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【大人の金融リテラシー】説明をしても説明義務違反と言われることがあります

証券会社を区分けする際に、営業の主体が対面営業なのか、非対面営業なのかという切り口があります。
私が居た証券会社は、非対面の取引もありましたが、対面営業が主体でした。
対面営業の場合は、担当する営業担当者が顧客の投資知識に深く関わってきます。
商品を勧誘する場合、証券会社は、顧客に対して説明責任を負いますが、その説明を行うのは営業担当者だからです。
その説明は、説明文を読み上げるだけではなく、顧客がその説明を理解することまで求められます。
顧客が理解をして初めて責任を果たしたことになるのです。
説明義務違反で証券会社が敗訴するケースの多くは、説明しているけれども、顧客の理解を得るような説明がなされていないことによるものです。
顧客の理解、これこそが金融リテラシーと深く関わってくるのです。

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