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日々の思いを書き留める

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日常生活からの気づきをエッセイとして記します。週2回更新。
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#家族

飛行機に乗れるのは、墜ちてもいいと思ってるから。

飛行機に乗れるのは、墜ちてもいいと思ってるから。

わたしが飛行機に乗れるのは、墜ちないと思っているからではない。

(墜ちて死んでもいい)と思えたから乗れている。

わたしが煙草を吸うときは、(癌になってもいい)と思って吸うだろう。

わたしが浮気をするときは(バレてもいい)と思ってするだろう。いや(墓場まで持ってく)と思うかな。もしくは(悪くない)とか?(笑)

浮気の話は冗談として、

色々と行動力があると思われたり、挑戦したり、前向きだと言

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たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

土曜日。ぎっくり腰をやってしまう。
2回目なので、感覚としては中度。なかなかツライ。
そんな中、強行すると決めたお茶の約束前に駆け込んだ整体は、9月限定お会計時の割引ジャンケンで盛り上がっている。

運良く?院長に当たり、少しだけマシになる。明日の予約も自動的に入れられた。

帰宅後が痛みのピーク。
でも、「痛いんだ」と主張できることで心は楽だった。むしろ、少し楽になっているような気がする次の日の

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アパートがレストランになった日

アパートがレストランになった日

「ウィ、シェフ!」と夫が10歳の息子に言う。
「お飲み物は何になさいますか?」と8歳の娘が言う。
この日、我が家は1日限りのフレンチレストランになった。

“食べることが好き”
これが私たち家族のキャッチコピーだ。
夫はフレンチの料理人を経て、今はパティシエ。
休みの日にも料理やお菓子を作ってくれる根っからの“食の人”である。
おかげで、家族みんなが見事なまでの食いしん坊になった。

例えば、大福

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バラバラ家族でも

バラバラ家族でも

今日という日曜日は、家族全員バラバラの場所でバラバラの事をしている。

まだ子供たちは小学校低中学年だというのに、我が家は家族がなかなか揃わない。

夫が土日仕事の職種だと意識した時に、わたしも土日仕事をしよう、と思った。

もし、わたしがフルタイムの月〜金が仕事で土日休みで、ひとりで子供たちの相手をしていたら、今頃家庭は崩壊していたかもしれない。

人には、得意不得意があるのだ。

という訳で、

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ここにいない誰かを想うこと

ここにいない誰かを想うこと

今日、地元で働く幼なじみの美容師に髪を切ってもらった。
片道1時間半かけて行く。

当然、実家の近くに行くことになるのだけれどいつも寄るとは限らない。
今日はその友達が、「たまには寄って行ったほうがいいよ」というので、母に電話してみた。

すると、昨日兄家族が遊びに来ていたらしいが、帰り際から母の具合が悪くなってしまったという。
寒気がして、吐き気がして、一度もどしてしまったらしい。
そのまましば

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ひとつの愛

ひとつの愛

家族みんなが寝静まった深夜、
わたしはある人のことを考えていた。

ふと湧いてきた罪悪感と対峙して、
「あなたを愛している人のことを忘れなければ何をしてもいい」
という言葉が浮かび、心が軽くなった瞬間
その人からメールがきた。

素直に喜んで、顔を存分に使ってニコニコしてみた。
そうだった。好きだと思う気持ちに制限はなかったんだとまた気付く。

大切にしたい人はひとりだけという決まりもないし、家族

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生存確認こそ、愛。

生存確認こそ、愛。

残業のため帰りが遅くなっているわたしに、
小学4年生の息子から電話があった。

「もしもし?元気?」

何言ってるの?と一瞬思ったけれど、
お母さんが元気かどうかは、子どもにとって重要なのだ。
どこかで倒れてたら大変!
死んじゃったら大変!

息子は特に心配している感じでも切羽詰まった様子でもなかったけれど、
ただ「元気?」と聞かれたのが、
わたしにとっては嬉しかった。

もし、逆の立場だったら

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