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エッセイ「人生、さんぽ道」

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人生、山あり谷あり回り道ばかり だけど振り返れば、案外楽しかったさんぽ道。 私が感じたこと考えたことを言葉に紡ぎたい。そんなマイペースなエッセイです。
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2023年8月の記事一覧

肯定も否定もせず、いいんじゃない?

肯定も否定もせず、いいんじゃない?

NHKの番組視聴で、受信料以上の価値を人生で最も享受している。

シナぷしゅが流れる地域、ではない我が家は、もっぱら毎朝毎夕Eテレタイムだ。

クックルン、はなかっぱ、こてつくん、色々あるが、やはり最強、おかあさんといっしょ。

毎日2回見てると、なんだか子ども以上に親が愛着が湧く。けけちゃまのLINEスタンプは即買ってしまった。

おかあさんといっしょには、月替わりの歌がある。

恐ろしいことに

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今でも、となりにトトロ

今でも、となりにトトロ

保育園に飾られているトトロを見て、
「ととと!」
と言っていた娘も今では
「ちっちゃいととろ!」「おっきいととろ!」と言うようになった。

私はトトロリアルタイム世代よりもう少し後の年代だが、それでも、金曜ロードショーの影響なのか、トトロはもう世代かの如く身近だった。

というか、夏休みに放送されてることが多かった(よね?)のせいで、トトロといえば夏!のイメージである。あ、でもあれかな。劇中も夏だ

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たっぷり寝たけりゃ心を満たせ

たっぷり寝たけりゃ心を満たせ

夏の初め、早起きチャレンジが地味によくて、今年の夏は続けてみようと思っていた。

が、かろうじてラジオ体操がボチボチ続いているものの、正直あんまスッキリ早起きできていない。

原因は単純で、夜寝るのが遅いから。

スマホをポチポチダラダラ見てしまい、布団の中で1時間経過もザラ。

ああ、もったいない…

と思いながらもやめられず。

よく眠れた日は、朝もわくわくするけれど、追い立てられるように布団

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ニュースの向こうの「誰か」の人生を想う

ニュースの向こうの「誰か」の人生を想う

ここ数年、ニュースを見聞きして、以前よりも心がざわつくことが多くなった。

きっかけは、育休。

普段ニュースを見ない時間帯にもテレビを見るようになり、世の中のニュースに触れる時間が多くなった。

その中でも、どうしてもネガティブなニュースには引き寄せられてしまう。

ふと、なんでこんなにもざわざわするようになったのだろうかと、考えた時があった。

自分なりの結論としては、ニュースの向こうにいる人

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お盆の情景

お盆の情景

幼少期の私にとって、お盆はおばあちゃんの家に帰れる、楽しみな日だった。

大人になった今、実家近くに住んでいるため、そんなワクワクさとは縁遠くなってしまった。

特に、ここ数年は社会情勢的にも大人数で集まりにくく、自然とみんな足が遠のいてしまったと思う。

だけど、今年は違った。

遠方にいる義姉と甥っ子姪っ子も久しぶりに帰ってきて、久しぶりの賑やかなお盆。

決して狭くはない義実家が、ぎゅうぎゅ

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駅の片隅で「弾き逃げ」してきた話

駅の片隅で「弾き逃げ」してきた話

昨日の続き。

今日こそは弾くのだ、と決めて今日もiPadを忍ばせてきた。

というか、結局昨日も眠気に負けて家でも弾けず、ここ数日家でも弾いてすらいない。

だけど、やると決めたらやるだけなのだ。

そうして意気込んで

今日はちゃんと、ピアノの前に座れた。

もう後ろは振り向かない。

どうせここは、改札が見えるとはいえ駅の片隅。どうせ誰も見ても聴いてもいないのだ。

ただ、自分との約束を守る

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ピアノの前に、座れなかった。

ピアノの前に、座れなかった。

仕事帰りに利用する駅に、今、ストリートピアノが置いてある。

保育園のお迎えのために時短で退勤した帰り道、横目にちらちら見ながら、過ぎ去ることもうすぐひと月。今週で設置期間が終わってしまう。

地方とはいえ、新幹線の始発終着になる、県名を冠したターミナル駅。

そして、私は社会人で再び暇つぶしに弾き始めた、ど素人の元エレクトーン弾き。ヘタウマならぬウマヘタである。

昨日の帰り道、思ったより人がい

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優柔不断のランチルーティン

優柔不断のランチルーティン

私は、それはもう筋金入りの優柔不断だ。

振り返ると小学生の頃、母親に繁華街に連れてってもらっても、買うものが決められず手ぶらで帰る電車の中で泣いていた。

大人になっても、仕事では企画職をしているにも関わらず、決断力がなくて石橋を叩きすぎ、タスクの進みが遅い。

決断力のなさでこの人生、何度悩んできたのかというぐらい、私の個性=優柔不断になっている。

子供を産んでワーママになり、さすがに時間が

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我が家の誕生日

我が家の誕生日

夫婦は、家族の最小単位の一つである。

とすると、結婚記念日とは、いうなれば家族の誕生日なのかもしれない。

先日、もはや何回目かも忘れた結婚記念日だった。

多分6周年ぐらいだと思われる。知らんけど。

結婚記念日、と聞くと、若かりし頃にはキラキラしたビジョンが浮かんでいた。

たまには子供を預けて、夜景の見えるレストランでおめかししてディナーとか。
sweet 10 Diamond とかいって

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