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行政書士の姉妹が、主に独学で行政書士試験を目指す人にとっての、試験に必要な知識と解説を…

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行政書士の姉妹が、主に独学で行政書士試験を目指す人にとっての、試験に必要な知識と解説を発信していきます。 その他にも、私たちが興味のあることを綴ります☆

記事一覧

民法:意思表示①(心裡留保)

今回は【心裡留保】について学習していきます。 日常生活を送る中で、心裡留保という言葉を使うことは、ほとんどないと思います。 もしかしたら、今回初めてこの言葉を見…

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6日前
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演習問題【民法:法人・権利能力なき社団】

前回は、【法人】と【権利能力なき社団】について学んできましたので、今回はこのテーマの演習問題を作成しました。 「権利能力なき社団」というと、あまりなじみががない…

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11日前

民法:法人と権利能力なき社団

今回は【法人】と【権利能力なき社団】について学んでいきます。 「権利能力なき社団」というと、あまりなじみががない方も多いと思われますが、H26年とH29年に択一問題で…

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2週間前

過去問その他演習問題【民法:住所・失踪宣告】

前回は、住所と失踪宣告について学習をしてきましたので、今回は過去出題された問題を中心に、演習問題を作成しました。 過去に出題された問題は、何年に出題されたものか…

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2週間前

民法:住所と失踪の宣告

今回は【住所】と【失踪の宣告】について解説をしていきます。 どちらも、過去に択一問題で出題されています。 【住所】 ・民法では、各人の生活の本拠をその者の住所と…

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2週間前
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過去問・その他演習問題【民法:制限行為能力者】

前回まで、制限行為能力者について学習をしてきましたので、今回は過去出題された問題を中心に、演習問題を作成しました。 行政書士試験の学習をされている中級者の方で…

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2週間前
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独学で行政書士資格を取得②

行政書士試験を独学で受験されようと考えている人に向けて、少しでもわかりやすく伝わればいいなと思い、現在民法から解説を交えて発信しています。 過去の私の経験上、過…

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2週間前

民法:人(制限行為能力者③)

前回の続きで、本日は【制限行為能力者の詐術】と【制限行為能力者と取引をした相手方の催告権】について、解説していきたいと思います。 ちなみに【制限行為能力者と取引…

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2週間前
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民法:人(制限行為能力者②)

前回の続きですが、自らの行為だけで完全に有効な法律行為ををすることができる能力を行為能力といいます。 この能力を制限された者が ①未成年者 ②成年被後見人 ③被保…

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2週間前

民法:人(制限行為能力者①)

権利能力とは、権利義務の主体となり得る資格のことです。 自然人のほか、法人についても一定の範囲で認められています。 【権利能力の取得時期】 自然人は、この権利能力…

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3週間前

独学で行政書士資格を取得

行政書士資格を独学で取得しようと考えている人に少しでも法律をわかりやすく伝えられたらいいなと思い、このブログを始めました。

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1か月前
民法:意思表示①(心裡留保)

民法:意思表示①(心裡留保)

今回は【心裡留保】について学習していきます。

日常生活を送る中で、心裡留保という言葉を使うことは、ほとんどないと思います。

もしかしたら、今回初めてこの言葉を見る方もいらっしゃると思いますので、具体例を出しながら、わかりやすく解説をしていきます。

※93条「心裡留保」は、民法改正により改正されていますので、改正以前に学習をされていた方がいらっしゃいましたら、間違われないようにぜひ、六法をご確

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演習問題【民法:法人・権利能力なき社団】

演習問題【民法:法人・権利能力なき社団】

前回は、【法人】と【権利能力なき社団】について学んできましたので、今回はこのテーマの演習問題を作成しました。

「権利能力なき社団」というと、あまりなじみががない方も多いと思われますが、H26年とH29年に択一問題で出題されていますので、今後もポイントは押さえておくと良いと思います。

