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ミャンマー|シャン州|カックー遺跡

ミャンマーのシャン州にあるカックー遺跡。
12世紀にこの地の王が最初の仏塔を建てて以来、約800年間塔の寄進が続き、今現在約2500の仏塔群が残っています。
2000年まで一般に公開されておらず秘境と言われていました。
2017年1月。ずっと行ってみたいと思っていたこの場所へ行くことになりました。
タイのバンコクからマンダレーへ。
マンダレーから乗り継ぎ、空路約1時間。へーホーに到着。
そこから悪路の山越え片道3時間。長い道のりの末、ようやくたどり着きました。

入場するといきなり尖塔の群れ。
うわわ、すごい数。
塔の頂上には巨大な風鈴がつけられていて、風が吹くと一斉にシャラシャラ鳴り出す。2500もあるのでそれはもう大きなスケールで圧倒される響きです。この世のものとは思えない。

塔は大小さまざまなサイズがり、寄進した家がどれだけお金持ちだったかを誇示しているそうです。塔のてっぺんが所々曲がっているのは2か月前に起こった竜巻のため。

繁栄していた頃のビルマ王国の人々はどんな日常生活を送っていたのか。

ひときわ豪奢な塔。見事な彫刻が施されています。貴族か豪商の家のものであろうとのこと。

歩いていると、迷宮に入ったような気分にさせてくれます。このダンジョン、抜け出せるか。

仏教の塔ですが、インド文化の影響も受けていて彫刻や装飾がヒンドゥー寺院の様相をしているものも多いです。

遺跡の見学には地元のパオ族のガイドの同行が必要です。
シャン州に滞在中ずっとお世話になったガイドのシュウさん。
日本語お上手でした。ミャンマーの人達って語学取得能力が高いと思う。

出口近くにはフォトスポット。貯水池に映る塔の群れ。
地元の学生さん達が記念撮影していました。

遠路はるばる来た甲斐がありました。
シャン州には他にも知られざる遺跡がたくさんあるそうです。
次回はどこへ、と考えていた矢先のクーデター。
あの時お世話になったミャンマーの人たちは今頃どうしているのか。
一日も早く平和な国家に戻ることを切に願っています。
(2017年撮影)
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