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2019年4月の記事一覧

憧れの物語は、いつだって省略されている

憧れの物語は、いつだって省略されている

小学生の頃、偉人の伝記を読むのが好きだった。

エジソン、ナイチンゲール、ベートーベン。図書館にある伝記を片っ端から読んだ。

地元の町名の由来にもなった江戸時代の偉人や、地元の名士の逸話を聞くのも好きだった。

昔から『すごいひとのはなし』を聞くのが好きで、その興味は今も変わらない。すごいひとたちの考え方や哲学を理解したい、という欲求は私の大きなモチベーションだ。

ただ、すごいひとの話を知り過

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料理はクリエイティブである

料理はクリエイティブである

 今日はちょっと重たい話から始めます。もう10年以上前になりますが、料理と買い物が困難になった時期がありました。そのとき、私は重いうつを患っていました。

 思いついたことを1行メモに書くだけで、あるいは、本を数ページ読むだけで息も絶え絶えになる。1日の大半を寝て過ごしていたあの頃、それでもなぜか食欲だけはあり、毎日ご飯を求めていました。

料理と買い物の何が難しいか 何とか歩いて買い物には行けま

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わたしの趣味は、オオゼキです。

わたしの趣味は、オオゼキです。

スーパーオオゼキが好きだ。

スーパーオオゼキに売っている商品の質の高さが好きだ。

スーパーオオゼキで働いてる方々の気持ち良さが好きだ。

スーパーオオゼキが好きだ、と言ってる人が好きだ。

これは、ただの、なんてことのない、フツーの34歳主婦が、「好き」という情熱だけでは伝えきれないスーパーオオゼキの素晴らしさについて、非常に身勝手な私見と偏見を綴ってみるだけのnoteである。

スーパーオオ

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やたらと相手のレベルに合わせて、質を落としてはいけない。

note(ノート)の方では、できるだけproactiveなことを書きたいと思っている。

 劇場効果というものがあって、最初は意味がわかなくても、ある一定のレベルのやり取りを横で聞いていると、そこから学ぶことは多い。

 母語の獲得はまさに劇場効果で、大人は、この子はまだ2歳だから、今日は500語だけのボキャブラリで話そうなどと配慮してくれない。

 数学でも、科学でも、哲学でも、レベル設定無視の

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書きたい気持ちの源は、「怒り」かもしれない

書きたい気持ちの源は、「怒り」かもしれない

「なんで毎日書いてるの?」と聞かれたとき、いつもうまく答えられなくて考え込んでしまう。

先日のnoteに書いた「営業が下手だから書き続ける」というのも本当だし、「noteという場所が好きだから」も真実だ。「一度書くのを辞めたら二度と書かなくなりそう」という不安もあるし、単純に「続けることだけが取り柄だから」も否定できない。

でも、なんだかそれだけだと少し足りない。

最近ぼんやり考えていて、一

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買い物はパッケージ化していく

買い物はパッケージ化していく

『Instagramが消費行動を変えた』という話はすでに至るところで語り尽くされている。

Instagramで見つけたものを買うだけではなく、Instagramに載せたいがために私たちは映えるカフェに足を運び、盛り付けにこだわろうとする。

しかし最近自分自身が買い物をしていて思うのは、Instagaramの一番大きな影響は『世界観を統一しなければならない』という感覚を植えつけたことなのではない

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「もし田舎で飲食店をするなら?」に答えました、と4月8日の日記

「もし田舎で飲食店をするなら?」に答えました、と4月8日の日記

【質問】
いつもnote楽しく拝読してます。ご著書も全て読んでます!

近いうちに、急遽東京から地方へと移住することになり、都会のように会社に通えるような環境ではないため、自分でなにかやろうと考えています。

そこで質問ですが、林さんなら、田舎でどんな飲食店をやりますか? 周りにあまり飲食店がなく、周りは観光農園が多いような環境を想定してみてほしいです!

【答え】
僕の本、全部! ありがとう

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最高のおにぎりの作り方

最高のおにぎりの作り方

この記事が面白かったです。

なにを隠そう僕はおにぎりが大好きです。しかし、おにぎりをつくることは誰にでもできますが「おいしいおにぎり」を作るのは案外、難しいもの。最高のおにぎりに必要な要素は「ご飯がふんわりとして」「表面がベタつかずに噛むとほろほろと崩れ」「適切な塩味がついている」の3つ。

従来の作り方は

ご飯がアツアツのうちに塩(または塩水)をつけた手にごはんをとり、三角形(または俵型)に

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