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MY FAVORITE BOOK

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オススメの本あります。私の読書日記。
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言葉を紡ぐ人

言葉を紡ぐ人

江國さんのエッセイが美しいのだとオススメされて
手に取ってみる。

江國さんの手にかかれば、
日常や思い出がこんなふうに切り取られるのか。

お風呂が好き過ぎるエピソードには
びっくりさせられたし
(というかそれを許すお母様に感動したと言うべきか)
ハッカパイプを加えている江國さんを想像して
ニヤついてしまった。

他のエッセイも読んでみようかな。
それとも絵本からせめるべきか…。
なんだか先の見

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読みたい新刊を探しに

読みたい新刊を探しに

予想外にぽっかり空いた
待ち合わせまでの1時間、
何して過ごそう…、
そんな時はやっぱり本屋に行く。

お散歩のように店内をぐるぐる歩きながら、
次に読みたい本の目星をつけていく。

どれから読もうかな。
次の読書タイムが楽しみになる。
そうは言ってもまだベッド横には
まだ読んでいない本が山積みなのだけれど。

旅に出たくなる

旅に出たくなる

図書館で大好きな秋川さんの本を借り、
本の世界に入り込む至福の時間。

主人公の日和さんが成長していく様子も
読みどころではあるけれど、
それ以上に旅の楽しさが感じられるところがいい。

自分も旅行している気分になりながら、
実際に行ってみたい感情が
沸々と湧き上がってくる。
奥入瀬は私にとってもいつか行ってみたい場所。
おいしいものを堪能するのはもちろん、
カメラ片手にじっくり東北を楽しみたい。

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日本に住む多様な人のコト

日本に住む多様な人のコト

見逃してしまった映画のことを話していたら、
ボスがDVDを貸してくれた。

家族のこと、日系ブラジル人のコト、
いろいろ考えさせられる。
日本に住む国籍が異なる人を
「外国人」や「ガイジン」と
くくらなくてもいい日本になればいいのに。
こんなにグローバルな世界なのだから、
せめて心だけでも国境なんてなくなればいい。

映画を見た影響で図書館で目につく本も
日系ブラジル人について書かれた本。
気にな

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食べ物が出てくる小説

食べ物が出てくる小説

原田ひ香さんの『図書館のお夜食』で
「しろばんばのカレー」というワードを見つけてからどんなカレーなのだろう…と興味津々。
まずは『しろばんば』を読むことからはじめることにする。

そもそも『しろばんば』を読むのが初めてかも。
学生時代にも読んだ覚えがない。
井上靖さんの自伝的小説だから
その時代の田舎風景がありありと浮かんでくる。

気になっていたおぬいさんのカレーは
にんじんと大根とジャガイモを

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世界は繋がっているのに

世界は繋がっているのに

台湾のコト、中国のコト、アイデンティティのこと。
この本には最近気になっていることが
全部詰まっていて、
読んでいながらやるせなさを感じる。

母語が複数あるとか、
国籍が周りの人と違うとか、
そういうことで自分が何者か
迷子になってしまうのはちょっと悲しい。

「あなたはあなたのままで…」
それをみんなが自然に受け入れられる世界なら
多様性がどうとか話し合う必要さえないのに。
自分の価値観だけが

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読書中に次の本が読みたくなる件

読書中に次の本が読みたくなる件

原田ひ香さんには
ヒトの食欲をそそらせる才能がある。
ずっと読みたかった『図書館のお夜食』でも
期待を裏切らない。
今わたしは木下さんが作る
しろばんばのカレーに興味深々。
そして『しろばんば』も読みたくなる読書の連鎖。

図書館の食堂で
小説に出てくる料理が出てくるなんて
日本近代文学館のカフェみたいで素敵。

そして謎が少しだけ明かされたものの、
まだまだ話の展開は続きそう。
続きが出るのを待

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ボランティアって…

ボランティアって…

ボランティアのあり方について
考えを巡らせていた時に出会った一冊。

読み終わった今でも
「ボランティアって相手のため?自分のため?」
と考えてしまう。

「無償で」ある必要はあるの?
ボランティアとの仕事の違いもスッキリしない。
ボランティアに頼らないと成り立たない関係というのにもやっぱりモヤモヤする。

目の前の現状をどうにかしなくちゃと動ける人の
優しさに甘えすぎてはいけない。
優しさの搾取

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本を探しながら

本を探しながら

本をかりるために図書館へ。
今日のお目当ては三浦しをんさんの本。
「913ミ」を目指して一直線に図書館内を移動する。

思っていた本は貸出中らしく
開架図書ではみつけられない。
諦めきれず、ダメ元で検索機で調べてみる。
すると同じ本がティーンズコーナーにもあるらしい!

そうか、三浦さんの小説ってティーン向けでもあるのね。
絵本や児童書をこども向けに配架するのはわかりやすいけれど、ティーンズコーナ

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勝間さんと篠田さん

勝間さんと篠田さん

勝間さんの本を読むたびに、
「私も毎日1万歩あるく生活を!」と思うのに、
もうくじけている自分がいる。
またゆるくはじめよう、何度でも。

そして、勝間さんの本を読んでいると次に読んでみたい本がいつも見つかる。
今回読んでみたくなったのは篠田真貴子さん監修の『Listen』。

篠田さんは私にとって今とても気になっている人。

篠田さん自身の記事も遡って読みたくなる。
「傾聴」について勉強するいい

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二月のお楽しみ

二月のお楽しみ

楽しみにしているドラマがある。
NHKプレミアムではじまる『舟を編む』。
三浦しをんさん、スキなんだよなぁ。
原作も読んだし、映画も観た。
今度は連続ドラマと聞いて今からウキウキ。

しかも野田洋次郎さんがあの役を!
NHKだからこそできる配役かも。
意外だけどピッタリとはまるんだろうな。

せっかくだからドラマが始まるまでに
もう一回原作を読み返しちゃおう。

しをんさんといえばもうすぐエッセイ

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学びたいこと

学びたいこと

今年学びたいことはズバリ「写真」。
というわけで、写真家の幡野広志さんの本を読む。

写真がうまくなりたいなら
本を読んでないでいっぱい撮影して
試行錯誤した方がよいのはわかっているんだけど、
そこが私の頭でっかちなところ。

でも読んだからこそわかることがある。
本気の人はjpegではなくてRAWで撮影するなんて初めて知ったし、YouTubeの情報に惑わされすぎないということも理由を聞いて納得。

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稲田さんリレー

稲田さんリレー

エリックサウスのカレーに出会い、スパイスに目覚めたかもしれない私。
稲田さんのレシピを知りたい!頭の中を知りたい!

巻末にはインドカレーの設計図。
さすが京大卒は料理も理論的。

どうせなら稲田さんがかいたスパイスの本も読みたい!

左下の「つぶやき」が見逃せない。
やっぱり稲田さんって凝り性なのね。

そしてさらに驚きは稲田さんのお母様。
昔からナツメグはパウダーではなくその都度ホールをおろし

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お寺にでも伺ったかのように

お寺にでも伺ったかのように

枡野さんらしいやさしい言葉で
仏教や禅の教えに出てくる言葉を引用しながら
心を整える術を紹介されている。

まるでお寺で説法を伺う擬似体験のようで
読後は晴れやかな気分になる。

どこから読んでもいいのだろうけれど、
一つ目の教えから心に響くから
やっぱり最初から読んでほしい。

結局は今できることを
コツコツと積み重ねることが大事だと再認識。
このタイミングでこの本に出会えて良かった。

日々精

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