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バンコクから行くアジアの旅日記

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10年間滞在していたバンコクから出かけたアジアの国々の記録。主に週末に行ける飛行時間4時間までの行先が中心です。
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記事一覧

ミャンマー|シャン州|カックー遺跡

ミャンマー|シャン州|カックー遺跡

ミャンマーのシャン州にあるカックー遺跡。
12世紀にこの地の王が最初の仏塔を建てて以来、約800年間塔の寄進が続き、今現在約2500の仏塔群が残っています。
2000年まで一般に公開されておらず秘境と言われていました。
2017年1月。ずっと行ってみたいと思っていたこの場所へ行くことになりました。
タイのバンコクからマンダレーへ。
マンダレーから乗り継ぎ、空路約1時間。へーホーに到着。
そこから悪

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バンコクからの旅| ブータン|プナカ・ゾンと谷間の修道院

バンコクからの旅| ブータン|プナカ・ゾンと谷間の修道院

2019年8月のブータン。旅の前半のハイライト。
プナカ・ゾンのゾンとは過去は要塞、現在は役所や寺院の役割を持つ町の中心的重要施設のこと。

プナカ・ゾンは300年の歴史があり、幾度の自然災害、火災を経て再建されています。

再建されているとはいえ、当時の様相を維持している壮大な建造物。
近づけば近づくほどその大きさに圧倒されます。

モチュフ川に架かる木造の橋を渡ります。

この川、度々氾濫して

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バンコクからの旅日記 (49) ブータン|タクツァン僧院へ苦行の登山

バンコクからの旅日記 (49) ブータン|タクツァン僧院へ苦行の登山

2019年8月のブータン。

前日プナカからパロに戻る途中で立ち寄った子宝の寺、チミラカンでは車を降りてからなだらかな坂道をかなり歩きました。

その時ガイド氏が「明日のタクツァンの予行演習ですね。」とにこやかに言うのを聞いて心に暗雲が。。。
実は今回のブータン行きの一か月前くらいからタクツァン登山に向けてウォーキングやジムでのトレーニングを強化しようと思っていました。
しかし、実際は思いがけず仕

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バンコクからの旅日記 (48) ブータン|プナカ・ゾンと谷間の修道院

バンコクからの旅日記 (48) ブータン|プナカ・ゾンと谷間の修道院

2019年8月のブータン。旅の前半のハイライト。
プナカ・ゾンのゾンとは過去は要塞、現在は役所や寺院の役割を持つ町の中心的重要施設のこと。

プナカ・ゾンは300年の歴史があり、幾度の自然災害、火災を経て再建されています。

再建されているとはいえ、当時の様相を維持している壮大な建造物。
近づけば近づくほどその大きさに圧倒されます。

モチュフ川に架かる木造の橋を渡ります。

この川、度々氾濫して

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バンコクからの旅日記 (47) ブータン|プナカで泊まった絶景ホテル

バンコクからの旅日記 (47) ブータン|プナカで泊まった絶景ホテル

2019年8月のブータン。プナカで泊まったのはプナカ・ゾンが真下に見える絶景ホテルでした。

ティンプーから山越え谷越え4時間半。
プナカはティンプーが首都になる前に300年以上冬の首都として栄えていた風光明媚な町。
ここでは山の上にあるホテルに滞在しました。

ガタガタのすごい悪路を経て現れたのはびっくりするほどお洒落な建物。

ホテルのテラスの眼下にはプナカのシンボル、プナカ・ゾンが真正面。

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バンコクからの旅日記 (46) ブータン|松茸を抱えて峠越え

バンコクからの旅日記 (46) ブータン|松茸を抱えて峠越え

2019年8月のブータン。ティンプーでの昼食後、市場へ行きました。

訪れたのは王制百周年市場。どこの国へ行っても市場があると血が騒ぐ。
野菜や穀類、チーズやバター、そして何種類もの唐辛子。ついつい買ってしまいたくなります。

ブータンの8月は雨季でオフシーズンですが、いいこともある。
松茸の収穫期なのです。
ブータンでは松茸がとても安く手に入ります。タイ在住日本人の間ではよく知られていて、段ボー

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バンコクからの旅日記 (45) ブータン|伝統競技のダツェとブータン料理

バンコクからの旅日記 (45) ブータン|伝統競技のダツェとブータン料理

2019年8月のブータン。標高2,334m、ブータン最大の町ティンプーで伝統競技ダツェを見学。

アーチェリーによく似た弓術です。伝統衣装を身に着けた選手陣は日本の戦国武将のように凛々しい。
チームが向かい合って交互にそれぞれの的に矢を放ちます。

小さい的までは約130m。すごく遠い。遠すぎて見えないぞ。これで当たるとは何たる強肩。

ダツェは通常男性のみの競技ですが、外国からの国賓は女性でも行

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バンコクからの旅日記 (44) | ブータン|唯一の空港があるパロからティンプーへ

