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マンガレビュー『BLUE GIANT』石塚真一(2013~2016)たゆまぬ努力と何げない日常の積み重ね
おもしろくて一気に読んでしまった以前から読みたい
と思っていたマンガでした。
本作はジャズを
主題にした作品で、
昨年はアニメ映画化もしました。
映像で観るべきか、
本で読むべきか、おおいに悩みつつ、
マンガの方を読むことにしたのです。
実際に読んでみると、
想像以上のおもしろさで、
一気に全10巻を
読み終えてしまいました。
一体、本作のどこがおもしろく、
そこまで惹きつけられたのか、
マンガレビュー『ねじ式』つげ義春(1965~1984)いびつなエロ・グロ・ナンセンス
不条理マンガの元祖本作のことはかなり前から
気になっていて、
ずっと探していました。
なかなか中古では売っておらず、
そろそろ新品で買おうか
迷っていたところだったのですが、
先日、たまたま中古で見つけたので、
ようやく読むことができました。
つげ義春といえば、
雑誌『ガロ』で有名な
マンガ家の一人です。
私がこの方の名前を知ったのは、
「不条理マンガ」について
調べていた時のことでした
マンガレビュー『進撃の巨人』諫山創(2009~2021)哲学的なテーマも感じさせる奥深いストーリー
今さらながらイッキ読み超人気作なので、
今さらではありますが、
全巻読みました。
昨年、アニメ版も終了した際に、
本作の大ファンである妻から
「読みなよ。絶対おもしろいから」
と強く勧められ、
イッキ読みすることに
なりました。
数年前の私のブログを辿ると、
2017年くらいにも
「妻からの強い勧めで、
(当時の)最新巻・21巻まで
イッキに読んだ」
という記録が残っていました。
当
マンガレビュー『W3』手塚治虫(1965~1966)手塚治虫の隠れた名作
手塚治虫の隠れた名作私がはじめて手塚治虫の
マンガを読んだのは、
中学生の頃でした。
当時は、昔のマンガが
手ごろなサイズの文庫本で
復刻されており、
そういうものを好んで
よく買っていました。
中でも私がハマって読んだのは、
『鉄腕アトム』ですね。
『鉄腕アトム』は、
もっと小さい頃から
読んでみたかったので、
こんな文庫版が読めるのは、
とても嬉しかったんです。
他にも手塚治虫の
マンガレビュー『藤子・F・不二雄[異色短編集]3 箱舟はいっぱい』藤子・F・不二雄(1973~1982)人間の「欲」に根差した物語
藤子・F・不二雄は
短編マンガの名手でもあった『ドラえもん』の
作者として知られる
藤子・F・不二雄ですが、
彼は短編マンガの名手でも
ありました。
特に、オススメなのが、
『ビッグコミック』などの
青年誌に発表した
読み切り作品です。
最初に『ビッグコミック』に
発表したのが、
『ミノタウロスの皿』('69)で、
地球とよく似た惑星にやってきた
主人公の青年が
一人の女性と出会う物語でし
マンガレビュー『はまり道』吉田戦車(1994)懐かしいのに古びないおもしろさ
今でも大人気の兄弟も登場!吉田戦車が'80年代末~
'90年代前半にかけて
『週刊ファミ通』で連載していた
4コママンガの単行本です。
『ファミ通』なので、
すべてのマンガのネタが
当時、流行っていたゲームが
もとになっています。
出現率が多いのは、
マリオとルイージで、
表紙にいる気持ち悪い
おっさんたちがソレです(笑)
(マリオは
『ドクターマリオ』のバージョン)
後半は『月刊アス
マンガレビュー『エースをねらえ!』山本鈴美香(1973~1975、1978~1980)この一球は絶対無二の一球なり
個性豊かなキャラクター私の苦手なスポーツマンガであり、
少女コミックというのもあって、
まさか大人になってから読むとも
思っていませんでした。
興味を持ったきっかけは、
松岡修造が本作の影響を
強く受けていたのを知ったことでした。
そもそも松岡修造がテニスを始めたのも
『エースをねらえ!』を読んだのが
きっかけらしく、
海外遠征にも全巻を持参して
臨んだそうです。
試合の合間に
コートに
マンガレビュー『約束のネバーランド』臼井カイウ、出水ぽすか(2016~2020)勧善懲悪ではない奥深いストーリー
優しいママと子どもたちこのマンガのことをよく知らずに
読み始めた時のことです。
可愛らしい絵柄とその表紙から、
その昔、テレビで放送されていた
アニメ『世界名作劇場』のような作品を
想像していました。
舞台は、グレイス=フィールドハウス
という孤児院で、
世界観はヨーロッパそのものです。
『少年ジャンプ』に連載されている
作品だということは知っていました。
なので、「自分が子どもの頃に読