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感想

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好き!と思ったことについて、短めの感想。
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#テレビドラマ感想文

【感想】いちばん好きな花 1-5話

【感想】いちばん好きな花 1-5話

 作品の中身について触れますので、未視聴の方はご注意ください。







 「一番好きな花はなんですか」と言われて、何を思い浮かべるだろうか。具体的な花の名前が出てくる人もいれば、一番となるとどれにしようか迷う人もいるだろう。

 世の中には、「いちばん好き」を聞かれたとき、それを思い浮かべるよりも先に、一番になれなかった方に思いを馳せる人がいる。この「いちばんすきな花」は、そんな人たち

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【感想】俺の話は長い

【感想】俺の話は長い

 自分はできる、と普段思っていても、ふとした瞬間に弱り、自信はたちまち影に潜んでしまう。うまく動けなくなったとき、どうしようもなく、自分がダメな人間であるような気がして苦しくなるのだ。

 それでも、カラオケオールして、いつも通り仕事に行き、友だちと不安なことを共有していたら、いつの間にかそういう暗い気持ちが晴れていることに気づく。そんなに悪くないよ、自分。

 そんな毎日に寄り添ってくれるような

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【感想】だが、情熱はある 9話

【感想】だが、情熱はある 9話

この記事はドラマのネタバレを含みます。







・ ・ ・   ・ ・ ・

 お笑いは常にお茶の間と共に進化した、というのは言い過ぎだろうか。ゴールデン帯にバラエティーショーは付きもので、お正月になると漫才の特番が多く組まれる。

 それだけ、食べることとお笑いは近い場所にある。思えばこのドラマは、最初から「食事」をお笑いとうまく組み合わせていた。
 家族の団らん、先輩後輩での飲み。

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【感想】だが、情熱はある  7-8話

【感想】だが、情熱はある 7-8話

この記事は、ドラマのネタバレを含みます。







・ ・ ・   ・ ・ ・

 このセリフが、このドラマの面白さを表していると思う。私がよく見ているYouTuberさんが「つらいことも1年後には笑い話」と言っていたが、きっとそれに繋がるものがこのセリフにも詰まっている。

 なぜそれらが面白いのかと言ったら、それには純粋な気持ちが隠れているからだ。
 そしてその純粋さを、私たちは持っ

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【感想】だが、情熱はある 1-4話

【感想】だが、情熱はある 1-4話

 普段はテレビなんてつけないのに、その日は家に友だちが来ていて、何かしら音が欲しかった。たまたまつけたテレビを垂れ流していると、画面にはボロいアパートの中でふざけ合う人が映されていた。

 しゃべり方、若林さんだ。一瞬でわかって、その隣が春日さんであることもわかった。え、でも違う。これ、演技? 疑問に思って検索する。今年の春のドラマ。オードリーの若林さんと、南海キャンディーズの山里さんをモデルとし

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【感想】束の間の一花 #10(最終回)

【感想】束の間の一花 #10(最終回)

*画像は公式HPより*

 ドラマ「束の間の一花」が最終回を迎えた。最終回含む全体の感想を残しておきたい。

瞳の情報量

 二人(藤原さくらさんと京本大我さん)の雰囲気と演技力からくる瞳の情報量が凄すぎる。目線の動かし方はもちろん、まばたきの間隔やその閉じ方、まるで目だけで気持ちを伝えるかのよう。随所で見えていたけれど、最終話は感情の揺れ動きが激しい分、なおさらそれを強く感じた。

 そしてそれ

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【感想】最初はパー #6

中盤のそれぞれの生活シーンが特に印象的。お笑いと生活って違う空間だけど、どこかお茶の間の雰囲気で繋がり合っている感じがする。最後の先生には笑ってしまった。面白い芸人さんってもう存在だけで面白いオーラがあるのはどういう仕組みなんだろうね?

【感想】最初はパー #5

ジェシーさん本人はキラキラして芸能人らしいのに、演技はリアルな普通の青年らしさがあって好きだなぁ。たぶんジェシーさんらしさが残るところ(ふとした仕草等)にあどけなさを感じて、それでも見せる表情の作り方はアイドルではなく俳優(目線の使い方等)だからかな?

【感想】silent 第7話

【感想】silent 第7話

※この記事にはネタバレを含みます。また一週遅れです。







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 気持ちをまっすぐに伝えること。難しいことで、それができない人もいる。たぶん、私もそうだ。伝えることによって受ける傷もあれば、それでしか得られない嬉しさもあるだろう。

 好きな人に告白する姿は、いつの時代でも美しい。そこには、何よりも「気持ちを伝えよう」と必死になっているからだと思う。その思い

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【感想】束の間の一花 #6

屋上の洗濯場がSixTONES「ふたり」のMVと重なる。ヒラヒラと風に舞うタオルが表現するのは何なんだろうなぁ。水羊羹を取り合うところはさすがに渋くて笑ってしまった。「生きる」ってただ呼吸するだけじゃ意味として足りないから難しいよね。

【感想】最初はパー 第4話

最初はパーの二人だけじゃなく、他のキャラクターたちのネタも披露してくれるところが好きだ。小籔さんの役柄がすっごくハマっていて、独特なオーラがあるのがすごいなぁと。今さらだけど、「最初はパー」ってジェシーさんの「最初はジャーン」に近いものを感じる。

【つらつら感想】束の間の一花 第5話

やっぱり全体的に、絵画的な美しさを感じる。静止画でも映えるような色彩感覚とか、構図とか。生花を使ったヘアセットから生花を選ぶ萬木先生、対して生きることが霞んでいく一花。ラスト、これまでの発言が全てひっくり返されていくような回想が素敵。

【つらつら感想】最初はパー 第3話

いわゆる深夜帯のドラマはあまり見てきてないけど、独特なクセがあるのは秋元康さんの味なのかなぁ。馴染みがないペースが新鮮。ラストシーン、脳内でSixTONESの「ふたり」がかかってました。急に束の間の一花なるやん!!

【感想】silent 第6話

【感想】silent 第6話

※この記事にはネタバレを含みます。ぜひ本編をご覧になってからお読みください。







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 6話で特に印象的なのは、同じこと/違うことという対比ではないだろうか。上の湊斗(鈴鹿央士)のセリフを借りるなら、好きな人・嫌いな人は「他とは違う人」、どちらでもない知り合いは「他とは同じ人」に当たるだろう(余談1)。

 奈々(夏帆)が想(目黒蓮)に伝えた言葉は、自分や

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