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まいにち、考える。

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日々の思考を書きとめるnote。
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2016年10月の記事一覧

死はどこからくるのだろう

死はどこからくるのだろう

少々真面目に夜更かしをしていたら、体が悲鳴をあげている。元々徹夜などが得意ではないタイプなのだけど、この頃特にきつい。

こういう体に対する不義理を積み重ねまくると、死が少しずつ近づくのだろうか。

いったい、どの時点で遺伝子は完膚なきまでに傷つき、体は健康体に戻るすべを失うのだろう。

その瞬間を逐一把握できるシステムが、やがてできるに違いない(もしかして、もうできているのかもね)。

見つけて

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無造作は技巧の極み

無造作は技巧の極み

マスキングテープを集めるのをひとつの趣味としている。しかし、買ったりもらったりしたものをことごとく使えていない。

もちろんもったいないというのもあるのだが、むしろそれよりも……

無造作にちぎってうまくいった試しがないこれに尽きる。

よく本などで「無造作にちぎっておしゃれに貼っている」人が紹介されているが、あれを素直に信じてはいけないと思う。

あれは手先が器用かつセンスがある人のみの免許皆伝

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良い戦場、悪い戦場〜戦国喫茶養生記

良い戦場、悪い戦場〜戦国喫茶養生記

割とリア充そうな社交場から30分未満で撤退しました。

今は気持ちを落ち着けるために、ただただ珈琲を飲んでおります。美味しい。
やはりお茶の類は必須ですな。

暇なので、自分にとって良い戦場、悪い戦場について考えてみました。これも全ては横山了一先生の作品に影響を受けたせいです。戦国コミケ!
この世は、げに恐ろしきものですぞ!!

良い戦場とは……バーゲン、ライブなど好きなものに触れられるところ。そ

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「達磨林檎」が出たならば

「達磨林檎」が出たならば

「ゲスの極み乙女。」のコンサートに、一度だけ行ったことがある。

あれは昨年の夏。「この人たちこれから売れまくってチケット取れなくなりそうだな」と思い、行くことにした。

今思えば、まだ例の事件が起きる前で、一番いい時期に見られて良かったと心底思う。

あの後、紅白に出てNHKで「親子で楽しめるバンド」として紹介までされていた(あの映像に映っていた親子はその後どうしたのだろう)。

今年になってか

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疲れたひとたちにすすめたい低血圧脱力系キャラクター5選

疲れたひとたちにすすめたい低血圧脱力系キャラクター5選

①たれぱんだ(サンエックス)「いつもなんだかたれている。」1990年代後半に人気を博した脱力系パンダ。質感がしっとりしているのが特徴で、好物はすあま。

②こげぱん(サンエックス)釜に落ちたため焦げたパンのキャラ。焦げたショックで白目になり、性格もやさぐれてしまう。元がエリート(良い素材)だったという設定に悲哀を感じる。

③ぐちぱんだ(無所属)ぐちばっかり言ってるけど憎めない、関西弁のちょいおっ

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ふなっしーとくまモンは「ガラスの仮面」のマヤと亜弓かもしれない

ふなっしーとくまモンは「ガラスの仮面」のマヤと亜弓かもしれない

ゆるキャラの頂点といえば、東のふなっしー、西のくまモンと言っても差し支えないだろう。
トリッキーな梨の妖精とメタボな熊本県の営業部長は多くの人に愛されている。
(2016年10月21日21時21分時点でふなっしーのTwitterフォロワー数は1434639、くまモンは537676である。梨TSUEEEEE!)

