自然と共に生きる私たち
ある日、世界中の人々の間に衝撃が走りました。
そして、日本へ海外から驚きと称賛の声が寄せられることに。
2011年3月11日、激しい揺れと津波により、北海道から関東にかけて、計り知れないほど深く傷を負った多くの犠牲者が発生しました。
ところが、震災直後、被災した人たちは冷静さを保ち、秩序を乱すことなく行動していました。
水や食べ物も値上げすることはなく、店舗に販売される予定だった食品も含めて無料で配られました。
それも争奪戦になることはなく、みんなで列になって並ぶ姿や自分たちの配られる数が限られてるにも関わらず他の人に食べ物を分け与えている様子など、みんなで一丸となって助け合う光景に海外の人々は驚嘆。
他の国々では、災害が発生した時、みんな一斉にパニックに陥って略奪や窃盗が起こるのが当たり前だそうです。
こういった日本人の忍耐強さは、一体どこから根付き始めたのでしょうか?
その答えは、梅雨と台風を特徴とする湿度の高い気候にあるといわれています。
台風や地震などの自然災害はとても恐ろしいものですが、一方で自然は私たちに豊かな恩恵をもたらしてくれます。
木で家を建てたり、雨や川の水で農作物を育てたり、海で魚をとるなど。
物事に対して受け身で忍従的な日本人の気質は、ここから来ているといわれています。
では、他の国の人たちはどうでしょうか。
アラブ諸国やイスラエルなどの中東では紛争やテロは日常茶飯事で、争いが絶えません。
砂漠地帯に住む人にとって自然は「死」を意味するものであり、人々は貴重な水を求めて他の人間と対立することになります。
中東の戦闘的な気質はここから来ているといわれています。
また、ヨーロッパの人たちは牛や羊の群れを従えたり、麦や果物からパンやお酒に加工するなど、自然は意のままにコントロールするものとして捉えるようです。
西欧で民主主義が芽生えたのも、国の仕組みは人民がコントロールするものであるという意識から来ています。
日本の民主主義は政府に何とかしてもらおうとお願いするような傾向がありますが、西欧の民主主義は市民が政府の意思決定に参加して政策を決めていこうとする傾向にあります。
こうして考えると、地域によって物事の考え方が異なるのも納得できますね。
「今の環境をどう捉えるか」がこれからの自分の行動に大きく影響してくるのかもしれません。
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