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【海外留学は時代遅れなのか?】


先日ホリエモンこと、堀江貴文さんが

「海外留学はもはや時代遅れだ」というタイトルでYouTubeをアップされていました。


皆さんは、この意見どう思いますか?

私は、この意見に2割ほど賛同しています。

確かに、オンライン化が進んだ現在の教育環境において

特定の「学び」のためだけに海外留学をする、という時代は終わったのかもしれません。



しかし、海外留学で得られるものは単なる「学」だけではありません

私自身、留学をすることで得られたものは沢山あります。


その中でも特に、その後の人生に大きな影響を及ぼしたものは

海外留学を通して、日本社会の枠組みを超えた世界と出会い

「より柔軟に人生をデザインすることが出来るようになったこと」です。


それはどういうことか?

日本に居ては出来ないことなのか?

順に説明していきます。


未だに変わらない「学歴」への執着

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留学前の私は、「学歴」という2文字に雁字搦めにされていました。

当時は私自身、なぜ「学歴」が必要なのかは深く理解しておらず

ただ単に、皆が進んでいるレールから逸脱することを恐れていました。


しかしいざ、大人になって社会に出て感じる事は、「学歴なんてちっぽけな物だったんだ」という事。

「高い学歴が有ろうと無かろうと、自分の振る舞いや努力次第で幾らでも人生は切り開ける」

その思いを体現して、邁進している方々を数多く見てきました。

だから、むしろ社会人になってからどれだけ努力を続けるかが最も重要ですよね。



でも、大変残念な事に、今もなお一部の現役の高校生は

「難関大学に行かなければならない」という柵に縛られ続けているようです。


先日、現役の高校2年生の方々の声を聞く機会があったのですが、皆さん口を揃えて

「先の事はあまり意識しておらず、とりあえず出来るだけ上の大学に進学する」と話していました。

恐らく彼らも、「他の子たちも大学に進学するから」くらいの意識でしかないのではないかと思います。

ほとんどの子が「やりたいことは特に無い」とのこと。



一方で、世間の常識は大きく変わってきています。

「学歴」「大企業」の価値が大きく変わってきた現代において、

学生たち自身の「学歴」の対する認識がアップデートされていないことは非常に残念なことです。


恐らく、これが日本の教育環境なんだと思います。

「出る杭は打たれる」「マイノリティになりたくない」

そんな意識を子どもたちに植えつけてしまっているのが、日本の社会なのだと熟感じています。


(元麹町中学校校長の工藤勇一先生などによって、少しずつ日本教育界も変わってきていると思っていましたが、それもまだ一部なのだという事が分かりました。工藤先生の取り組みは非常に面白いので、是非読んでみてください。)


レールを外れると世界が広がる

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しかし、そんな柵を抱えた日本社会の枠組みから外れて、海外留学をすると世界が一変します。

なぜ一変するか?

理由は大きく2つあります。



①日本教育界の時間軸から抜け出せる

大学のセメスター毎の交換留学ではない限り、

学校を休学するなり、卒業後に留学するなり、少なからずギャップが生まれます。


そうすると、思考停止したまま周りの学生の流れに合わせて

「学歴」や「就職」というレールの上を進まなくてはいけない

という”常識”から脱れるが出来ます。


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前述の高校生たちのように、

「やりたい事は特に無いけど、周りに合わせて取り敢えず進学する」

という選択をしていると、大学卒業間近になって

やりたい仕事が分からないと言って進路の悩む事になります。

結果、取り敢えず社会に出て、悩み苦しく社会人が万といるわけですから

日本教育界の時間軸から外れる事は、現在の社会においてはとても重要だと考えています。


当然日本で教育を受けながら、歩みたい人生のイメージを固められたら良いです。

しかし、多くの学生たちが「目的なき学歴」を追い求めてしまっている現状を考えると、

「目的あるギャップ」を持つことは大きな意味を持っていると思います。



②ロールモデルが何倍にも増える

世界の人口は77億人、日本の人口は1億2000万人。

当然世界に出れば、より多くの人と出会う事が出来ますから

様々な人の生き方や思想に触れて、より柔軟に人生を捉える事が出来るようになります。


例えば、私がトロントで出会った中には

・28歳、カーリングカナダ代表ながら、会計士資格取得のため学校に通うカナダ人アスリート

・26歳、英語のレベルはまだまだだけど、カナダで音楽の仕事をしたいと夢を抱き語学留学から始めたスペイン人カップル(その後、めでたくカナダでベイビー誕生)

・35歳、英語を学びにきたイタリア人医師

・30歳を超え、英語は殆ど話せないけど、移住を目標に、語学学校に通う韓国人夫婦

・27歳、日本の大企業を退職し、新たな夢に向かっている日本人

他にも例を挙げればキリがないほど、世界には様々な生き方を選んでいる人が沢山います。


昔は、仕事に就いたら定年まで働くことが”常識”で、

恐らく私もそれに従うのだろうと思っていた私にとっては、

彼らとの出会いは宝箱を開けたような感覚でした。

こんなにキラキラ、ワクワクする人生を皆選んでいるのだと知る事になったんですね。


こうして、多くのロールモデルを得た私は、

「人生とは自分で自由に思い描き、歩み進めていくものなのだ」

と考えられるようになったわけです。


(もしかしたら、今はオンラインで誰とでも繋がる事が出来るから、留学に行かずとも、様々な人と交流出来るという意見があるかもしれません。しかし、一念発起して海外に渡ってきた者だからこそ伝わるシンパシーがあると私は思っています。それを共有するからこそ、心ときめく出会いになるのではないでしょうか。)


結論、若者は皆海外留学するべき

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以上、「海外留学をすることで人生が自由になる」という話でした。

まだ自分自身と向き合う事が出来ていない学生の方は、是非海外留学に挑戦してもらいたいと私は思っています。

(状況が改善されることを願うばかりですが…)


堀江さんがこれを読んだら、「人生は自分で決めて当然じゃん」と言われそうですね(笑)

既に人生の歩むべき道が明確になっている方にとっては、仰る通り海外留学は不要かもしれません。

でも、皆んながみんな早いうちからそれに気づけていないのが現状ですよね。


それに、優秀な学生が集まるとして注目を集めていたミネルバ大学も

授業自体はオンラインですが、学生たちは寮での共同生活が必須で

むしろ世界各国からの学生との交流が大切だと考えているのではないでしょうか。


皆さんはどうお考えでしょうか?



ここまで読んで頂きありがとうございます!

何かお考えの事があれば、是非コメントお願いします😊

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