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Beyond The Reading

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本を読む先にあるものって、なんだろう。
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#未来

インターネットの次に来るもの 未来を決める12の法則、を読んだ。

インターネットの次に来るもの 未来を決める12の法則、を読んだ。

本書の原題はthe inevitableで、不可避という意味だ。何が不可避なのか?それはデジタル化したテクノロジーが持つ本質的な力の起こす変化だ。それは水が川上から川下に流れるように、太陽が東から出て西に沈むように、この世界に普遍的な理でもある。*訳者あとがきから抜粋

長年テクノロジーの進化を最前線で考察し続けてきたケヴィン・ケリーは、自著「テクニウム」で「テクノロジーの進化により人類は選択する

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動物と機械から離れて、を読んだ。

動物と機械から離れて、を読んだ。

超/絶/大/推/薦/ 今だからこそ再読の価値あり!前回にはなかった気づきがあり過ぎて大興奮。

ChatGPTをはじめとするAIの急速な進化に話題沸騰のテック界隈。自分はこの数年間、テクノロジー業界の一端の人間としてではなく、人類の始原的視座から、AIとはなんぞや?を観察してきたつもり。

メディアで喧伝される通りにAI台頭には賛否両論があるが、もはやこれからのAIは自然産物に近い存在になるのかも

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WIRED#48、を読んだ。

WIRED#48、を読んだ。

retreat...避難、引退、引きこもり 避難所、隠居所、静養所 〔軍隊などが〕撤退、退却、撤収、撤退の。隠れ家、現実での仕事、人間関係、悩みなどのしがらみから離れる自分だけの時間・場所。

単語が持つ元来の意味においては、上述の通りにネガティヴな印象を与えるかもしれないが、わざわざWIREDで特集が組まれるということは、2023年における重要なキィワードのひとつであることは間違いない。ハイライ

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アルゴリズムの時代、を読んだ。

アルゴリズムの時代、を読んだ。

テクノロジーが大好きだが、手放しでは受け入れない。

影響力とアルゴリズム、データとアルゴリズム、正義とアルゴリズム、医療とアルゴリズム、車とアルゴリズム、犯罪とアルゴリズム、そして芸術とアルゴリズムの構成。具体事例も紹介され非常〜に読みやすい。

毎度、ウィキペディアで調べてみると、

アルゴリズム(英: algorithm)とは、「計算可能」なことを計算する、形式的な(formalな)手続きの

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未来は予測するものではなく、創造するものである、を読んだ。

未来は予測するものではなく、創造するものである、を読んだ。

鼻息を荒くしながら読了!久々にエポックメイキング的な書籍と邂逅してしまった!

「ここではないどこか」への想像力を解放せよ。意味や価値のわからない仕事を再生産し続ける「制約事項」を爆破し、「本当のイノベーション」に向かって考える自由を取り戻すために。気鋭のSF作家であり、ITコンサルタントである著者が贈る理論と実践の書! *amazonの紹介文から

SFとITコンサルタントって、どう関係があるの

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未来を実装する、を読んだ。

未来を実装する、を読んだ。

久々に脳味噌がカラカラに干からびるくらい脳力を使った(笑)。

まずは黒字に蛍光緑のカヴァーデザインがカッコイイでしょう。最近の流行りなのかな?書店には近しい装幀の書籍が数冊目に入る。テクノロジー系に多い印象。*amazonばかりじゃなくリアル書店にも行きましょう!

インパクト、リスク、ガバナンス、センスメイキング。この4つの原則とテクノロジーで社会を変革する、とある。

インパクトは理想と道筋

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読書の醍醐味。

読書の醍醐味。

今回の土日は、本当に久々に読書に集中できた。先週にタフな案件が複数あり、それらがひと段落したので休日らしい休日を過ごせた気がする。芳しくない空模様もあいまって、ほぼ自宅でのんびりとしていた。テレビゲームをしたり、子どもとワイワイやったり、お酒も美味しくいただいた。

今年は過去に読んだ本を再び手にする機会を意識して増やそうとしている、つまり再読だ。読書は2回目からが本番、これは人付き合いも同じだと

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