土生 哲也(Habu Tetsuya)/株式会社IPディレクション

バブル世代の左脳型人間に、ムサビ・造形構想研究科で更新プログラムをインストールしました。 あの水平線の上に立てると信じて( https://www.musabi.ac.jp/outline/about/president/ )、新領域の開拓に挑みます。

土生 哲也(Habu Tetsuya)/株式会社IPディレクション

バブル世代の左脳型人間に、ムサビ・造形構想研究科で更新プログラムをインストールしました。 あの水平線の上に立てると信じて( https://www.musabi.ac.jp/outline/about/president/ )、新領域の開拓に挑みます。

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会社概要と代表者のプロフィール

株式会社IPディレクション 株式会社IPディレクションは、代表者である土生(はぶ)哲也が2002年10月に設立、2022年4月に現社名に商号変更した法人で、知的財産とデザインの視点から中小企業経営をサポートするサービスを提供しています。 代表者プロフィール 12年半の金融機関勤務時(主にベンチャーファイナンスを担当、知的財産を担保にしたベンチャー融資部門の立上げとVCでの投資業務に携わりました)に、知財のわかるキャピタリストを目指して弁理士資格を取得、2001年の独立後は知

    • <対談記事> 知財が中小企業にもたらす意外なメリットとは?

       ロフトワークさんのWebサイトの「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」のコンテンツに、同社のクリエイティブディレクター・加藤修平さんとの対談記事、  知財が中小企業にもたらす意外なメリットとは?  ブランド力を高め、企業間共創を加速させる知財の捉えかた をご掲載いただきました。  未来感のあるポジティブなトーンでまとめていただき、「世の中、結局のところ何が変化して、デザインや知財にどのように関係してくるのか。」の投稿に書いたような、社会の構造変化に伴う知財の役割の変

      • 「デザイン経営」の赤いカプセル、飲みますか?

         昨日は中小企業のデザイン経営に関するある研究会に出席し、中小企業がデザイン経営に取り組むポジティブな側面とネガティブな側面、デザイン経営がよくわからないと思われやすい理由について、私見を述べる機会がありました。  自分にとってもちょうど頭を整理するよい機会になり、そこで話した内容をまとめておきたいと思います。  まずはポジティブな側面から。  そもそもの前提として、デザイン経営とはなんぞや、何を基準にデザイン経営に取り組んでいる企業とそうでない企業を区別するの?という問題

        • 世の中、結局のところ何が変化して、デザインや知財にどのように関係してくるのか。

           世の中の変化と、変化への対応の必要性が言われるのは今に始まったことではありませんが、特にここ数年、その動きが強まっているように感じます。テレワークやオンライン会議が普通になり、オフィスにある郵便切手や封筒は余ったまま。スーツや革靴の出番は激減し、家の靴箱にはスニーカーが増えました。  そんな形式的なことはともかくとして、現場で実質的に社会を動かしている世代がグッと若くなっていることも痛感します。  DX、AI、メタバース、MaaS、CASE、ESG、脱炭素、ワークライフバラ

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        • これからの知財活用
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        • デザインと知的財産
          土生 哲也(Habu Tetsuya)/株式会社IPディレクション

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          知財活用の歴史を立体的な目線で振り返る

           今日はデザイン経営ではなく、知財に寄った話を。  知財の世界に身を置いて、はや20年超。このくらい長くやっていると、だんだん昔話の語り部みたいになってくるのですが、知財戦略、知財活用、知財経営などなど…企業が知財制度をどう活用するかというテーマについても、いろんな議論や試行が繰り返されるのを目にしてきました。  その大きな流れを振り返ってみたいと思います。  というようなことを考えたきっかけは、少し前になりますが、特許庁が推進している「I-OPENプロジェクト」のレポー

          中小企業の経営者にデザイン経営をどのように伝えるか

           昨年度は大阪で、デザイン経営に知財の視点を加えた中小企業向けの連続セミナーを実施しました。  これまでにあまり例がない取り組みで、参加者の皆様と一緒に作り上げたプログラムでしたが、今年度は北九州というユニークな産業集積のある地域において、その地域性を考慮するとともに、もう一歩進んだ最終成果物を目指すプログラムを用意し、伴走支援付きの5回連続講座として10月からスタートする予定です。  先日、参加者募集のためのオリエンテーションセミナーを実施したのですが、いつも悩ましいのが

          デザイン経営はこれまでの知財関連施策と何が違うのか?(2)

           前回の投稿(デザイン経営はこれまでの知財関連施策と何が違うのか?)の続編として、知財関連施策においてなぜデザインが注目されているのか、少し視点を変えて整理してみたいと思います。  デザイン思考が求められる背景としてよく言及されるキーワードが、今の社会が向き合わなければいけなくなっている「厄介な問題(Wicked Problem)」です。それだけだと少々理解しにくい概念ですが、↓の動画の2:35~3:25あたりの長谷川先生の説明を聞くと、とても理解しやすいです。  要は、

          デザイン経営はこれまでの知財関連施策と何が違うのか?

