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オリジナル小説 有償な愛など存在しない~設定など~
・何故設定を書こうかと思ったか、それは予想以上に作品が長くなったからです。家族に11ページの作品ができたと言った瞬間「長いね?!」と言われました。
・読んでいない人のために大まかな説明をしておきます。これは中東と中国の辺りが舞台の、恋愛小説もどきです。読んでいると「ん?」という部分がいくつかありますが、それは後で解説していきます。これは本編を読んでから見た方が良いのです……。
地域の名前
・
有償な愛など存在しない
愛に金を費やしていた頃もあった。
「すみません、愛を1ついただけますか」
「わかりました! 1つ300円になります!」
少女は1人でこの店を切り盛りしている。親がいるのかどうか、まったく分からない。
「いつも、店番していて偉いね。ありがとう」
「いえいえ!」
手のひらサイズの赤いハートのチョコレートを、茶色の紙袋に1つ入れる。代金を受け取った少女は、可愛らしい笑みを浮かべて、客である俺に手渡