アルゴリズムの時代、を読んだ。
テクノロジーが大好きだが、手放しでは受け入れない。
影響力とアルゴリズム、データとアルゴリズム、正義とアルゴリズム、医療とアルゴリズム、車とアルゴリズム、犯罪とアルゴリズム、そして芸術とアルゴリズムの構成。具体事例も紹介され非常〜に読みやすい。
毎度、ウィキペディアで調べてみると、
アルゴリズム(英: algorithm)とは、「計算可能」なことを計算する、形式的な(formalな)手続きのこと、あるいはそれを形式的に表現したもの。コンピュータにアルゴリズムをソフトウェア的に実装するものがコンピュータプログラムである。人間より速く大量に計算ができるのがコンピュータの強みであるが、その計算が正しく効率的であるためには、正しく効率的なアルゴリズムに基づいたものでなければならない。
とある。
自分の解釈では、アルゴリズムは飽くまでも「傾向分析」のことだ。過去のデータを活用し、未来をそれとなく予測する。年々その精度は高まっているようだが、ご高察の通りに100%ではない。この不確実性が落とし穴だ。
機械は人間よりも確実である。この盲信が様々なトラブル(しかも重大なインシデント)を引き起こす。そんなゾッとする事例も本著では紹介されている。アルゴリズムで人を正しく裁き、病から命を救うことができるのか??
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自分が最も興味があるのは、過去の傾向から導かれた可能性の話ではなく、もっとダイナミックに未来を変革するかもしれない「直感やひらめき」である。機械にはまだできない。否、永遠に人間には追いつかないだろう。
本著でもアルゴリズムをはじめとするテクノロジーを手放しで歓迎するのではなく、距離をとりながらうまく活用すべしと提言している、と理解した。
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