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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2018年7月の記事一覧

全力で遊ぶ

全力で遊ぶ

 昨日は寝てしまい、一夜明けてこの記事を書いています。

 詳しくはまた書くけれど、とにかく頭をフル回転させて過ごしていた。
 予定調和がない場所に行くと、次に何が起こるのかわからなくて、「いま、ここ」に集中せざるを得ない。

 それがずうっと続いていたせいで、心身共にエネルギーを使い果たしてしまいました。ソファーに座ったまま放心状態で30分くらいいて、流石にこれじゃいかんととりあえずベッドに横に

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笑顔を繕わない

笑顔を繕わない

 愛想を良くしなければならない。
 僕の中にはそんなルールがあった。だから、笑顔を浮かべ人当たり良く接してきた。それは自分自身でも知らないうちに獲得して、染みついた習慣だった。

 つい先日、笑顔を浮かべる余裕がない状態に陥って、真顔のまま過ごしていた。

 しかし、そこではなにも起こらなかった。
 良いことも悪いことも、なにも起こらなかった。
 後で振り返ってみて、ようやく僕は悟った。

 そっ

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「まだ足りない」がちょうどいい

「まだ足りない」がちょうどいい

 新しいことに挑戦することが多くなると、必然「初めて」を何度も経験することになります。そうした時の姿勢ってちょっと自信がないくらいがいい塩梅なのではないかと思います。

初めては最大の好機 一番最初の時は、大きな不安がつきまといます。 
 いくら準備をしても、どれだけ練習をしても「まだ足りないんじゃないか」と囁く声が聞こえてきます。

 けれど、近年挑戦する機会が増えて感じるのは、「まだ足りない」

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OFFスイッチはどこにある

OFFスイッチはどこにある

 合宿の影響からか、今週はずっと頭がアイドリング状態を続けている。寝ている時以外は常に意識が覚醒して、どこかで思考が回転している音が聞こえる。

 だからといって、仕事が捗るとかそういうことではなくて、バックグラウンドで更新プログラムが蠢いているような不気味な感じ。

 自分の意思ではどうにもならなくて悶々としている。
 定期券や必要なファイルを忘れるといった被害以外は目立った問題は起こっていない

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心に触れたい、触れられたい

心に触れたい、触れられたい

 僕達の身の回りにはたくさんの触覚に関する言葉があります。
 そして、それは日常生活において、様々な場面で比喩として漏れ出してきます。

 柔らかい物腰、堅苦しい雰囲気、心が温まる、ざらついた感情、心の琴線に触れる。

 挙げ始めたらキリがないのですが、それだけ僕達が触れるということに影響を受けている証拠です。

 実際手の感覚神経は2万本弱あり、一般人でも2~3mm(背中は40mm)単位で感覚を

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僧侶と牧師の対談

僧侶と牧師の対談

今日たまたま繁華街を歩いていたら、こんな看板に出くわしました。

このタイトルの魅力に惹かれて、ふらりと入ってみたら年配の人がほとんどでした。

自分達が浮いているようでしたが、僧侶と牧師の対談なんてそうそうお目にかかることができませんから、10分くらいと示し合わせて、着席しました。

しかし、これがまあ面白いこと。
宗教に詳しくない人のためにも釈迦とキリストの説明から始まり、対話を通してそれぞ

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知れば知るほどわからなくなる

知れば知るほどわからなくなる

 なにかついて知ろうとすれば知るほどにわからなくなります。

 目標の旗を立てて、そこを目指して進み始める時は、たいてい自分とその旗しか見えていません。したがって、自分が一体どんなプロセス(道筋)を進むのかをあまり考慮されていません。

 点と点を結ぶのだから、一本の線でいいだろうと考えます。つまり、平面で考えている。

 しかし、実際には自分では変えられない環境的な要因なども重なって、直線距離で

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1人でやらなくていい

1人でやらなくていい

 この週末から今日まではよく話し、よく聞き、よく笑った日々でした。

 自分の思っていることを相談し、相談され、色んなことが変容し、進んでいく様を見られるのはとても嬉しいことです。

 僕は自分のことを凡人だと思っています。そこに驕りも卑下もありません。
 けれど、凡人であるからこそできること、得られるものってたくさんあるなとしみじみ感じています。

特別であるとは孤独なことである 芸術家とは「他

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誤解は気づかなければないのと一緒

誤解は気づかなければないのと一緒

「自分の言っていることが誤解されて伝わっている」

 そう感じる出来事が立て続けに起こると、もしかしたら自分の伝え方に不調が生じているのではないかと不安になります。
 しかし、そうした齟齬が生じること自体が自分の感度が上がっている証拠になります。

誤解は気づかなければ生まれないA「2日後までにやっといて」
B「わかりました」

 こんな会話がされた時に、「2日後までやっておく」とはどういう状況を

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なつ

なつ

 朝起きて、窓を開けたら蝉の声が飛び込んできた。

 あっ、夏だ。
 そう思った。

 気づけば梅雨は明けていて、太陽の日差しは刺すような鋭さを帯びている。

 お茶をたくさん沸かして、冷蔵庫に放り込んだ。喉が冷たさを求めている。

 むせ返るような湿気が足元から撫で上げてくる。

 目を瞑って、五感をじっくり味わってみる。いろんな音や匂い、触感などが周りにあった。浮いた汗が肌を滑ってくすぐったい

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たくさんの失敗に身を投げる

たくさんの失敗に身を投げる

 今年はたくさん失敗するようにしている。そのために、色んなことに手を出すようにしている。このnoteも今年になってから始めたことだし、今やっているグラレコの筋トレだってそうだ。

 これまで自分の手の内に収まる範囲でやってきた。誰にも迷惑のかからないように、縋ってしまわないように。

 だけど、それではどうもダメみたいだと気づいた。
 自分で完結してしまうのは退屈だ。世界はどんどん閉じてしまう。

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言葉を削り、仕入れる(言葉の魔法展)

言葉を削り、仕入れる(言葉の魔法展)

「自分の作った言葉に支配される」

 入ってすぐの壁に、達筆に書かれた文章の中にそのフレーズを見つけて、胸が掴まれた。その前後にも文章があったのに、その1文だけが浮き上がってくるようだった。

 確かに、僕は自分の作った言葉に支配されている。
 書いた文章を見返せば、おのずとわかってしまう。だって、人は言葉を使って思考するのだから。

言葉の魔法展 ジブリ作品の魅力はたくさんあれど、その中の1つに

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「仕方ない」を減らす

「仕方ない」を減らす

 ちょっと前から普段の自分とは違う選択を1日に1回は行うようにしています。

 それは本当に些細なことで、たとえば「出かける行き先を決めずに出かける」とか「いつもとは違う飲み物を飲む」とかそんなレベルのものです。

 そんな些細なことでも「いつもと違う」を実践しようとするだけで葛藤が生まれます。

 自分がしている無意識的な選択をわざわざ意識に引き上げ、ねじまげるのだから当然の反応かもしれません。

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どんなスタイルでのぞむか

どんなスタイルでのぞむか

 僕は時々文体を変えます。今日のように「ですます調」で書くこともあれば、「〜だ」断定調で書くこともある。

 もちろんただ語尾を変えているだけでなくて、構成も自分なりにいじっています。言いたいことを先に持ってきたり、最後に持ってきたり。

 一般的に論文や私的な文章なのかによって、文体が変わることはありますが、僕の場合は書く内容は基本的に自分の感じたこと考えたことなので、文体を変える必要はありませ

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