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企業行動論講義note[10]「充たし方、充たされ方が変わってきた:新しい価値創造の考え方としてのサービスドミナント・ロジック」
みなさん、おはこんばんちは。やまがたです。
前回は、価値創造過程について説明しました。価値創造過程と一口に言っても、企業ごと、事業ごとなど、さまざまな要因によって異なってきます。ただ、いずれにしても「他者の欲望や期待を充たすような効用給付を創出・提供することで対価を獲得し、自らも価値を手に入れる」という点については共通しています。
こう考えるとき、一般的には「どうつくって、どう売るか」という視
サービス・ドミナント・ロジックと知的財産
ムサビの学生生活も2年目を迎えようとしていますが、この一年で特に印象深い学びの一つであるサービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)と、自分の専門分野である知的財産の関係について、頭の整理をしておきたいと思います。
1. はじめに 意外にマイナーなので初耳という方が少なくないかもしれませんが、2004年に米国のマーケティング学者、Robert F.LushとStephen L.Vergoが
サービス・ドミナント・ロジック
[要旨]
サービス化の進展を背景として、たとえモノとしての商品であっても、その商品が果たすべき機能はサービスにほかならず、サービスこそが商品の効果の源泉であり、商品とサービスを二分する従来の区分は意味をなさないと、2004年頃から主張されるようになっています。このような考え方は、サービス・ドミナント・ロジック(サービスが支配的な理論)と言われています。
[本文]
今回も、大阪ガスエネルギー・