【仕事の教科書】超インフレ前提供ノウハウ (無料記事) Lesson-1 VOL.00(序章)-01
【はじめに】
私は 間もなく65歳。ここにいる人たちの「お爺ちゃんの世代」のコンサルタントです。ちょっとね、孫世代の君たちに緊急連絡があるんだ。かなりの「緊急事態」だから、しっかり聞いて欲しい。
1)大不況のスイッチ
「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉があります。風が吹けば砂が舞い上がり、砂が目に入り、目が悪くなる人が増え、そのため三味線弾きで生計を立てる人が増え、三味線が売れる。
三味線には猫の皮が必要だから猫が捕られ、それによってネズミが増え、桶がかじられて、桶屋が儲かる。一見、関係のないところに因果関係があることを示す「ことわざ」です。
【 円安 】という言葉を聞いたことがあると思います。ドルやユーロに対して、円の価値が下がると「インフレ」が起こる。インフレが起こると「物価(モノの値段)が上がりだす」・・・
こうなると「銀行」の貸し渋りが起こり、結果的に「リストラ」が起こり「就職氷河期時代」がやって来る。働く場所がドンドン減る。そして2022年4月後半から「社内のリストラ・リスト」が作られ始める。
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その目安が「円安」です。「1ドル=125円」がボーダーライン。「1ドル=126円」を越えてしまった数ヶ月後には、日本中の企業でリストラの嵐が始まり、就職氷河期時代が始まるサイン。
過去の「円安」の代表的な時期は、2002年ごろ、1992年ごろ、1983年ごろ。日本中がタイヘンなことになりました。そして 今、間もなく(2022年 夏・秋ごろに)「円高インフレ(物価高)の大不況」が入ってしまう。
まず、この【 2022年4月14日時点で「円安=125円」】を記憶に留めておいてください。「1ドル=126円〜」になった数ヶ月後、大不景気&大リストラ&就職氷河期時代が来る。そのことを認識してください。
それがわかれば、なぜ、私が 慌てて このシリーズを書こうとしているのか?も 見えてくると思います。このマガジンは2週間ほどで 一気に書き上げました。今、それほどの緊急事態が迫っているからです。
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2)リストラ時代への対応
私の仕事は「業績アップを目的とした経営コンサルタント」と「企画・商品開発分野」と「管理職の管理術」の「ビジネスセミナーの講師」です。
ザックリ言うと「経営者の人の家庭教師」と「塾の先生」をやってるような話。専門分野は「マーケティング」。政経を物理と数学で解く感じ。
塾の方の教室は3つ。「売れる商品の作り方という授業」と「売れる企画の立て方という授業」と「管理職の人の部署管理術という授業」。
この3つのセミナー(塾)の受講生は、合計で3,000人ぐらいです。塾の先生もしながら経営者の人に個別に「経営の家庭教師」もしている。
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その中の「管理職の人の部署管理術という授業」をやっていると、どうしても出てくる話題が「部下のビジネススキルを何とかしてくれ」という話。
結局、ざっくり200人ぐらいの、いろいろな業種の管理職の人たちから「若手社員育成セミナー開催」の依頼を受けてしまったことになります。
まぁ、ザクッと立場を言うと「有名校への大学受験の予備校の講師」として「政経・数学・物理の授業」をするのが1つめの仕事という話。
具体的に言うと「社内の同期ランク」が100人中トップ20位以内の人たちに「商品開発」「店舗開発」「セールス支援企画」の方法を教える先生。
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さらに「大学生の家庭教師」もやっていた。これは「経済学部」「経営学部」「政経学部」に進学した人たちに「成功法則」を教える。
具体的に言うと「経営者」や「経営幹部」に対して「企業経営」を「数学や物理で解く方法」をレクチャーするというのが2つめの仕事。
そこに「ちょっと中学に入ったばっかの弟や妹がいて、勉強があまりにも できないから教えてやってくれないか?」と依頼を受けちゃった・・・
ザクッと言うと「社内の同期ランク」が100人中21位〜100位の人たちに「仕事の基本・仕事のルールを教えてくれないか?」というご依頼。
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3)ハラスメントとリストラの狭間
上司の人たちが、何を困っているのかというと、上司たちは「パワーハラスメントされながら仕事の仕方を身につけてきた世代」なわけです。
なので、仕事というものは「うるさい! これは、こうする決まり。グズグズ言うな。」という「教えられ方」しか【知らない】わけです。
それが、最近、なんでもかんでも「ハラスメント」「ハラスメント」という話になっちゃうもんだから、何をどうしていいのかパニックになった。
「ハラスメントって言われるぐらいなら、面倒な部下に仕事を渡さずに、仕事が できない部下は 放置して 辞めてもらうようにするしかないか…」
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という風に考えたり。「でも、それは、あんまりだよなぁ・・・」と思ってみたり。そういう狭間のなかで、ストレスがドンドン溜っている。
私が教えている「管理職のマネジメント」というのは「部下が5人いたら、使える部下は1人。まるで使えない部下が1人。3人がそこそこ。
なので、使える部下に、しっかり働いてもらい、使えない部下は放置しておいて、残り3人に、少しずつ手伝ってもらったら良い」的な内容。
けっこうシビアで冷たい対応を教えている。これは、私が「組織マネジメント」を管理職の人たちに教えるという職務上、しょうがない話。
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そもそもの私の専門は「マーケティング」と「マネジメント」。「マーケティング」は「売上や利益を効率よく上げていく仕事」という意味。
売れる商品や店舗を作ったり、売れる企画を用意したり。こういうことをする方法が「マーケティング」。もうひとつが「マネジメント」。
「マネジメント」は「そこにある戦力」を、超がつくほどシビアに、無駄なく無理なく使いこなすことで最大限の成果を手に入れる方法のこと。
この ご依頼は「メンタリング」という内容。つまり「部下の育成」。これはこれで「専門」が「まったくの別分野」という話になってしまう。
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「若手社員育成」は、私にとって「初チャレンジ」だったから「依頼してきた管理職の人」に「どんなことが わかっていないの?」と聞いたわけだ。
そうすると、部下に対する「いろいろな細かい不満」が出てきちゃうんだけど、基本「部下たちが仕事のやり方を知らなすぎる」という話ばかり。
ぶっちゃけ、上司の人たちは「部下たちに、どうやって仕事のやり方を伝えれば良いのかがわからない」と、頭を抱えてたというのが実態だった。
そんな流れで、結果的に、ここ10年で、2,000以上の「若手社員」に対して「ビジネス入門セミナー」といった授業をすることになってしまった。(つづく)
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