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消雲堂自分史 阿武隈川

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駄目な人間の私が、どうやって生きてきたのかを再確認するマガジンです。自分のためのものですが、興味のある方はどうぞご覧下さい。
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2021年8月の記事一覧

終の棲家

終の棲家

僕は、新撰組ゆかりの地である福島県郡山市福良町に住みたいんです。猪苗代湖畔の小さな町です。ここの千手院は、新撰組の病院になったところで、土方歳三がよく立ち寄ったところです。当時の新撰組屯所は会津若松市内の天寧寺にありました(近藤勇の墓があります。本当の墓ではありませんが)が、新政府軍との戦いのために、ほとんど福良にいたようです。

福良周辺には会津木地師の里もあり、柳田国男も訪れています。そういっ

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なりたかったもの

なりたかったもの

*写真中央で笑って革靴を履いているのが僕です。小学校の6年生になったくらいかな?

子どもの頃は「パン屋さん」になりたかった。パンが好きだったからだ。

小学校高学年になると漫画雑誌ガロやCOMを読み出すと、漫画家になりたいと思った。当時は手に入りにくかったGペンやケント紙を買ってもらって、机の上に製図板を斜めに置いて、左右にインクや筆や羽箒を並べて漫画家気分だけを味わった。実際に漫画を描いたこと

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東京万景 コロナ禍の放浪

東京万景 コロナ禍の放浪

コロナ禍の中でも僅かな仕事はあるのです。昨日は、3MのN95マスクと保護めがねをかけてコロナ防御対策を講じて(これがキツくて蒸れるのです)目黒での打ち合わせです。目分量ではありますが、思ったよりも人は少なかった気がします。

目黒の駅ビルには、デパートの地下売り場のような感じで、洋菓子和菓子の店舗がたくさん入っています。さらにスーパーの紀伊國屋に、無印、ユニクロ、それから大きな書店が入っています。

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お隣さんのこと

お隣さんのこと

僕たち夫婦は、それまで住んでいた15階建てマンションの11階の3LDKから今のアパート(2K)に引っ越してきました。買い貯めてきた本やガラクタを2Kの部屋に詰め込むのは無理でした。幸いにも4畳半ほどもある広いベランダがありましたから、そこに段ボール箱やプラスチック製の収納ケースを並べてその中に本のみを保管しました。大事な本でした。雨水を防ぐためにその上にブルーシートをかぶせて縛っておりましたが、1

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カルチャースクール覚書

カルチャースクール覚書

木曜日は、カルチャースクールの日でした。今回で4回目です。前日まで受講生さんたちに喜んでもらおうと考えていくつも資料を作っていきました。

ところが受講生さんというのは気まぐれで、今日は、お一人が休みでした。「真剣に文章を勉強したい」というおふたりを相手に1時間半の講座を行ないました。

おひとりがいないと、大変なんですね。次回、その欠席された方のために、今回と同じ話をしなければいけませんよね。す

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農業業界誌記者の頃

農業業界誌記者の頃

昭和の終わりに農業の新聞社には約3年間勤めた。

農業の新聞といっても、最大の広告主である農協に寄生して生きているような業界誌だった。そんな媒体はいくつかあったが、働いていた会社はその中でも歴史がある古い新聞社だった。

入社すると、農業の新聞だから農水大臣の就任はもちろん、農業に強い政治家たちに「あらかじめ決まった質問項目に答えて貰う」というインタビューをさせられた。新人研修としてひとりきりで写

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戦争の移動鳩舎

戦争の移動鳩舎

終戦の日、敗戦の日、戦争したくない人たちにとって幸福の日であり、死ぬ事を軽々しく栄誉と考えていた人たちにとっては、戦っても勝てない戦争で国民全員が死ぬまで無駄な死を繰り返したいのに…といって地団駄踏んで悔しがった日だったでしょうね。

毎年この日が近くなると、数多くの戦争ドキュメンタリーが放送されます。僕は戦争嫌いなので、反戦に結びつく番組は殆ど観てしまいます。

終戦の日に思い出すのは、この間書

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死に逝く者「叔母の場合」

死に逝く者「叔母の場合」

今朝、神奈川に住む妹から電話があった。福島県いわき市に住む叔母が亡くなったということだった。92歳だった。長生きしたが、最期の認知症で10年以上、施設で寝たきりだった。叔母(僕の父の妹)は、作家の星新一の父親・星一(ほしはじめ、明治時代の製薬王)の本家(星一の生家)に当たる星家に嫁いだ。

その夫である叔父は、動物病院を経営しながら市会議員(社会党)を務めた。その後、地元で幼稚園の理事長として運営

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死に逝く者「母を救ってくれた人」

死に逝く者「母を救ってくれた人」

母が相模原の病院で死ぬ2年前ぐらいに、母の口から気になる話を聞いた。

「あたしはね、終戦間際に一関駅で電話交換手をしていたの。いつだったか忘れたけど、空襲警報があって、慌てて防空壕の中に入ったんだけど、その防空壕が爆弾でやられてね、気がついたら私を守るように知らない男の人が覆い被さっていたのよ。その人は死んじゃったんだけどね。何だか申し訳なくてね」

母は昭和5年に岩手県一関市に生まれた。学校を

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カルチャースクール4「母」

カルチャースクール4「母」

昨日はカルチャースクール講師の日でした。熱波の中をスクールまで15分歩いていきました。熱中症対策としては濡らした冷感タオルを首に巻き、塩分と糖分がほどよく混ざった飲み物を飲みながら歩きました。

前回は出席者がひとりだけでしたが、今回は3人揃いました。ほっと一息。さて、お馴染みの「最近の出来事」を語っていただきます。

Aさんの出来事

コロナのためにテレビを観る時間が増えた。なかでもオリンピック

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カルチャースクール3「七夕」

カルチャースクール3「七夕」

クリストファー・ノーランの「TENET テネット」を観ながら書いています。ノーランさんが脚本も書いています。しかし、ノーランは面白い人ですよね。殆どの作品は監督だけでなく、脚本も書いているんですからね。

あ、また余計なことを…さて…。

明日は文章講座の3回目です。

前回は短時間の部分的大雷雨に見舞われて2人の受講生さんは休みで、ひとりの受講生ひとりを相手に講座を行ないました。

毎回、文章課

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