オリジナル小説 有償な愛など存在しない~設定など~

・何故設定を書こうかと思ったか、それは予想以上に作品が長くなったからです。家族に11ページの作品ができたと言った瞬間「長いね?!」と言われました。

・読んでいない人のために大まかな説明をしておきます。これは中東と中国の辺りが舞台の、恋愛小説もどきです。読んでいると「ん?」という部分がいくつかありますが、それは後で解説していきます。これは本編を読んでから見た方が良いのです……。

地域の名前

・サンユェン…日本をイメージしました。サンは「太陽(日)」、ユェンは「元」をGoogle先生に訳してもらったらでてきました。

・ジャウーダ…トルコとかの方をイメージしました。名前の由来は浄土(ジョウド)を適当にいじったもの。

・トーアズマ…東東って言ってるので極東の中国をイメージしました。

食べ物の名前

・ホアジュアン…花巻というパンが中華圏にはあるそうです。

・ロンシュータン…竜の髭というお菓子が中華圏にはあります。名前の通り、細長い糸が何重にも折り重なったお菓子です。

・トマト缶とスパイスの肉団子スープ…中華圏をイメージしてスパイスを投入してみました。

・べっ甲みたいなクッキー…フロランタンです。つまり登場する親子の出身地はヨーロッパ! 長旅です!

人の名前

・ミッド…いろんな態度を取るので、中間を意味するミドルをいじりました。「ミッドナイト」という言葉もあるので。

・ドンシャオ…ドンは首領を意味する語として使いました。シャオは適当に中国語を検索していた時、Googleで引っかかった「シャオ=笑う」というのを採用しています。かっこいい笑みを浮かべる人なので、違和感はないと思うのです。

・サネム…トルコの言葉で「完璧」を意味します。彼女の人生は完璧ではないのですが、ミッドと出会ったことで何か変化があれば、と願いを込めました。

おまけ

・赤い縁のお金(お札)…チャイニーズマフィアで今はあまり力を持っていない「紅幇(ほんぱん)」がモデルです。この話では地域の中で、古くから活動している組織を表しています。だから、村の人たちは崇めて地域の治安を守ってもらおうとするのです。対価が赤い縁のお金です。

・サンユェンの輸入品…日本刀。

・極東の風習から「愛」と命名した…最後の方に登場するこの部分は、完全に日本のバレンタインです。冒頭からの「愛」を買うという設定について、自分のイメージがバレンタインデーにおける日本人の行動でした。

・サネムはお母さんと再会できるのか…皆さん最後まで読んだ後にそう疑問に思うかもしれませんが、ハッキリ言って会えない確率の方が高いです。それはサネムの家の借金の額がかなりあること以上に、ミッド(ドンシャオ)が束縛してきて会えないんじゃないと思います。まあ、束縛といってもミッドのことだから、優しい束縛なのかもしれませんね。

・ミッドは何歳なのか…一応、自分のイメージでは二十代くらいなんですが、特に「何歳」と決めたことはないです。でも、サネムが十代後半の女の子だと考えると、二十代くらいで妥当な気がします。

・バスの運転手は何者なの…もともと、彼は貿易商の家に生まれたのですが、幼い頃に家が没落してしまいます。そこで地域のバス会社が募集していた運転手という職業に就き、ミッドのお父さんと交流しながら情報収集の仕事もしていたのです(ミッドのお父さんからも報酬はもらっていた)。ミッドの代になってからも、何か治安に関わる情報があれば逐一伝えて、サネムのことも親戚のように気にかけてくれる存在です。どこの地域出身かは言わないことにします。

・サネムを拉致した人たちは何者…ならず者がチラホラといる地域なので、多分彼らもその一員なのでしょう。トーアズマは比較的安全な地域(?)という設定ですが、たまにこういう犯罪も起こるのです。

・中東と中国の距離が近すぎるのでは?…小説なので許してください。


明るく爽やかな人でありたい。
らいとそーだ

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