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「今日はどうしましょう」
「前髪をしばってください」

※小さい人の髪はずっと自宅で切っている。
1歳くらいまでは筆を作るために切らずに伸ばしていたが2〜3歳は寝てる間にティシュをひいて散髪用のハサミとクシを使って切っていた。毛束をねじって段にならないように開いたハサミを根元に向かって上下に動かす(伝えるのは難しい)。それでも癖っ毛だったのも幸いして意外になんとかなっていた。

でも翌朝、幼稚園の先生に下駄箱で「髪切ったんだね、カッコイイ!」なんて褒めてもらってもキョトンとしていたのが懐かしい。

5歳になった今は、iPadの力を借りて画面を見てる隙にバリカンで思いきりよくザクザクすいていく。
今のバリカンは本当に良く出来ていて「耳まわり」とか「ナチュラル」なんてワンタッチで選べて仕上がりも全く気にならない。

でも、椅子に座って切らしてもらえるまで、なんとなくそれとなく根気強い交渉が必要で、何かに集中して遊んでる時なんかは「あとでー」なんて断られる。

前回、年明けもいよいよ幼稚園も始まるし前髪は目に入ってるし「今日こそは切るぞ!」と声をかけたら案の定断られて
「じゃ、前髪を縛って幼稚園に行くのと切るのとどっちがいい?!」と聞いたら
「縛る〜」とまさかの返事。

ま、いいかとあきらめかけて前髪を縛って居たら気がついた。小さい人の幼稚園では外遊びの際カラー帽をいつもかぶるのだが、ちょんまげのように真っ直ぐ伸びた前髪はどうみても帽子に収まらない。
「あ、これだとカラー帽がかぶれないね」と言ったら本人も鏡を見て「あ、ほんとだ」とその後すんなり切らしてくれた。

常識とか世間体とか周りの目も大事だけど本人か何に納得してくれるかは意外と分からない。
ハハとしてはいつでもいろいろな選択肢を提案できるように柔らかい頭でいたいと思う。

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