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#スポーツ

怪獣化してしまうサッカー選手。

怪獣化してしまうサッカー選手。

ここ最近、福岡県内の
とあるジュニアユースチームに
とてもとても気になる選手がいるのです。

中学2年生のその選手は
個人で相手を剥がしていける高い能力を持っていて
試合を決定づける仕事ができる優れたアタッカー。

ひとつ上の世代相手にも怯むことなく
その能力を発揮している将来が楽しみな選手です。

でもですね
自分が気になっている理由はそれではなく
彼が今の時代では珍しくなった「怪獣くん」だから

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バスケでプロになるはずが、気づけば腹痛でトイレにこもる会社員になっていた

バスケでプロになるはずが、気づけば腹痛でトイレにこもる会社員になっていた

ぼくはプロバスケ選手になるはずだった。

小学生のころから夢はバスケ選手。中学時代は、関東圏のガードの中では指折りの選手だといわれ、日本人初のNBAプレーヤー、田臥選手とならんで「平地か田臥か」と評されることもあった。将来はプロバスケ選手になると、自分も周囲も疑わなかった。

でも、現実はそう甘くなかった。

夢だったプロにはなりきれなかった。転職した会社では、慣れない仕事に精神的に追い込まれ、リ

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スポーツ指導の右や左について

スポーツ指導の右や左について

右往左往
2020年11月にスタートした(と書いてもうすぐ1年たつことに気がついた)、フットボールファミリー・ユナイテッド(以下ファミユニ)の活動を通じて、これまで様々な立場でご活躍されている方にお話を聞く機会に恵まれ、指導者、競技者、ジャーナリスト、それぞれの見方や考え方を知ることで、保護者の視点で見ていた景色が少しずつ変わってきました。

僕がファミユニを立ち上げた動機は、ヘディングのリスクに

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指導者に必要なスキルは、観察力。

指導者に必要なスキルは、観察力。

先日、サッカーとラクロスの大学日本一を経験している監督とお話しできる機会があった。違うスポーツのトップレベルの指導者が、どんなことを語るのかとても楽しみだった。蓋をあけてみると、お二人は全く同じことを語っていた。

「指導で意識していることはなんですか?」
その問いにお二人が答えた。それは、選手一人一人を観察すること。
競技の違う指導者が同じことを口にしていた。ここに、すごく大事なことが詰まってい

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「なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか」を読んで力を抜く。

「なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか」を読んで力を抜く。

 あるスポーツがメジャーになることで、プロになる(時には年俸何億、何十億というレベルで)、進学に有利になる、大学の奨学金を得る、などといったインセンティブが生まれる。

 子どもや親、そして指導者にとってスポーツが様々な欲望と自己実現のツールとなり、巨大ビジネスが参入し競争が激化することで本来の「遊び」としての楽しさや健康維持といったスポーツのエッセンスが歪められ、そのインセンティブが指導者の攻撃

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ブラジル1部リーグに所属する「なでしこ版カズ」 藤尾きらら選手インタビューPart2

ブラジル1部リーグに所属する「なでしこ版カズ」 藤尾きらら選手インタビューPart2

<プロフィール>藤尾(ふじお)きらら。女子プロサッカー選手。ブラジル女子プロサッカー1部リーグ「アヴァイ・キンダーマン」所属。1998年(平10)11月2日生まれ、熊本県玉名市出身。高校女子サッカーの名門、「日ノ本学園(兵庫)」在学時には、2度の全国高校総体優勝や全日本高校女子サッカー選手権の優勝を経験。その後、ブラジル女子プロサッカー1部リーグ「スポルチ・レシフェ」と日本人初となるプロ契約を結ぶ

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