権利能力なき社団の問題は、判例から出題されていますので、解答の箇所では、重要なワード等を太文字にして解説をしてい

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民法:法人と権利能力なき社団

民法:法人と権利能力なき社団

今回は【法人】と【権利能力なき社団】について学んでいきます。

「権利能力なき社団」というと、あまりなじみががない方も多いと思われますが、H26年とH29年に択一問題で出題されています。

本日はこの「権利能力なき社団」についての判例と、判例の中でも、どの部分が重要かを解説していきますので、ご参考にしていただければ嬉しいです。

【法人】

・民法34条では「法人は、法令の規定に従い、定款その他の

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過去問その他演習問題【民法:住所・失踪宣告】

過去問その他演習問題【民法:住所・失踪宣告】

前回は、住所と失踪宣告について学習をしてきましたので、今回は過去出題された問題を中心に、演習問題を作成しました。

過去に出題された問題は、何年に出題されたものかも記載しています。

解答の箇所では、重要なワード等を太文字にして解説をしていますので、暗記対策に活用されても良いと思います。

前半に①~⑩問の設問があり、〇か×で答えてください。後半に答えと解説を載せていますので、移動の合間などすき間

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民法:住所と失踪の宣告

民法:住所と失踪の宣告

今回は【住所】と【失踪の宣告】について解説をしていきます。
どちらも、過去に択一問題で出題されています。

【住所】

・民法では、各人の生活の本拠をその者の住所とすると記されています。

【居所】

・居所は、住所が知れない場合に、居所が住所とみなされます。
日本に住所を有しない者は、その者が日本人又は外国人のいずれであるかを問わず、日本における居所が、その者の住所とみなされます。

※居所と住

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過去問・その他演習問題【民法:制限行為能力者】

過去問・その他演習問題【民法:制限行為能力者】

前回まで、制限行為能力者について学習をしてきましたので、今回は過去出題された問題を中心に、演習問題を作成しました。

行政書士試験の学習をされている中級者の方であれば、学習の基礎知識がありますので、解答の太字にしてある部分は、そのまま暗記されるとよいと思います。

六法と解答を照らし合わせて学習してみてください。

前半に①~⑮問の設問があり、〇か×で答えてください。後半に答えと解説を載せていま

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独学で行政書士資格を取得②

独学で行政書士資格を取得②

行政書士試験を独学で受験されようと考えている人に向けて、少しでもわかりやすく伝わればいいなと思い、現在民法から解説を交えて発信しています。

過去の私の経験上、過去問を中心に学習をすすめると、出題傾向が掴みやすいように感じました。
ですから、書店で練習問題を買ってきて、たくさん問題を解くという学習の仕方よりも、過去問を中心に学習をし、出題されている箇所の条文を読み込むという学習の仕方の方が、すっき

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民法:人(制限行為能力者③)

民法:人(制限行為能力者③)

前回の続きで、本日は【制限行為能力者の詐術】と【制限行為能力者と取引をした相手方の催告権】について、解説していきたいと思います。

ちなみに【制限行為能力者と取引をした相手方の催告権】は令和2年に択一式、H30年に記述式で問われていますので、わかりやすいように解説と学習のポイントを書いていきます。

※最後に暗記の仕方を書いています。

【制限行為能力者の詐術】

制限行為能力者が、自分は行為能力

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民法:人(制限行為能力者②)

民法:人(制限行為能力者②)

前回の続きですが、自らの行為だけで完全に有効な法律行為ををすることができる能力を行為能力といいます。

この能力を制限された者が
①未成年者
②成年被後見人
③被保佐人
④被補助人

で、制限行為能力者といわれます。

制限行為能力者は、過去にも出題されていますので、それぞれの違いを六法で確認しながら、しっかりと覚えていきましょう。

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民法:人(制限行為能力者①)

民法:人(制限行為能力者①)

権利能力とは、権利義務の主体となり得る資格のことです。
自然人のほか、法人についても一定の範囲で認められています。

【権利能力の取得時期】
自然人は、この権利能力を出生した時に取得します。

ここで注意すべきなのが、例外として出生前の胎児も以下の①~③の場合、既に生まれたものとみなされます。

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