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どろろで語る七十二候 ~穀雨~
2019年にリメイクされた「どろろ」で、中国起源の二十四節気から、さらに三等分された七十二候を表現するシリーズ。
この度、穀雨の候を揃えて描く事が出来たので、キャプションや制作背景を記述したいと思います。
どろろという作品が室町時代が舞台であるだけに、毎年放送される大河ドラマの影響を受けてしまう…今年は源氏物語及び関連古典作品を題材として、七十二候かつどろろ源氏絵巻風に表現したいなという意気込みで
小田原の関東大震災② 海に沈んだ根府川駅
先月発生した能登半島地震、そして100年前に発生した関東大震災。
どちらも朔日に起きたという事で何か繋がりがあるのかもしれません。
忘れてはならないのは、今やリゾート地として名高い小田原の地が、100年前、能登半島と同じ災禍を被ったという事です。
関東大震災の鉄道関連で、最も甚大な被害を受けたという根府川駅を訪れました。
新幹線で小田原まで行き、そこからJRに乗り換え、根府川へ。
小田原から早
芹摘姫 どろろで語るむかしばなし
むかしむかし、ある都に、とある高貴な君がおりました。
やがて帝となられるこの君は毎日、東と西の宮を行幸するのを日課としておりました。
そしてあるお正月の明けた初めてのお節句の日です。
君の行幸が始まりました。
沿道には高貴な姿を見ようと、多くの者が集まり、人垣を作っていました。
君はとある川端を通りかかりました。
するとそこでは、数人の娘が芹を摘んでおりました。
彼女たちも君が通りかかると、作業
石田検事怪死と大正の終焉
12月25日は大正天皇が亡くなり、昭和が始まった日。
私も知らなかったのですが、昭和元年はこんな年の瀬に始まったのですね。
そして大正浪漫と呼ばれ、たった十五年しかないけれど、関連資料本が明治・昭和より分厚い大正時代。
そんな大正末期から昭和初期には大きな闇が潜んでおりまして、今回はそこに触れてみたいと思います。
まず特筆すべきは、昭和元年である西暦1926年は、あの関東大震災から3年しか経って
MW Transfer for Haneda 11.12 手塚治虫作品オンリー ペンと眼鏡とベレー帽6 本文サンプル
ひどい土砂降りの日であった。
ただでさえ、捜査に難航する荒磯なのである。
大雨は、それに拍車をかけていた。
だがしかし、周りの刑事たちは、それをやり遂げなければならなかった。
何故なら波に揉まれ、布に包まれた何かが、漂っていたからである。
刑事たちは、ダイバーの力をも借りて、それを引き揚げた。
「!?」
ただの包みではない。
女性の身体ほどもある。
ダイバー達は、頑丈に縛ってある
関東大震災から100年
今年は関東大震災から100年という事で、各種メディアで関連番組が放送され、私も知っている様で知らない震災の様相に触れる事ができました。
行政で決められた避難場所もなく、ラジオもない。
布団や家財道具を持って避難するという今の常識では考えられない当時の風潮が、大きな被害を生んだとも考えられます。
手塚治虫先生が原作で令和二年にノベライズされた『火の鳥 大地編』にも、関東大震災の描写が出てきます
昭和11年の三大事件に迫る!!
西暦1936年(昭和11年)とは、
1931年に満州事変、32年に五・一五事件、
そして一年後の37年に盧溝橋事件による日中戦争、
39年には第二次世界大戦の始まりと、
正に、歴史の火薬庫が爆発するかしないかの、
ヒヤヒヤの位置に存在します。
そして、そんな年に、日本国民に印象づけた、三つの事件が起きています、
即ち、
2月26日 二・二六事件5月18日 阿部定事件7月25日 上野動物園黒ヒョウ
水無月どろろイラストまとめ
pixivに投稿しているどろろイラストのまとめを、こちらに置いてみました。
と、いうのもヘッダーのイラストがノートの規格に合うので。
初めて見る方のために、4年前アニメが放送された、手塚治虫原作どろろのファンアートを描いてます。
このアニメの良き所は、原作にはないどろろの成長姿が見れる所です。
このビジュアルにほれ、私の描くファンアートも、圧倒的に成長どろろが多いです。
ここでは、季節の移り変わり
チャップリンのその後
こうして、『五・一五』を逃れたチャップリンですが、犬養首相亡き後も日本に滞在し、1932年6月2日、無事、横浜港から氷川丸に乗り帰国の途に就きました。
偶然ですが、氷川丸の近くも訪ねていました。
今回は、チャップリンの足跡を辿る旅となりました。