加部

かべです。

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記事一覧

2023年春アニメを観て

今季は思っていたより多くのアニメを観た。 どれもリアタイではないけど、NetflixとU-NEXTで配信される作品を毎週追っていた。 そしてどれも途中で離脱せずに最後まで観る…

加部
10か月前
10

執着してた。やめるための努力リスト

2023年は生活が大きく変わる。変わる予定。 20歳から病院・老人ホームで調理師として働いて、飲食店に転職してからもずっとシフト制の勤務形態だったけど、それがもうすぐ…

加部
1年前
8

「ちはやふる」のかなちゃんは、大江奏さんと言います。

「ちはやふる」がついに完結した。してしまった。 ここ最近の宣伝で、15年間続いていた連載なのだと知った。つまり、わたしが1巻を買ったのは15年前ということになる。 15…

加部
1年前
3

きみの名前を呼ぶ

犬は、飼い主が呼ぶ自分の名前を、きちんと認識しているらしい。 わたしがまだ実家で暮らしていた21歳の頃、母が突然「犬を飼いたい」と言い出した。大賛成で「柴犬にしよ…

加部
2年前
12

尊さの不時着

わたしは、リ・ジョンヒョクに心配されたい。 家にひとりでいるところの様子を見に来てほしいし、急に泣き出したにも関わらず「泣き顔を見られるなんて嫌」という訴えにそっ…

加部
2年前
5

韓ドラ・映画ツイート2021

今年になってから観てきた韓ドラや映画に関するツイートを振り返る。 ここに載せているのだけで31作品/81ツイートあります。長くて重くて詰まってます。 連続でいくつ…

加部
2年前
3

店舗で働くひとりひとりのあなたへ、店長より。

おつかれさまです。 いつも店舗の運営に協力してくれてありがとうございます。 今日はいつもの連絡事項ではなく、店長として、普段から思ってはいるけど伝えられていないこ…

加部
3年前
11

60歳で最期の日を迎えたいと願うわたしの、ひとり人生会議

自分が死ぬということについて考えることが増えた。いつからだったか、きっかけは何だったのかは思い出せないのだけど、気がつけば身近な誰かが死んでしまうことよりも、自…

加部
3年前
6

回避

ドラマのセリフひとつから思いつくままをひたすら綴る。頭のなかに流れる文章。 冬から春になる瞬間がハッキリしないように、いつから好きなのかなんてわからない。 (ロマ…

加部
3年前
2

家の冷蔵庫が空っぽだと知って悲しむ人がいる

彼女は困り果てた様子で少女に手を合わせ、家の冷蔵庫の中を補充してほしいと頼んだ。 「わたしの葬儀が終わったら、母が下宿先に行く。その時冷蔵庫が空っぽだと悲しむとお…

加部
3年前
3

わたしが美容室で眠る理由

「もう少し、がんばってください…!」 美容師さんは、きょうもわたしを応援する。苦笑いを浮かべながら、髪を梳く指先にすこし力が入ったのがわかった。ドライヤーの風に洗…

加部
3年前
13

アニメ「宇宙よりも遠い場所」に再びハマって泣いている、淀んだ水のような自分

はじめの一歩を踏み出すのは、思っているよりも簡単だ。難しいのは、その後を恐がらずに進めるかどうか。希望を想像できるかどうか。行くことを選んだのは自分だと、胸を張…

加部
3年前
19

覚えてもいない一言が妹の進学の決定打になった話

「わたしが大学に行けることになったの、おねぇが許してくれたからなんだよ。」 10年前のある日、「おねぇ」であるわたしに、妹が言った。 ちょっと何言ってるか分からなかっ…

加部
3年前
8

おやつ

加部
3年前
4
+1

夏と犬と空の逆

加部
3年前
3

出勤

加部
3年前
2
2023年春アニメを観て

2023年春アニメを観て

今季は思っていたより多くのアニメを観た。
どれもリアタイではないけど、NetflixとU-NEXTで配信される作品を毎週追っていた。
そしてどれも途中で離脱せずに最後まで観ることができて、全体的にすごく良かったなぁと感じているこの気持ちを残しておこうとおもう。

視聴作品リスト

鬼滅の刃

地獄楽

スキップとローファー

山田くんとLv999の恋をする

推しの子

贄姫と野獣の王

彼女が公

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執着してた。やめるための努力リスト

執着してた。やめるための努力リスト

2023年は生活が大きく変わる。変わる予定。
20歳から病院・老人ホームで調理師として働いて、飲食店に転職してからもずっとシフト制の勤務形態だったけど、それがもうすぐ終わる。

生活リズムといえるような規則性はなかったけど、日々バラバラな出勤時間と拘束時間、不定期な休みもわりと性に合ってたから、本社勤務ときいてなぜか祝福されることが多い中でわたし自身は期待よりも不安のほうが大きい。
違った。期待と

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「ちはやふる」のかなちゃんは、大江奏さんと言います。

「ちはやふる」のかなちゃんは、大江奏さんと言います。

「ちはやふる」がついに完結した。してしまった。
ここ最近の宣伝で、15年間続いていた連載なのだと知った。つまり、わたしが1巻を買ったのは15年前ということになる。
15年…恐ろしく長い年月だ……。

49巻が発売されてから間もなく、続きが読めると末次先生自らツイートしていた漫画アプリで迷うことなく課金した。だって49巻の終わり方あれムリじゃないですか?今までも何回か登場した“運命戦”だけど、あの場

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きみの名前を呼ぶ

きみの名前を呼ぶ

犬は、飼い主が呼ぶ自分の名前を、きちんと認識しているらしい。

わたしがまだ実家で暮らしていた21歳の頃、母が突然「犬を飼いたい」と言い出した。大賛成で「柴犬にしよ!!!!」と提案したわたしの言葉など聞こえぬかのように、近所で産まれた雑種の子犬を1匹譲ってもらうことになった。

