い け し

日々の思いをうつらうつらにつらつらと。 読んだ本とか、ライブの感想とか、愚痴をなんと…

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日々の思いをうつらうつらにつらつらと。 読んだ本とか、ライブの感想とか、愚痴をなんとか形あるものに昇華しようとした痕跡とか、

記事一覧

差別を否定するという行為自体に差別的な思考が内在してるんじゃねという話

研修に久方ぶりに行きました。今回のテーマは差別。差別を否定していくことができる人間になろうというテーマで話が進んでいきました。 「差別の否定」…。んー、何となく…

時々何かを成し遂げなければならないなあ…と焦ることがある。
焦るな。成し遂げる「成果」など、他人に決めさせればいい。突き進むしかないのだ。語る前に動け。

い け し
3週間前

思いたって日曜深夜営業のカフェに行く。カフェを出た後のどうしようもない静寂が好きだ。
明日から激動の毎日が始まる前の風の音しか聞こえない静けさ。月曜日が嫌というより、日曜日が終わってほしくない。この静けさにはそんな僕らの共通認識が隠れているように思うのだ。

い け し
3か月前
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リバイバルだから、今の僕だから、聴こえる歌があるのだ-ホームシック衛星名古屋ライブレポ

BUMP OF CHICKENのツアーに行ってきた。 今回はリバイバルツアーということで、懐かしのあの曲なんかも聞けるのかななんて思いながら車を走らせ、名古屋に到着。 今回はバ…

い け し
4か月前
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受け取って、受け止められて、俺たちの歌になる/SUPER BEAVER 日本ガイシホール

名古屋であったビーバーのライブに行ってきた。本年2度目のライブ。 ツアーのアリーナ編の始まりということで、会場の熱気も半端じゃない。そしてボーカル渋谷さんの声は…

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5か月前
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みんなが終わると笑顔になれるLiveが一番という話/MONGOL800 LAST PARADISE tour

長野市芸術館で行われたモンパチのライブに行ってきた。今年初参戦。しかも今までで一番の近場の席。始まる前から高揚感に浸っていた。 もうライブでもかなり定着した曲た…

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6か月前
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「君はいた方が良いよ。」力強く、はっきりと。サンボマスターは俺たちを認めてくれる。サンボマスター/横浜アリーナ

サンボマスターの横浜アリーナ公演に行ってきた。仕事頑張ったご褒美。 フェスに出てたら必ず見ていたサンボマスター。ボーカル山口隆さんはとにかく熱い。何度も何度も語…

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8か月前
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思いをぶつけても受け止めてくれる確信があるから

SUPER BEAVERの新潟公演に行ってきた。やっぱり遠征はワクワクする。 ビーバーのライブは対面することの意義を再認識させられる。今は様々なメディアが進化して、家にいな…

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9か月前
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おじさん達が音を楽しむを体現してた MONGOL800 800BEST ぴあアリーナレポ

MONGOL800の25周年記念ライブを見に行った。今回のライブはファンからリクエストを取りセトリを決めていく仕様で、25年間の作り上げてきた様々な音源がモンパチの歴史の流…

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9か月前
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自分軸と他人軸の話

 久しぶりに飲酒した。そこで友だちが「自分軸で生きてるわ。」なんて話をしてた。  聞き慣れない言葉だったので、確認しながら話をすると自分の成長やステップアップの…

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10か月前

人の数だけ「顔」があるし、あっていいって話

平野啓一郎氏の「私とは何か」を読む。 ここで分人という言葉を初めて目にした。概念を簡単に伝えるのは難しいが、いわゆる「その人」というものは接する相手によって変化…

い け し
10か月前
1

なんでも「戻せば」いいってものじゃないのさ

コロナ禍の終わりが叫ばれていますね。待ちに待った時と言ってもいいかもしれない。 ちょっと前は人に会うのも憚るような環境だったのが少しずつ緩和がなされています。も…

目指せ小粋な仕事人

気がつくと社会人四年目です。わけも分からずひた走ったつもりでしたが、振り返るとめちゃくちゃ頑張っとるやん。自分。 ただ世の中は優しいのか、「無理しなくていいよ。…

4月ライブレポその1

4月はなんと4本もライブに行けた。仕事柄4月はとても忙しいのだけれど、どうやら計画性というのは年に比例して身につくものではないらしい。 最近自己表現の場というもの…

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未熟さを自覚する

年度末の忙しさにバタバタしてます。頑張る社会人に敬意を。 今年から後輩が入ったりなんなりして、くそ雑魚社会人ではありますが、アドバイスを求められることも増えてき…

