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食と私

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食の思い出とグルメ記。
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#グルメ

【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

【食エッセイ】4人で貸切になる国分寺の名店イタリアン「BuOno!(ボーノ)」

 先日、私の誕生日祝いで前々から行きたかったお店に行ってきた。国分寺にあるイタリアン「BuOno!(ボーノ)」だ。ずーっと気になっていて、やっと伺うことができた。

 路面店のこちらはガラス張りで、スモークがかかっているとはいえ外から店内がよく見える。スタッフはオーナーと思われる一人のみで、来客もいつも少人数。「ここ、本当に儲かっているのかな?」と余計なお世話を抱いていた。それと同時に、少人数でも

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【食エッセイ】そりゃ記念日に行きたくなる。太宰治が愛した味@国分寺「若松屋」

【食エッセイ】そりゃ記念日に行きたくなる。太宰治が愛した味@国分寺「若松屋」

こじゃれた飲食店や会員制レストラン、行ったら箔が付くようなお店に行くのが好きな私だが、「〇〇御用達」みたいなところはあまり興味がない。

しかし、ここだけは別だ。
東京都国分寺市にある老舗の鰻屋「若松屋」。
太宰治ゆかりの店だ。

個人的には、太宰治はそこまで好きではない。作品云々ではなく、女好きでだらしないからだ。いくら作品が素晴らしくても人間性の部分で個人的にはマイナス評価になる。

とはいえ

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グルメ愛好家の実態

グルメ愛好家の実態

今朝はグルメ会仲間で朝食コースを食べに恵比寿へ。予約困難店らしく、昨年の11月くらいに予約してもらい、朝も早よから行ってきた。

こちらは鮨屋さんが営んでいるお店で、朝は朝食のコース料理、夜はバー営業とのこと。鮨屋だからこその目利きによって選び抜かれた素材は、それぞれの良さを生かして調理される。どれも新鮮で、唸るほど美味しかった。
(お店についてはまた今度紹介します!)

朝食とは思えないほど腹パ

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【食エッセイ】海鮮が死ぬほど旨い隠れた名店@国分寺「居酒屋 よっちゃん」

【食エッセイ】海鮮が死ぬほど旨い隠れた名店@国分寺「居酒屋 よっちゃん」

地元にはいくつか行きつけ店がある。その中でも一番行くのが、国分寺駅南口にある「居酒屋よっちゃん」。

行き始めたのは、彼と付き合い始めた頃。たまたま見つけたお店だ。

見たとおりのザ・大衆居酒屋だが、ここは日替わりの海鮮が本当に美味しい。私と同い年の店長の粋な計らいで量も多く、これで本当に利益がとれてるの? とこちらが心配になるくらい太っ腹だ。

「ケチケチして残ってもダメになるだけだから」

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【食エッセイ】死ぬまで食べ続けたいパスタ「メランツァーネ」@国分寺 「メランツァーネ」

【食エッセイ】死ぬまで食べ続けたいパスタ「メランツァーネ」@国分寺 「メランツァーネ」

誰にでも、これを食べたら元気になるという食べ物があると思う。それは好物だったり、食べたら体調が良くなるものだったりさまざまだろう。

私の場合はこれ。地元国分寺にある老舗イタリアン「メランツァーネ」の看板メニュー「メランツァーネ」。

初めて食べたのは小学校低学年のとき。近くの音楽教室でバイオリンを習っていて、その帰りによく母と食べに行っていた。

当時はお子ちゃまだから、たらこスパゲッティとかミ

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【食エッセイ】これぞ、本当のちゃんぽん

【食エッセイ】これぞ、本当のちゃんぽん

もし移住するなら長崎と決めているくらい長崎が好きだ。高校の修学旅行で行ったときは「京都が良かったぁ」と思っていたのに、まさかこんなに好きになるとは。当時の私に今の私を見せてやりたい。

長崎を好きになった理由は3つ。

1つ目は、敬愛する美輪明宏様の生誕地だからだ。美輪様を好きになったきっかけは、江原雅之と共演した番組「オーラの泉」。ゲストに愛溢れるスピリチュアルメッセージを伝える美輪様に感銘を受

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【食エッセイ】替え玉なくても満腹になる桂花拉麺の食べ方

【食エッセイ】替え玉なくても満腹になる桂花拉麺の食べ方

コロナ禍になってすっかり都会に行かなくなったが、唯一出社するクライアントが新宿にあるため、新宿には定期的に行く。土曜日に出社する際によく足を運ぶのが「熊本ラーメン 桂花」だ。

大好きな定番メニュー・桂花拉麺は、豚骨なのにしつこすぎず、焦がしニンニクが効いた絶妙なしょっぱさ。豚骨なのにしつこくない理由は、鶏白湯を使っているから。ニンニクはただ焦がしただけではない。マー油という揚げたニンニク、香味野

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【エッセイ】美味しそうに撮る方法

【エッセイ】美味しそうに撮る方法

「いっつも美味しそうなもの食べてるよね」
「恭子さんって、美味しそうに撮りますよね」

よく、私のプライベートのインスタを見た人からこう言われる。

確かに、我ながら美味しそうに撮れている。作り手の盛り付けが上手いからこそ美味しそうに見えるのもある。言うまでもなく、全部本当に美味しかった。

美味しそうに撮るコツは少ない。なるべくアップで撮る、被写体の明るさを上げる。

それ以上に料理を美味しそう

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