初めて飼う犬はとにかく可愛かったけど、しつけに戸惑うことが多く、難しい。片手で持ち上げられるくらいの頃は全然平気だったの

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尊さの不時着

尊さの不時着

わたしは、リ・ジョンヒョクに心配されたい。

家にひとりでいるところの様子を見に来てほしいし、急に泣き出したにも関わらず「泣き顔を見られるなんて嫌」という訴えにそっと灯りを消してほしいし、長い髪をハンカチでひとつに結んでほしいし、迷子になったところへアロマキャンドル片手に探しに来てほしいし、偶然通りかかった風を装って自転車で迎えに来てほしいし、アツアツのジャガイモの皮を丁寧にむいて渡してほしいし、

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韓ドラ・映画ツイート2021

韓ドラ・映画ツイート2021

今年になってから観てきた韓ドラや映画に関するツイートを振り返る。

ここに載せているのだけで31作品/81ツイートあります。長くて重くて詰まってます。

連続でいくつも投稿してる作品は、月とは別で分けているのですが、賢い医師生活だけで20ツイートありました。チャンピオン。

1月年越し韓ドラしてました。あけおめです。

元日からグロを観る。イドヒョンとの出会い。

10話に近づくにつれて、人間

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店舗で働くひとりひとりのあなたへ、店長より。

店舗で働くひとりひとりのあなたへ、店長より。

おつかれさまです。
いつも店舗の運営に協力してくれてありがとうございます。
今日はいつもの連絡事項ではなく、店長として、普段から思ってはいるけど伝えられていないことを、この場を借りてアルバイトスタッフであるあなたにお届けしたいとおもいます。

新店舗の立ち上げメンバーとして、あなたと面接をした日のことを今でも思い出します。
アルバイトの面接なのに、実際の店舗からはかなり離れた渋谷の立派な本社ビルに

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60歳で最期の日を迎えたいと願うわたしの、ひとり人生会議

60歳で最期の日を迎えたいと願うわたしの、ひとり人生会議

自分が死ぬということについて考えることが増えた。いつからだったか、きっかけは何だったのかは思い出せないのだけど、気がつけば身近な誰かが死んでしまうことよりも、自分の死をよく考えている。

自分はいつどんな風に死ぬのだろう。死んだあと周りには影響があるのかな。迷惑はかからないといいけど。死のタイミングは選べないのだろうか。自分でその日の予定を立てることができたら良いのに。
そして、この先も今まで通り

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回避

回避

ドラマのセリフひとつから思いつくままをひたすら綴る。頭のなかに流れる文章。

冬から春になる瞬間がハッキリしないように、いつから好きなのかなんてわからない。
(ロマンスは別冊付録 ウノの台詞)

ずっと好きだったような気もするし、このままはっきりさせなくてもいいような気もするし、あなたがどう思っていようがわたしにはあまり関係ないような気もするし。とにかくまぁ、突き動かされるほどの衝動を避けて息を

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家の冷蔵庫が空っぽだと知って悲しむ人がいる

家の冷蔵庫が空っぽだと知って悲しむ人がいる

彼女は困り果てた様子で少女に手を合わせ、家の冷蔵庫の中を補充してほしいと頼んだ。
「わたしの葬儀が終わったら、母が下宿先に行く。その時冷蔵庫が空っぽだと悲しむとおもうの。だから、お願い。」

これは韓国ドラマ「トッケビ」の第5話でのワンシーン。
幽霊が視えるこの少女は、彼女の頼みをきいて冷蔵庫いっぱいに食べ物や飲み物を補充する。そしてその冷蔵庫を見た母親が少しホッとしたような表情を浮かべて涙を流す

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わたしが美容室で眠る理由

わたしが美容室で眠る理由

「もう少し、がんばってください…!」
美容師さんは、きょうもわたしを応援する。苦笑いを浮かべながら、髪を梳く指先にすこし力が入ったのがわかった。ドライヤーの風に洗いたての髪をなびかせて、わたしの頭はゆらゆら揺れる。

だいたい2ヶ月半に1度、上野の美容室に通っている。通っているといってもまだ2年目だけど。それまでは「東京の美容室といえば表参道」と、ちょっと背伸びして行ってみたり、「やっぱり家の近所

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アニメ「宇宙よりも遠い場所」に再びハマって泣いている、淀んだ水のような自分

アニメ「宇宙よりも遠い場所」に再びハマって泣いている、淀んだ水のような自分

はじめの一歩を踏み出すのは、思っているよりも簡単だ。難しいのは、その後を恐がらずに進めるかどうか。希望を想像できるかどうか。行くことを選んだのは自分だと、胸を張って言えるかどうか。

これは、日本から遥か14,000km。「宇宙よりも遠い場所」を目指した、4人の少女の話である。
ちなみにタイトル名は、元宇宙飛行士の毛利護さんが“南極は宇宙よりも遠い“と話したことに由来しているらしい。
ロケットで宇

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覚えてもいない一言が妹の進学の決定打になった話

覚えてもいない一言が妹の進学の決定打になった話

「わたしが大学に行けることになったの、おねぇが許してくれたからなんだよ。」

10年前のある日、「おねぇ」であるわたしに、妹が言った。

ちょっと何言ってるか分からなかった。

わたしは妹の大学進学を反対したことなど無いし、許可を求められた記憶もなかった。

「ちょっと何言ってるかわかんない」

声に出てた。

そのとき聞いた妹の話は、今でもわたしの胸に残っている。

自分の存在を肯定できる、大切

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