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久しぶりのLiveの雰囲気が楽しかったって話

sumikaのガイシホールでのライブに行ってきた。このコロナ禍のせいでどうも僕の中でライブはみんなで楽しむものというより、アーティストとの対話という感じに変容していた…

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差別を否定するという行為自体に差別的な思考が内在してるんじゃねという話

差別を否定するという行為自体に差別的な思考が内在してるんじゃねという話

研修に久方ぶりに行きました。今回のテーマは差別。差別を否定していくことができる人間になろうというテーマで話が進んでいきました。

「差別の否定」…。んー、何となく違和感を感じてしまいます。それは差別することと否定することは非常に近しいものがあると思うからです。差別は、もちろんいけないことですが、差別する者を否定する者も同じ土俵に立ってしまっているような感覚を覚えてしまうのです。
(そもそもこう感じ

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時々何かを成し遂げなければならないなあ…と焦ることがある。
焦るな。成し遂げる「成果」など、他人に決めさせればいい。突き進むしかないのだ。語る前に動け。

思いたって日曜深夜営業のカフェに行く。カフェを出た後のどうしようもない静寂が好きだ。
明日から激動の毎日が始まる前の風の音しか聞こえない静けさ。月曜日が嫌というより、日曜日が終わってほしくない。この静けさにはそんな僕らの共通認識が隠れているように思うのだ。

リバイバルだから、今の僕だから、聴こえる歌があるのだ-ホームシック衛星名古屋ライブレポ

リバイバルだから、今の僕だから、聴こえる歌があるのだ-ホームシック衛星名古屋ライブレポ

BUMP OF CHICKENのツアーに行ってきた。
今回はリバイバルツアーということで、懐かしのあの曲なんかも聞けるのかななんて思いながら車を走らせ、名古屋に到着。

今回はバックグラウンドの映像も素晴らしい。俺たちの曲の世界観の解釈を手伝うように様々に移り変わる。きっとそこにはBUMP自身の解釈も含まれているだろう。こんな曲なのかなと思ってたものが、そういう見方もあるのか!と気づかされる瞬間が

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受け取って、受け止められて、俺たちの歌になる/SUPER BEAVER 日本ガイシホール

受け取って、受け止められて、俺たちの歌になる/SUPER BEAVER 日本ガイシホール

名古屋であったビーバーのライブに行ってきた。本年2度目のライブ。

ツアーのアリーナ編の始まりということで、会場の熱気も半端じゃない。そしてボーカル渋谷さんの声は大きい会場が似合う。ライブハウスでの活動をメインにしてきたバンドだし、そこに対する自覚や愛情も高いと思うけど、心を真正面から射抜くこの声はガイシホールのような大きい会場も捨て難いよなあと思ってしまう。

新曲が出るたび思うのだが、ビーバー

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みんなが終わると笑顔になれるLiveが一番という話/MONGOL800 LAST PARADISE tour

長野市芸術館で行われたモンパチのライブに行ってきた。今年初参戦。しかも今までで一番の近場の席。始まる前から高揚感に浸っていた。

もうライブでもかなり定着した曲たちもあるが今回はアルバムを引っ提げたライブツアー。アルバムで聞いていた曲たちもライブになるとまた少し感じ方が変わる。そのあたりがライブの良いところなのかもしれない。今回は聞きたかった「pray」を初めて聞いたのだが、歌詞に込められた想いと

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「君はいた方が良いよ。」力強く、はっきりと。サンボマスターは俺たちを認めてくれる。サンボマスター/横浜アリーナ

「君はいた方が良いよ。」力強く、はっきりと。サンボマスターは俺たちを認めてくれる。サンボマスター/横浜アリーナ

サンボマスターの横浜アリーナ公演に行ってきた。仕事頑張ったご褒美。

フェスに出てたら必ず見ていたサンボマスター。ボーカル山口隆さんはとにかく熱い。何度も何度も語りかける。時に過呼吸になるんじゃないかと心配になるほど。でも、そこに詰め込まれたメッセージは割と一貫してる気がする。

それが今年出た新譜「Future is Yours」に込められていると思う。歌詞に何度も出てくる I love you

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思いをぶつけても受け止めてくれる確信があるから

思いをぶつけても受け止めてくれる確信があるから

SUPER BEAVERの新潟公演に行ってきた。やっぱり遠征はワクワクする。

ビーバーのライブは対面することの意義を再認識させられる。今は様々なメディアが進化して、家にいながら色んなものが体験できるけど、それでは足りない臨場感や切迫感が感じ取れる。

