。
対面営業が主体であれば、「勧誘」が多くなります。
「勧誘」の前に営業担当者は、いくつもの関門をクリアしなければなり
【大人の金融リテラシー】投資経験と投資知識のギャップは何故生じるのか?
「投資経験の長い投資家が投資知識を必ずしも持ち合わせているという訳ではない」ということについて、話しを続けて来ました。
逆に言えば、長い投資経験の中で確実に投資知識を身に付けてきた顧客もいるということです。
何故そのような違いが生じるのでしょうか?
私は説明する側である営業担当者と説明を受ける側である顧客双方に要因があると考えています。
まず営業担当者側ですが、「定型的な説明文を読み上げる
【大人の金融リテラシー】このようなケースでも投資経験と投資知識のギャップが!
新NISAの開始が決まってから、多数の方々が証券会社に押し寄せています。
口座開設の際には、取引等を行うにあたり必要なことを顧客カードに沿って確認し、登録します。
顧客カードとは、顧客のプロフィール帳のことです。
顧客の氏名、住所、生年月日、職業、投資目的、資産の状況、投資経験の有無などを顧客に確認します。
「手続きが面倒だ」と言われる方もいらっしゃいますが、これは顧客を守るための情報収集
【大人の金融リテラシー】理解度に応じた説明とは?
証券会社は、投資勧誘にあたって「顧客の目的や属性を確認し、それに適合した取引を勧誘・販売しなければならない」という大原則があります。
これを「適合性の原則」といいます。
また、適合するかどうかは、「知識」、「経験」、「財産の 状況」、「契約を締結する目的」という4点で判断をすることになっています。
そして「知識」、「経験」、「財産の 状況」「契約を締結する目的」は、顧客によって違うので、その説明も
【大人の金融リテラシー】説明をしても説明義務違反と言われることがあります
証券会社を区分けする際に、営業の主体が対面営業なのか、非対面営業なのかという切り口があります。
私が居た証券会社は、非対面の取引もありましたが、対面営業が主体でした。
対面営業の場合は、担当する営業担当者が顧客の投資知識に深く関わってきます。
商品を勧誘する場合、証券会社は、顧客に対して説明責任を負いますが、その説明を行うのは営業担当者だからです。
その説明は、説明文を読み上げるだけではなく、顧客