この2体は本当に対照的だ。

地道なPRを積み重ねてここまで来たふなっしーは、唯一無二

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キョンキョン考

キョンキョン考

小泉今日子さんの「小雨日記」を読んだ。

彼女の愛猫「小雨」の目線で日常を描いたエッセイ。猫好きとキョンキョン好き垂涎の本と言えるだろう。

私は猫も彼女もそこそこ好きなレベルなので、比較的客観的に読み進めた。

「小泉今日子」はなぜずっと人気なのか。唯一無二の存在でいられるのか。
読了してその理由が少し理解できた気がした。

私が読み取ったキョンキョンは、

猫目線でエッセイが描けるほど想像力と

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文庫Xと「あれ」の話

文庫Xと「あれ」の話

盛岡のさわや書店で売られている、タイトルや作者、内容の一切が伏せられた「文庫X」が話題になっている。

お値段は810円。本としては決して安くはないが、店舗で2100冊も売れたそう。予約も7000件を超えているという。

このような売り方は以前天狼院書店もやっていたし、文庫本葉書もほぼ内容がわからないものを買う、という点では共通するから、そこまで目新しい手法ではないだろう。(担当書店員並びに書店の

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全部無駄にしないことができるなら

全部無駄にしないことができるなら

先週、阿部広太郎さんと芦沢ムネトさんのトークショーに行った。

足を運んだきっかけは、阿部さんのnoteをフォローしていたことと「全部無駄にならない」という言葉に惹かれたからである。

思えば、仕事や人生にあまり影響を及ぼさないような経験をよくしてきた。
いや、取るに足らない経験と言った方がしっくりくるかも。

そんなことばかりしてきたので、こんな感じでいいのかなあと毎日ちょっとへこんでいた。

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王様の耳はパンの耳

王様の耳はパンの耳

とあるラジオ番組のゲストが、パンラボの池田さんでした。

http://panlabo.jugem.jp/

肝心のパン情報の部分に限って急に聞こえなくなったりしたけど(radikoじゃないので不安定)、予想外の渋い声を堪能しました。

平素はご飯派、外食は麺派の自分ですがパンも大好きです。
目下、神宮前の「レフェクトワール」に行ってみたいのですが、それはさておき。

ふとラジオを聞いているとき、

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衣食住にまつわる縛り

衣食住にまつわる縛り

毎日の生活の中で自分がなんとなく守っている、あるいは縛られているかも、というルールのようなものはありますか?

私は、あります。

まず衣食住の「衣」から考えてみます。

「洋服のコーディネートで、上下合わせて使う色は3色まで」このルール、なかなか破れないです。かつてワイドショーでピーコが唱えた説に未だにはまっています。色を揃えるとすっきりして見えるのは事実だから、そんなに問題ないけれど。

でも

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食についての適度なこだわり

食についての適度なこだわり

食べることが大好きだ。とっても。
どれくらい好きかというと、

「生きている間に、どれくらい美味しいものを食べられるかが人生においてけっこう大事」

というくらいである。

こんなことを言うとさぞかしグルメなのかと思われるかもしれないが、そうでもない。
少なくとも値段の高低はあまり問題ではない。

サッポロ一番の塩らーめんも荻窪の名店「トマト」のカレーも、都こんぶも、とちおとめや佐藤錦もすべて愛し

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声の優れた人々へ

声の優れた人々へ

先日、「チア男子‼︎〜GO!音劇男子‼︎〜サウンドシアター」を見た。

「チア男子‼︎」は、朝井リョウの同名小説が原作で、今夏にアニメ化された作品。その名の通り、チアリーディングをする男子チーム「BREAKERS」の青春物である。

このステージは、「サウンドシアター」なので、朗読劇のような声優の掛け合いを主体としていた。
通常だったら、彼らの声を通して、アニメのキャラクターを想像するべきなのだが

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ハンモックの魅力がすごいよ

ハンモックの魅力がすごいよ

表参道のスパイラルガーデンで開催中の「蓮沼執太 作曲的 |compositions リズム」。

そこかしこから聞こえる色々な音、カフェの人のおしゃべり、全てがこの空間のを構成するオーケストラの材料のように思えた。息、歩く音、ささやき、その場にいる人みんな、その展示に影響を及ぼしていたはずだ。

吹き抜け部分に設置されたハンモックに揺られて極楽だった自分も、例外ではないだろう。ゆらゆらゆら。
なん

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