【仕事の教科書】超インフレ前提供ノウハウ Lesson-1-最終話 VOL.31 (一部有料)
私は 間もなく65歳。ここにいる人たちの「お爺ちゃんの世代」のコンサルタントです。ちょっとね、孫世代の君たちに緊急連絡があるんだ。かなりの「緊急事態」だから、しっかり聞いて欲しい。
● Chapter-03 「自分はリストラ対象じゃないと、思っている人ほどハマる落とし穴」
【 Section-31 :腕を磨け】
1)上司の不満
【 お茶くみや弁当の買い出しをゴキゲンにできないヤツに、仕事なんて頼めるわけがない。 】
こうやって上司が怒り出した。確かに、こう言われて叱られるのは「上司の怒り出す【仕事の地雷】を踏んだから」なのですが・・・
こんなことを「入社3年め以降」に言われている人は「リストラ対象」という話になります。入社して2年には クリアしてしまってください。
「私は、お茶くみをしに会社に来ているわけじゃない」「なんで、オレがみんなの弁当の買い出しなんかに行かなきゃいけないんだ」
こういう仕事に不満を持つ人がいます。仕事に、というより、仕事とは思えない「ガキの使いのようなこと」ということなのでしょう。
しかし、これは思い違いです。お茶くみや弁当の買い出しをする時の「顧客」は「同僚」。同僚=カスタマー ということになります。
実際の顧客とのやりとりが、相手チームとの「公式戦」だとしたら「お茶くみ」や「買い出し」はチーム内での「紅白戦」です。
仕事はスポーツによく似ています。たとえば野球ならキャッチボールが最初。キャッチボールができない人にノックの対応はできません。
打撃はトスバッティングから始めます。バットにボールが当たらない人にフリーバッティングはムリです。プロでも基礎練習は欠かしません。
たとえば仕事のできる上司ほど「お茶くみ」をさせたら上手ですし「弁当の買い出し」をさせても上手です。それは基礎ができているから。
お茶くみやお弁当の買い出しがイヤならば、上司のやっている「超 面倒なクレーム対応の仕事など」と取り替っこ してもらえば良いのです。
2)上司の不満
【 仕事を覚えろと、何度 注意されても 仕事を覚えられないようなヤツからは、仕事を取り上げるしかない。 】
仕事は「技術」です。知識ではどうにもなりません。大谷翔平選手は大リーグで打者と投手の二刀流選手として脚光を浴びています。
彼は「大リーグで二刀流を実現させる方法」といった本を読んだりして知識を得ることで、あのような選手になれたのでしょうか?
何かしらの本は読んでいるかもしれませんが、知識や情報を手に入れた瞬間、あのようになれたとは誰ひとり考えないだろうと思います。
知識や情報だけで「仕事として稼ぐための技術」を身につけることは不可能です。それは何でも同じ。自転車や一輪車でも同じです。
「自転車」「一輪車」に乗るのも技術です。「これこれ、こうやれば乗れる」と説明を聞いた瞬間乗れるようになった・・・
などという人など1人もいないと思います。何度も何度も転んで転んでと練習して、気づいたら転ばずに乗れるようになっていた。
一度、転ばないようになった=乗れるようになったら、今度は転ぶほうが怖くなった。その時点から自転車に乗る苦労をしなくなった。
仕事の全ては技術です。自転車や一輪車に乗れるようになった人なら仕事はできるようになる。できるまで練習すれば良いのです。
「 学校と学校の違い 」
● 学校では、ペーパーテストが終わるまで「知識」を「理解」したり「記憶」しておけばOK。テストが終わった瞬間、忘れても良かった。
● 職場職場では「知識」ではなく、どれだけ「苦労せずにできるようになった【技術】を身につけることができたか?」が問題になる。
Lesson-2へ (2022年 5月 中旬 マガジン完成予定)
3)「もっと わかりやすく説明すると… 」
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