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社会問題

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2024年9月の記事一覧

そして夫は、完全な女性になった -「トランスジェンダー当事者の妻」になった私が模索し、見つけたもの-みかた2024年すばる舎№836

そして夫は、完全な女性になった -「トランスジェンダー当事者の妻」になった私が模索し、見つけたもの-みかた2024年すばる舎№836

「もうこれ以上自分が中年男性になっていくことに耐えられない。
残りの人生は女性として生きていきたいんだ」
結婚13年目、41歳の夫は、こう言い放った。
心も体も変わりゆく夫を、一番近くで見続けた
妻による2年間の手記

性別を移行する当事者家族の気持ち。
ここに焦点があたることはなかなかないと思います。
経験者でない人が掛ける
「外見が変わるだけで中身が変わるわけではないよ。心配しすぎ。」
などと

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人質の法廷 里見蘭2024年小学館№834

人質の法廷 里見蘭2024年小学館№834

『冤罪』はこうやって作られる!8年の構想を経て綴られた、
法治国家の欺瞞を暴く、
圧巻のリーガルサスペンス。
600ページ、厚さ4cm、読み応え抜群。
「善意と正義感」とは。
なぜ冤罪がなくならないのか、日本の司法制度とは?

裁判を膨張したことがある人はほぼいないでしょう。
司法のことが全く分からない方も大丈夫。
これ以上ないくらい丁寧に描かれています。
こんなに同じことを何度も何度も法廷でやり

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法廷占拠 -爆弾 2-呉勝浩2024年講談社№833

法廷占拠 -爆弾 2-呉勝浩2024年講談社№833

前作『爆弾』でスズキタゴサクは
東京都心で連続して爆弾を爆破した。
犠牲者は死者98名、重軽傷者500名。
過去に例をみない、大事件。
あれから1年。

舞台は、スズキタゴサクの刑事裁判。
東京地方裁判所の104号法廷。
遺族席に座っていた柴咲奏多が突然発砲。
判事、検察官、被告と弁護人、
そして傍聴人およそ100人を人質にして立て籠る。

爆弾を思われる液体を用意し
その様子をオンラインで、全国

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本当の自分に出会えば、病気は消えていく -「あなた自身の人生」を生きていないとき、人は弱く、不調になる!-梯谷幸司2018年三笠書房№830

本当の自分に出会えば、病気は消えていく -「あなた自身の人生」を生きていないとき、人は弱く、不調になる!-梯谷幸司2018年三笠書房№830

「自分の人生」を生きていないとき、
人は病気になる!
「本当の自分」のまま、
本来の「生きる目的」に沿って
生きる選択を取り戻したとき、
病気とは無縁になるのです。

「何のために病気をやめますか?」
死にたくないから?痛みから逃れたいから?
それでは病気はなかなかやめられません。
目の前の病気という問題を
回避する事だけに集中しているから。

病気は「敵」ではありません。
「本当の自分」からズレ

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ルポ スマホ育児が子どもを壊す 石井光太2024年新潮社№828

ルポ スマホ育児が子どもを壊す 石井光太2024年新潮社№828

現代社会が、成長段階の子ども達に
どんな影響を与えているか可視化しようと、
保育園から高校まで、
200人以上の教師に取材を重ねた衝撃のレポート。

■保育園
園から公園へ。
着いても、無表情で立ちすくむ。
彼らは外で自由に遊んだ経験がないので、
遊び方わわからない。
保育士が遊び方を教えるとするけれど、
自ら遊びを考えることがない。
・大人に余裕が無くなった、親の監督責任が問われるようになった

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おひとり農業 岡本よりたか2024年内外出版社 №825

おひとり農業 岡本よりたか2024年内外出版社 №825

「生きぬくために“買う”から“つくる”へ」全国各地で「自給農」を伝えている
無肥料栽培家、岡本よりたかさん。
彼のSNS(Facebook、Twitterで内容違う)での発信は
いつも気づきが多い。

最先端のITの世界から、
自然農の世界へ戻って来たよりたかさん。
私も戻りたい。
今は自然栽培学校に通っています。

自然栽培を学ぶと感動する。
昨今、菌・ウイルスを敵だとみなし、
殺せ!殺せ!撲滅

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