           少々時間が経ってしまいましたが、先々月、どうにか大学院を修了することができました。デザイン・アートに何の素養もないまま、とにかくこの世界に踏み込むきっかけが欲しいという単純な動機でムサビに突撃しましたが、そんな自分を見捨てることなく、井口先生をはじめとする先生方には2年間ご指導いただき、感謝の念に堪えません。  入学した2年前、新入生の年齢構成を見た際には、正直なところ、感性・体力・協調性において自分がどこまで持つか、不安しかありませんでした。  ところがこの2年間、そ

          先入観を排して工業製品をそのままに見る。

           先日大阪に出張した際に、東大阪の工場が製造した工業製品をアート作品として展示した「東大阪国際芸術展」を見に行ってきました。  大阪大学大学院文学研究科「徴しの上を鳥が飛ぶⅢー文学研究科におけるアート・プラクシス人材育成プログラム」の活動の一環として、同プログラム受講生のアートで元気になるプロジェクトの津村さんが中心になって企画されたそうです。  この展示とコンセプト、そういう方法があったか!と驚かされ、中小企業関連の仕事に携わる者の一人として考えさせられるものがありました

          「デザイン経営」って、結局のところどのように理解すればいいの?(2) -中小企業のデザイン経営、そして知的財産の役割-

           以前に 「デザイン経営」って、結局のところどのように理解すればいいの? - ものづくり中小企業は「デザイン経営」に取り組むべきか? というタイトルの記事を書きましたが、その問いに関する考察の最新版です。  対象を中小企業にフォーカスした今の段階での理解を、自分の専門領域である知的財産との関係も含めて整理しておきたいと思います。 (先月の名古屋、今月の大阪のセミナーで、デザイン経営についてお話しさせていただいた内容をまとめたものです。) 1.デザインの機能 はじめに、「デザ

          Mystery に立ち向かえ。

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第14回  佐々木 康裕さん(2021年10月11日)  クリエイティブリーダシップ特論第14回の講師は、デザインファームTakramのディレクター/ビジネスデザイナー、佐々木 康裕さんです。  Takramといえば、代表の田川さんが書かれたイノベーション・スキルセットがゴチャゴチャになってきていた頭をスッキリさせてくれるとても良い本で、佐々木さんもご著書のD2Cなどで

          考えれば考えるほど、結局は哲学に向かう。

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第13回 吉澤 到 さん(2021年10月4日)  クリエイティブリーダシップ特論第13回の講師は、博報堂の新規事業開発部門「ミライの事業室」室長の吉澤 到さんです。  吉澤さんは、博報堂でコピーライター、クリエイティブディレクターとして20年以上にわたり活躍されていて、その間にロンドン・ビジネス・スクールへの留学も経験されています。2019年4月には、博報堂初の新規

          循環する デザインと知的財産

           デザインと知的財産。  両者の関係性について、今日は思考の整理をしておきたいと思います。 1.デザインと知財はリニアな関係か? 経済産業省・特許庁が推進するデザイン経営、政府の知財戦略本部が提示した価値デザイン社会、経営デザインなど、数年前から知財界隈でも「デザイン」という言葉を見かける機会が増えています。デザインって、意匠=モノの外観のことでしょ、と狭義に理解されている場面に出くわすことはさすがに減ってきたように思いますが、その領域が広がれば広がるほど、「デザイン」は捉

          大事なのはプロセスで、アウトプットばかりに目を奪われてはいけない。

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第12回 大山 貴子 さん(2021年9月27日)  クリエイティブリーダシップ特論第12回の講師は、自然と社会とコミュニティの循環と再生を耕すデザインファーム、株式会社fog代表の大山 貴子さんです。  起業に至るまでの経緯から、現在取り組んでいること、その中で大切にしていることをお話しいただきましたが、身を置いた環境の中で感じた疑問を誤魔化さずにちゃんと考える、そ

          差異化の根源は理念か?強みか?そして差異化は目的か?結果か?

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第11回 三木 健 さん(2021年9月20日)  クリエイティブリーダシップ特論第11回の講師は、グラフィックデザイナーで大阪芸術大学教授の三木 健さんです。事前に「めちゃめちゃおもろい大阪のデザイナー」との情報がありましたが、たしかにめっちゃおもろい(もちろんfunnyではなくinterrestingの意)ユニークな方で、京阪神奈に住んだ元関西人としては、大阪という

          人も企業も「健康」であることを目指したい。

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエ イティブリーダシップ特論 第10回 稲葉 俊郎さん(2021年9月13日)  クリエイティブリーダシップ特論第10回の講師は、ご本業である医療の世界に止まらず、伝統芸能、芸術、民俗学、農業などの様々な分野で積極的に活動されている、医師・医学博士の稲葉 俊郎さんです。  昨年4月に軽井沢に拠点を移された稲葉さんは、熊本高校→東大医学部→東大院(医学博士)→東大病院循環器内科で世界最先端のカテーテ