ボーカル渋谷さんは、こちら側、オーディエンスのことを信頼してくれてるのがひしひしと伝わる。僕はそれが本当に心地良い。歌の続きを任せたり、自由なノリ

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おじさん達が音を楽しむを体現してた MONGOL800 800BEST ぴあアリーナレポ

おじさん達が音を楽しむを体現してた MONGOL800 800BEST ぴあアリーナレポ

MONGOL800の25周年記念ライブを見に行った。今回のライブはファンからリクエストを取りセトリを決めていく仕様で、25年間の作り上げてきた様々な音源がモンパチの歴史の流れを象徴するように折り重なっていた。

何度かモンパチのライブは行っているのだけれど、なかなかここまでハートフルな空間を作れるバンドもいないよなあとつくづく思う。
モンパチは熱量のあるMCもあるが、ゆったりと観客との時間を楽しむ

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自分軸と他人軸の話

自分軸と他人軸の話

 久しぶりに飲酒した。そこで友だちが「自分軸で生きてるわ。」なんて話をしてた。

 聞き慣れない言葉だったので、確認しながら話をすると自分の成長やステップアップのために生きていくことが自分軸。同僚や他者を助けるために動くのが他人軸だということらしい。この考えは、働く上ですごく参考になると思う。

 働いている同僚なんかで考えると、相手がどんな軸を大切にして働いているのか捉えておくと、少し優しくなれ

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人の数だけ「顔」があるし、あっていいって話

人の数だけ「顔」があるし、あっていいって話

平野啓一郎氏の「私とは何か」を読む。

ここで分人という言葉を初めて目にした。概念を簡単に伝えるのは難しいが、いわゆる「その人」というものは接する相手によって変化し、その形は相手の数だけ無数に存在するが、それら一つひとつが嘘で作られてはいない自分自身なのだということらしい。

筆者は高校の時の自分と大学での自分との立ち振る舞いの違いを例にあげてるが、確かにそうだ。僕自身高校の友達と接する時と大学の

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なんでも「戻せば」いいってものじゃないのさ

コロナ禍の終わりが叫ばれていますね。待ちに待った時と言ってもいいかもしれない。
ちょっと前は人に会うのも憚るような環境だったのが少しずつ緩和がなされています。もちろんまだ気をつけないといけない部分はあるのだけれど、みんながちょっとずつ気を配った成果なのかなと感じています。

ただ改めて見直さなきゃいけないこともあるなと思います。例えば今年参集の会議がとても増えました。あれ?オンラインじゃダメなのか

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目指せ小粋な仕事人

気がつくと社会人四年目です。わけも分からずひた走ったつもりでしたが、振り返るとめちゃくちゃ頑張っとるやん。自分。

ただ世の中は優しいのか、「無理しなくていいよ。」という言葉をかけてくれます。もちろんその気遣いや心配りは嬉しいのですが、この言葉ってある意味やる気を削ぐよなあなんて思ったりもします。

〇〇ハラスメントという言葉が実に多様化した昨今。どこで相手を傷つけるか分からないため、一見すると優

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4月ライブレポその1

4月はなんと4本もライブに行けた。仕事柄4月はとても忙しいのだけれど、どうやら計画性というのは年に比例して身につくものではないらしい。

最近自己表現の場というものが分からなくなっている。技術が発展していく中で全員が発信者となっていく。メディアの特権だった映像が誰でもどこでもいつでも送れてしまう。
が、どうも良いものや美しいものをカメラに収めて、みてもらおうというような熱量が持てないでいる。それは

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未熟さを自覚する

未熟さを自覚する

年度末の忙しさにバタバタしてます。頑張る社会人に敬意を。

今年から後輩が入ったりなんなりして、くそ雑魚社会人ではありますが、アドバイスを求められることも増えてきました。んー、難しいなあと思っております。

私が成功したから後輩も成功するとは限らないのが難しいところで。そもそも自分が上手くいったのも、その時々の流れや周りの人の助けであったのかなと後輩と話をしながら、感じております。

能の大成者世

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久しぶりのLiveの雰囲気が楽しかったって話

久しぶりのLiveの雰囲気が楽しかったって話

sumikaのガイシホールでのライブに行ってきた。このコロナ禍のせいでどうも僕の中でライブはみんなで楽しむものというより、アーティストとの対話という感じに変容していたような気がする。アーティストが投げかけたものをどのように返せるか。また、受け止めるのか。こちらからのレスポンスができない分、受け手としての難しさを感じていた。だからこそ昔よりライブに行く回数も減ったのだと思う。

今回のライブも元々行

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