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ハハの絵日記

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5歳の小さい人の観察絵日記
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2021年1月の記事一覧

散髪

散髪



「今日はどうしましょう」
「前髪をしばってください」

※小さい人の髪はずっと自宅で切っている。
1歳くらいまでは筆を作るために切らずに伸ばしていたが2〜3歳は寝てる間にティシュをひいて散髪用のハサミとクシを使って切っていた。毛束をねじって段にならないように開いたハサミを根元に向かって上下に動かす(伝えるのは難しい)。それでも癖っ毛だったのも幸いして意外になんとかなっていた。

でも翌朝、幼稚

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継承

継承



「パン2」「パンダ」

※他の同年代の子供に比べ周りのお友達に興味の薄い小さい人だが幼稚園の同じクラスのたっくんはリスペクトしている。

親の目から見てもたっくんは視野が広く、小さい人が片付けに手間取っていればささっと近づいて何も言わず手を貸してくれるし、お兄ちゃんが居るからか流行りの歌やアニメなんかにも詳しい。

そんな「たっくんが幼稚園でやってた!」といって小さい人が家に帰って披露してくれ

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恩返し

恩返し



「親ガメ」「子ガメ」「ヤドカリ?」

※朝、小さい人がまたビーズクッションを背負っていた。今回はちゃんとテーマがあって「亀」だそうだ。

しかし体を守る「甲羅」というよりは布団であり「家」に近い気がする。

亀といえば道で亀を拾った事がある。
私の実家も今の住まいも車で30分程の距離で、同じ市内だが子供の頃から亀を拾った事は一度もない。

今の住まいに引っ越してすぐだったかコンビニの前を通りか

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逆さま

逆さま



「うらがわ」と「さかさま」

※小さい人にはよく逆さまになっている。
たぶんまっすぐな世界に飽きた時にやるんではないかと思う。
2歳のアルバムにも同じ写真があった。

今なんて逆さまになったままiPadを見てたりする。
我慢〈好奇心
な小さい人に母の言葉は届かないかなと思いつつ流石に注意する。

私は逆立ちなんて20年くらいしてない気がする、、いや、もっとかな。
「逆立ち」も「逆上がり」も「う

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訓練

訓練



「私はオットセイ」
「僕はトレーニング」

※少し前から突然「トレーニングする!」と腕立てやらひっくり返って開脚(謎)やらパラシュートの落下のポーズ(謎)をする小さい人。幼稚園でそんな事を教えてもらってるのかは全然話してくれないのでこれまた謎です。

背筋を鍛えてる姿をみて同じようなポーズをしてたのはオットセイだったかアシカだったかセイウチだったか、、
こんがらがってきて忘れないようにイラスト

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一緒

一緒



「いっしょだね」
「いっしょだね」

※小さい人はミニトマトを必ず右のほっぺに貯める。そしてそのつるつるになったほっぺを突いたりなでたりながら嬉しそうにふふふと笑ってから食べる。

ちょっと前には、そのほっぺを「かあさん、押して!」と押してもらって"ぷちん"と弾ける感触を楽しむのが彼の中で流行っていた。

が、結構な確率で汁が飛び出すので流行りが早く過ぎ去ってくれて母は心底ほっとしている。

獏睡

獏睡



「もう、たべられないよ、、、」
「おなかすいたな、、、」
(悪夢を見ないとはらぺこな獏の図)

※小さい人は日中ほとんど泣く事はなくて転んで痛かった時くらい。
でも、時々眠りが深くなるくらいのタイミングで大号泣して起きたりする。
理由はさまざまで、「鼻が詰まっている」とか「日中の不満」とか「怖い夢をみた」とか。

はじめて怖い夢を見た時、
「悪夢を食べてくれる獏という生き物が居てね」と話して聞

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擬態

擬態



「うちの子こんなに大きかったかしら?」
「ピヨ」

※小さい人が何故かピヨピヨ言っていたので「ひよこ?」と声を掛けたら何が閃いたらしく服のかかったハンガーの元に駆け寄って何が探してる様子。
「何探してるの?」と聞いたら
「黄色い服!ひよこだからね!」
そして普段幼稚園の制服のボタンも自らはめないのにシャツの小さなボタンをひとりで全部止め、ベージュのズボンに履き替え
「ピヨピヨピヨ」とっても満足

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勝負

勝負



「音が長い方が勝ちね」
「臭いじゃなくて?」

※以下オナラの話しか出てきません。苦手な方は引き返してくださいませ。

朝ごはんの途中に小さい人から「ぷー」と音がしたので「オナラした?」と聞いたら「しっつれ〜い♪」と軽くかわされて思わず笑ってしまった。

同じ日にトイレから慌てて出てきた小さい人に「聞いてた!?」と聞かれ「何が?」と言ったら「いつものオナラはぷーなのに今日はぶーだった!」と世紀

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迷子

迷子



「頭についてるパンくず食べてもいい?」
「ん?」

※朝ごはんを食べていたら小さい人の頭にパンくずが乗ってた、、なぜ?

小さい人がヘンゼルとグレーテルのヘンゼル(男の子はどっち?)だったらパンはともかく光る石なんてレアアイテム絶対に持ち帰りたくて落として行くなんてできないだろうと思うハハなのでした。

そもそも小さい人は2歳〜3歳の頃スーパーでお財布を出す2秒、目を離すと消えていたので迷子対

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交渉

交渉



「ニンジンと交換する?」
「いや」

※小さい人は、もっと小さい頃から醤油、甘辛、塩味のおせんべいが大好きで、両手で持って「パリパリパリパリ」ものすごく高速で食べる。まるで小動物。

自惚れ

自惚れ



「真似してるの?」
「いいえ、カカシです」

※朝、片足立ちしていた小さい人に「フラミンゴ?」と聞いたら「違うよ、カカシだよー」と言われた、、。
Eテレであんなにフラミンゴと言うフレーズを毎日のように聞いているのに不思議だ。
そしてカカシを知ってる事にも驚き。
5歳児の知識は母の知らない所で広がっている。

代役

代役



「赤鼻(いちご)のトナカイです」
「来年のクリスマスは交代してください」

※小さい人が朝食に出した大好物のいちごを一つひとつ大事に食べていた一コマ。

いちごがお買い得になる季節とクリスマスの時期に若干ズレがある上に
絶対にプレゼントを配る事にやりがいを感じるタイプではなく、貰って大袈裟に喜ぶ方がむいてるタイプだと思うハハです。

タイトルに画像を貼ると切れてしまうなーとずっと思っていたので

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授業

授業

「氷の上では歩幅は小さく」
「はい、先生」

※愛知県の太平洋側のわが街では風は強いですが雪はほとんど降りません。
なので、たまに雪が降ったり路面凍結が起こると大事件です。

大人たちは生活のあれこれを心配するものの、小さい人は雪だるま作れるかな、かまくらが作りたいとワクワクしています。

でもそろそろお庭で日向ぼっこできるような暖かい日が恋しいですね、、。