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IDx | IDL magazine

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多様な背景を持つIDLメンバー(=IDLists)が、国内外のデザイントレンドや、仕事や生活するうえで日々感じているちょっとした「問い」や「気づき」を、わかりやすいストーリーとと…
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2020年12月の記事一覧

本質までを身軽に歩く

本質までを身軽に歩く

海と山、どちらが好きか。

世の中的には、どちらかというと「海」と答える人が多いのだという統計データ的な何かを、いつだったか、どこかで見たおぼろげな記憶がある。
私も生まれ故郷が海辺の街だったこともあり、迷わずに「海」だと答える派閥に所属して長かったものだが、流れ流れて数年前より山の麓で生活を営んでいることもあり、山ならではの良さというものを図らずも知ってしまったがゆえに、今改めて同じ問いを問われ

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組織が継続的に情報を発信するために──IDx、2020年の振り返り

組織が継続的に情報を発信するために──IDx、2020年の振り返り

社会の状況が一変して、お仕事や日常生活にもいろいろな変化があった2020年。「こういうときだからこそ、デザインの可能性を発信しよう!」とスタートしたIDLのwebマガジン『IDx』でしたが、成果が上がる一方、組織としての情報発信を継続するうえで課題も見えてきました。平岡、白井のふたりの共同編集長で振り返ってみました。

社会が変容するときこそ、デザインの力が必要になる
白井:パンデミックの状況に伴

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サステなぜブル 問い続けた2020年

サステなぜブル 問い続けた2020年

先日、次男(小学6年生)の保護者面談があったという。
そこで担任の先生から「リーダーシップを存分に発揮している。あえて言うならば、他の子達への当たりがキツいときがあるが、よく気がつき、率先して行動してくれている。彼が高校生になって、学園祭でどんな活躍をしているのかぜひ見たい。」といったようなことを言われたらしい。中学を飛び越えて高校の学祭というのは興味深いが、なによりそんな評価に驚きである。

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また会えるということ

また会えるということ

今年は、思いがけずたくさんの別れを経験した。突然のステイホームがはじまり、容易に人とは会えなくなってしまったことの影響を、今になって噛み締めている。

別れは急にやってきて突然誰かがいなくなるのはショックなことだ。身近な人は当然のこと、知人の場合はあとになって聞かされることも多い。どちらにしたって、別れはいつでも突然やってきて、その一瞬から、心が動かなくなってしまう。

健康だとばかり思っていた。

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【批評的視点で新たな切り口を発見】新しい価値の探索を促進するCritical Story Makingのススメ

【批評的視点で新たな切り口を発見】新しい価値の探索を促進するCritical Story Makingのススメ

※ 2020年10月に弊社Wantedlyにて掲載されたイベント実施レポートを再編集し、再録します。関西学院大学鈴木謙介ゼミの学生のみなさんに向けて開催したワークショップのレポートです。

インフォバーングループ内の部門とコラボレーションする形で開催されている関西学院大学鈴木謙介ゼミとのワークショップ。今回はIDL [INFOBAHN DESIGN LAB.](以下、IDL)がワークショップを企画

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