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ライフ・ストーリー

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ふと人生の分岐点にて立ち止まり自身の人生を振り返ってみた。   家族というものに、御世辞にも恵まれていたとは思わないが、流れゆくところ、常に多くの方々に支えていただいた有難い道の…
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#実話

人は過ちを犯す生き物である

人は過ちを犯す生き物である

中学3年の夏頃であったであろうか....
長屋暮らしも慣れて来た....

近所のお風呂屋さんでは
すっかり馴染み客となり...

名前も知らない
多くのおばちゃん達が

入れ替わり立ち替わり
私の背中をせっせと流してくれるまでに..
とても仲良くなっていた...

....というより...
まるで母のように
優しくお世話をしてくれた....

そんな沢山の
母のような方々と
一緒にいると...

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はじまり

はじまり

当時、おそらく私は5.6歳

物心ついたころには母子家庭

当時にしては珍しい2階建ての社員宿舎(当時4000円/月ぐらいだったらしい)に母と姉妹と暮らす。

そして、いつごろからだろう…

姉妹が寝静まったころ… 

私は、夢遊病にて、裸で外に飛び出しては、車が行き介する道路を横断し、真向いの施設で、深夜遅くまで事務仕事をしていた母の仕事場の外窓から、ひょっこり顔を覗かせては驚かせていたようだ。

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