バンコクからの旅日記 (44) | ブータン|唯一の空港があるパロからティンプーへ

2019年8月。念願のブータンにいきました。
これは2年前に書いた記事のリメイクです。当時は疫病騒ぎが2022年になっても終息していないなんて思ってもいませんでした。

バンコクからブータンまでは飛行機で約4時間。タイ在住の場合はとても行きやすい国なのです。

バンコクからブータンの空港がある町、パロへは2つの航空会社が運航されています。プロペラ機だったらどうしようと思っていましたがちゃんとジェ

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バンコクからの旅日記 (43) 中国|成都|三つ目の古街

バンコクからの旅日記 (43) 中国|成都|三つ目の古街

2018年10月の中国四川省成都。この時は成都の古街と言われる古い街並みを整備してテーマパークのようにしたレトロなエリアを中心に過ごしました。
市内に点在する古街のうち、今回出かけたのは文殊坊、寛窄巷子、に続いてもうひとつが錦里です。

錦里古街があるところは三国時代から商業の町として栄えていたそうです。当時の面影を残しつつ、明・清時代の建築様式を再現して造られた時代博物館みたいなところでした。

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バンコクからの旅日記 (42) 中国|成都|チベット人街を歩く

バンコクからの旅日記 (42) 中国|成都|チベット人街を歩く

2018年10月の中国四川省成都。成都といえばチベット行きの中継地。
武候祠の近くにはチベット人街があります。

私の好きなエッセイスト、渡辺一枝さん(椎名誠氏夫人)のチベット関連の著書を愛読していたので成都に来たらここに行ってみたかったのです。
武候祠大通りを横断し、反対側にいくと三国志の世界から全く異なる雰囲気となる。

チベット独特の民芸品、装飾品を売るお店がずらっと並んでいます。渋い色目の

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バンコクからの旅日記 (41) 中国|成都|諸葛孔明に会ってきました

バンコクからの旅日記 (41) 中国|成都|諸葛孔明に会ってきました

2018年10月の中国四川省成都。成都といえば三国志。市内には三国時代の史跡が各所にあります。

武候祠は諸葛孔明を祀った寺院。同じ敷地内に蜀の丞相、劉備玄徳の墓所もあります。
三国志ファンにはたまらない場所。

ホテルのあるエリアから武候祠までは観光用の巡回バスを利用しました。
黄色の車体が目印。諸葛孔明のイラストが描いてあります。
チケットはバスの前にいるスタッフから購入するのですが、例によっ

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バンコクからの旅日記 (40) 中国|成都|茶房でお茶を飲みまくる

バンコクからの旅日記 (40) 中国|成都|茶房でお茶を飲みまくる

2018年10月の中国四川省成都。中国にじっくり滞在するのは初めてということもあり、いくつかやってみたいことを考えて来た。そのひとつが茶房でお茶を飲むこと。

まずはホテルのすぐ近く、文殊院の中の茶房です。
文殊院というのは清時代の仏閣や庭園が美しい仏教寺院。

大勢の参拝客で賑わっています。

ここの庭園エリアにはオープンエアの茶房があります。茶房というより巨大な休憩所みたい。皆さんここでお茶し

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バンコクからの旅日記 (39) 中国|成都|パンダ三昧の日

バンコクからの旅日記 (39) 中国|成都|パンダ三昧の日

2018年10月の成都。成都と言えばパンダ。
成都の郊外には中国でも最大と言われるパンダ保護センターがあります。

成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地へは地下鉄とバスを乗り継いで行きました。
地下鉄3号線の熊猫大通駅(パンダ大通り駅)から専用シャトルバスに乗りました。ここでまた難題。切符を100元札で買おうとしたら「お釣りがない。」と言われる。中国ではほとんどの支払いが電子マネー。QR コード支払

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バンコクからの旅日記 (38) 中国 成都|ホテルになかなかたどり着けなかった話

バンコクからの旅日記 (38) 中国 成都|ホテルになかなかたどり着けなかった話

2018年10月。Thai Smile 航空のメルマガを眺めていたら中国四川省の成都の特集記事がありました。ふーん、中国ねぇ。。。と何気なくスケジュールを見てみたら、なんとバンコクから成都まで直行で4時間半らしい。
それなら次のタイの4連休でいけるではないか。
成都といえば三国志。実は私、諸葛孔明のファンであります。

勇んで成都行きの飛行機にのってみたら、びっくりするくらいガラガラ。
えー、連休

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