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心理学•社会学•哲学•思想

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記事一覧

同性愛者の解離

今回は心理学における解離という現象と同性愛の関係性について書きたいと思います。
※解離についての解説はこちらになります。

また心理学における解離という現象を社会現象として捉えるという内容の記事がこちらになります。
こちらも今回の記事と関係が深いので読んでみてください。

まず初めに伝えなければいけない事は僕がゲイであるという事です。
そもそもこのnoteを始めるキッカケはnoteで自分がゲイであ

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パーソナリティ障害と解離(ChatGPT)

今回の記事は僕が思いついた仮説についてChat GPTに質問して論じてもらうという記事になります。
10種類に区分されているパーソナリティ障害の全てにおいて実は解離が生じているのではないか?という仮説を思いついたのですが、それを納得できる形で論じる事が現状難しかったのでChat GPTの力を借りてみました。
非常に面白い内容だったので記事にする事にしました。

なおここで言う解離とは「痛みやストレ

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社会現象としての解離〜社会的解離〜

今回の記事では解離を社会現象として捉えてみるという記事になります。
※心理学的な意味での解離については↓の記事で概要を載せています。

近年ではSNS文化が広がり、誰でも自由に発信できる社会になりました。
しかしながらSNSでの投稿が炎上したり、そもそもコンプライアンスが昔に比べてかなり厳しくなっている状態もあり、SNSでの発言においても人からどう見られるかという事がより重要視される流れが生じてい

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解離の概要

今回は解離という現象について概要的な記事を書いてみたいと思います。
今後、解離という現象について紐解いて分析するような記事を書いていきたいのですが、その前段階として解離という現象についてざっくりとした概要のような記事があった方が良いなと思い、この記事を書くに至りました。
解離についての細かい詳細記事を書く場合にはこの記事のリンクを最初に貼り付けますので、こちらの記事を読んでから詳細記事を読んでもら

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自責のフラッシュバック

今回は以前書いたこちらの記事とフラッシュバックについて関連付けて書いてみたいと思います。

こちらの記事はざっくり言うと自分を責めるのと他人を責めるのは表裏一体であるというような内容になっています。
つまり自分を責める事に耐えかねると他人を責めてという事です。
また逆に他人に責任転嫁していた人がいよいよそれができなくなると自分を激しく責めるようになるというような原理の話です。

そして「責める」と

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トラウマ記憶の解凍とエピソードトーク

今回はトラウマがある人の冷凍保存された記憶が解凍される時に起こる特有のエピソードトークの話をしたいと思います。
こちらの記事を読んでから読む事をオススメします。

最近トラウマに関する本を読んでいてふと思い出した事があります。
それは亡くなった僕の祖母のことでした。
祖母はお酒を飲むと毎回同じエピソードトークを話していました。
ざっくり言うと昔親戚にすごく嫌な事をされたというような恨み話のようなも

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主語が他人になる自他境界の弱い人

以前から何度もアイデンティティについての記事を書いてきましたが、最近一つ気がついた事があります。
アイデンティティを喪失した人やアイデンティティが弱い人というのは主語がすぐに他人になってしまうという事です。
どういう事かというと自分の話をする場面で主語が他人であったり別のモノになってしまうという事です。

「自分がどうしたいか」
「自分はどう思うか」
「自分はどうして欲しいのか」
こういう場面にお

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複雑性PTSDにおけるフラッシュバック

今回は以前書いたこちらの記事で触れた複雑性PTSDの症状であるフラッシュバックに着目して記事を書きたいと思います。

フラッシュバックとは過去のトラウマを想起するような体験があった際にそのトラウマ体験が今起きているかのように反応してトラウマ症状が起こってしまう事です。
具体的にトラウマ症状というと、過呼吸や動悸や身体や思考の硬直や凍り付き、激しい恐怖、多汗やパニック発作など多岐に渡ります。
たとえ

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複雑性PTSD(ChatGPT)

今回の記事では前回書いた複雑性PTSDについてChatGPTに質問してその回答を載せます。

Q.複雑性PTSDについて詳しく説明してほしい。

C-PTSDは、通常、長期間または繰り返しのトラウマ体験によって引き起こされる精神的な障害です。
主な原因としては、子供時代の虐待、長期間の暴力的な関係、捨てられたり虐待されたりした経験などが挙げられます。
C-PTSDは、通常のPTSDとは異なり、単一

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トラウマ論〜複雑性PTSD〜

※こちらの記事は予告なく加筆修正が行われる可能性があります。

ここ最近の記事でよく話題にしていたアイデンティティの話について調べている過程でトラウマによって自己表現がうまくできなくなる事があると知り、トラウマというものについて調べていました。
そしてそこで複雑性PTSDという言葉を知り、本やインターネットを駆使して情報収集をしていました。
今回はトラウマが理由で生じる複雑性PTSDについて過去の

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結果と過程

結果と過程のどちらが大切であるかというのはよく話題になる話です。
今回はどちらかと言うと過程の大切さについて話したいのですが、その上でまず結果を大切にするという事の意味を捉え直しながら話を進めていきたいと思います。

結果を大切にするというのはどういう意味でしょうか。
「結果が大切である」側の人間がよく言うのは、結果が出なければ意味がないという事です。
どれだけ努力をして苦労をしたところで結果が出

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在るという事

最近アイデンティティとは何かという事を考えさせられているのですが、一つ出た結論があります。
「在る」という感覚がアイデンティティの全てなのではないかと感じたのです。
自分という存在が「在る」という事を感じられる事、これこそがアイデンティティなのではないだろうか、と。

※アイデンティティについては1月に入ってから何度も記事を書いています。
興味がある方は読んでみてください。

今回の記事はこの「在

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愛とは鏡である

世の中には愛のない人というのがいます。
愛がないと言っても多くの場合は極悪人というわけではありません。
ただ愛する事を知らない、愛された事がない、あるいは成熟した愛を受け取った事がない人というだけの話です。
成熟していない愛というのは偏った愛(=偏愛) の事です。
良かれと思って行われた過保護や過干渉、あるいはスパルタ教育などが良い例でしょう。
※偏愛についてはこちらの記事で書いています。

愛の

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感性と感受性と感情

「感性が豊か」「感受性が豊か」「感情が豊か」という表現があります。
とある記事を書こうとしている最中にそれぞれの言葉の意味の違いが気になったので、それについて解説したいと思います。
まずそれぞれの意味をざっくり言語化したいので言葉の意味をChatGPTで調べてみました。

【感受性が豊かな人】
感受性が豊かな人は、繊細で直感的な傾向があり、感情や環境の変化に敏感に反応します。
彼らは美的な価値観に

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