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横書き「生ぐさボウズ」

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2021年1月の記事一覧

ホッと一息ついてホッとあたたまる

ホッと一息ついてホッとあたたまる

20201106

自分が持っているだろう武器の一つに、「あらやしきたかじん」ってのがある。妻が見出し名付けてくれた。

「タカは、人が本当は行きたくないのに行っちゃってる道によく気づくよね。それで冷静にその熱を冷ましてくれる!」と教えてくれた。

ちょうどおかざき真里さんの『阿吽』で、阿頼耶識(あらやしき)を見せあうみたいなシーンを読んでいたり、僕の下の名前が隆秀(たか

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無茶と応援

無茶と応援

20201105

無茶をしない。常にそこを意識してる。

それは自分の健康をおびやかさないことであり、ひいては妻と子どもの健康をおびやかさないことでもある。

ただ、組織やチームを念頭におくと、チームのためにこそ、無茶は前提にすべきではないと思う。

無茶をすることは、応援してもらえる可能性の芽を摘むこととイコールだから。

誰にどう応援してもらえるか。昨今の仕事というかビ

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女性性と男性性とが支えあう

女性性と男性性とが支えあう

20201104

昨日女性6人と男性僕が1人で、結婚にまつわる話をした。いま制作にたずさわってる結婚についてのZINEの企画の一環。

女っていう性をもつことの不自由さが飛び交っていた。既婚子持ち・妻との付き合いゲロ長・ベンチャーからの個人事業主・地方へ移住済みっていう身としては、話題の境遇が違いすぎて、千と千尋よろしく「画面のむこうは、不思議の街でした」状態だった(僕はヒ

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郷に入らず業に従う

郷に入らず業に従う

20201103

昨日郷について書いた。

郷に入りては郷に従う、を起点に、その別の可能性をことばにしてみた。

郷入郷従/郷離逃可/郷自作可/是即健康/是即経済

郷からは離れてもいいし、郷をつくってもいい。
そこにこそ、みずからの健康があり、みずからの経済がある。

そのことをボンヤリ想っていてハッとなる。

この郷の根っこというか下部構造に、もう一つGOがある、と。

業。

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健康と経済

健康と経済

20201102

郷入郷従
郷離権利
郷自作可
是即健康
是即経済

郷に入れば郷に従う

郷から離れても逃げてもいい

郷をみずからつくってもいいいい

これこそが健康、これこそが経済です。

体の連鎖としてのことば

体の連鎖としてのことば

20201101

日々筆やペンで文字を書き留めることを好んでやってる。

ただ、書やリリックとして短いことばを書くことと、ノートやiPhoneによくもわるくもダラダラとことばを書くことは、明らかになにか違う。

そんな中で、ふと、紙がある世界と紙がない世界で、思考の展開はどう違っていただろうかと気になる。

今僕が生きている世界は、文字を留めておくのに苦労が少ない

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声が音が踊る言葉

声が音が踊る言葉

20201031

『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』って絵本が家にある。

おかざき乾じろうさんの自由でいてどこか子どもと親を感じさせるような絵と、谷川俊太郎さんの「ぱぴぷぺぽ」だけを使った詩がならぶ。

娘と一緒に声にだして読みながら、リズムというかグルーブみたいなものが自然とうまれていることに気づく。

『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』の特徴

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おなかをみせる

おなかをみせる

20201030

愛犬ナンの日々の仕草をみながら、背中でみせることと同じくらいに、お腹でみせることを大切にしたいなあと思う。

このところPCにむきあう時間が増えた。
友人がつくるzineの編集作業に参加させてもらってる。

といっても、僕の体は、連続で1時間30分以上PC作業してると、悲鳴をあげるようになっているので、1日にやれる時間はたかが知れている。

それでまあで

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温泉を社会

温泉を社会

20201029

温泉に入った後の爽快感について思い巡らせていたら、社会や集団の中での僕にとっての心地よさも同じかもとなる。

温泉にしばらく浸かって、脱衣所にでる。ストレッチやら着替えやら、帰る準備をしている間に、体の内側がポカポカしてるのを感じる。

体の外側の、まわりの気温はすこしひやい。

その温度差が心地いい。 

僕は、暖房みたいに全体がポッポするようなところ

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我が身や妻や娘の健やかさをないがしろにしてまでなさなければ

我が身や妻や娘の健やかさをないがしろにしてまでなさなければ

20201028

今朝ひさびさに、娘にキツくあたってしまった。うっせえなあと怒鳴って、こちらのコントロール化に置こうとしてしまった。

朝ごはんつくる、洗濯、皿洗い、と終わったくらいで、保育園行くかって段で、「行かない!行かない!」となり、面倒くせえなあとなってしまった。

保育園行かないって言い張ってくるのは珍しいことではないし、なんやかんや言いながら行ってもらうのだけど、今日

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自分の利の外への関心

自分の利の外への関心

20201027

妻の鍼灸院と、僕の瞑想稽古場の、新店舗探しが一段落した。

年明けにはスタートできるように、ゆるゆると準備をしていく。

近所に立派な、川にまつわる神社があって、今日あたりお参りに行きたいなあと思っている。妻は新店舗に、ちゃんとした神棚をつくりたいと言っていた。

神棚。

神様がいるとかいないとかは、あまり重要じゃないと思う。それでいえば僕は、神様はいないだろ

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職に貴賎なし、夢にも貴賎なし

職に貴賎なし、夢にも貴賎なし

20201026

誰かの成果らしきを目にして嫉妬する。
そして一足飛びに、背伸びした世界をゲトろうと焦る。

と、数日前のメモに書いてある。

一度言葉にして放っておいた間に、何を気にしていたのか、忘れてる。

もう特に問題でなくなっているのだから、そっとしておけばいいのだけど、それを少しだけ整理してみる。

誰かの何かをみてうらやしくなり、今自分がいるステージから早く抜け

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身勝手ゆえに安心できる

身勝手ゆえに安心できる

20201025

昨日書いた文章を読み直す。

しみじみと、自分本位で勝手なことが書いてあると思う。

対面してる相手に、僕が透けて見るのは、過去の自分だ。“親”と“子”の関係性を、みずから背負い込みすぎた自分。

だから、目の前の人を救おうってことより、その人から現れてしまうかもしれない“子”、かつての自分が現れやしないかと気になるだけ。 

できるだけ対等でむきあう

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親になってしまう者

親になってしまう者

20201024

目の前にいる誰もが“子ども”をもつ可能性がある。

そういう可能性を念頭におきながら、いろんな存在に向き合おうとしてる自分がいる。

ここでの“子ども”は血のつながりだけを指すわけでもないし、人間に限定されるモノでもない。

力の流れが一方向へ限定されやすい強者と弱者の関係、その弱者を“子ども”と呼ぼうとしている。

すでに持っているか、これから持

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